2023年04月30日

踊り場に飛び出して

さほど広くない階段をおりる。


それなりの蹴上げ、踏面を有していて
途中に踊り場も設けられている。

手すりもバッチリついている。



そんな階段の踊り場。



誰も踊りゃしないのだけれども
とにかく踊り場と称される場所に。



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配管が、生えている。


壁から生えてきて、床下へと通過する配管が。


保温材で巻かれているからして
給水か排水か、何らかの冷たいモノが通る管ではないかと
邪推する。
だから、記事カテゴリも「衛生設備」としてみた。

でも、実際のところ何なのかは、わからない。



四角い踊り場だから、
避難経路としての幅については
おそらく大丈夫だろう。
この程度の出っ張りであれば。



ただ、手すりを使う人にとっては
すこぶる邪魔な位置でもある。



どうしても、隠蔽にできなかった何らかの理由が
あるに違いない。


深刻な、やむを得ない事情かもしれないし、
しょーもない、どうってことない理由なのかもしれない。



こんなナゾのあふれる建物が
オモシロイ。
(「踊り場に飛び出して」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月29日

排気フードとか

立派な排気フードが
壁面に貼り付いていた。


23042901.JPG


排気ダクト、というよりも鉄板でザインされたものが
目を惹く造りである。



「やけど注意」の表示が目立つが
そして無粋でもあるが、
注意喚起は必要であって致し方ない面もあろう。



おそらく黒いチャンバー部分から壁の向こうへと
排気ダクトが伸びていることであろう。

あるいは、このまま煙突につながっていることも
無いとは言えないか。

全体像の観察をしないと、わかりそうにない。



そして、チャンバーの上には、二重ノズル。
これは吹出口に違いあるまい。

換気空気か空調空気か、
それには観察と考察が必要だ。



更に上に、四角い大きな制気口もある。

これも、何だろうね。



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たとえば、壁の向こう側に空調機があって
上の四角から吸い込んで加熱or冷却した空調空気を
壁面に並ぶノズルから吹いている、なんてことも
考えられなくもない。


ユニット形空調機か、パッケージ形空調機か、
ファンコイルなどの放熱器か、
そのへんはわからない。



あるいは、単に換気用の制気口であって
全熱交換ユニットの吸込みと吹出しであるだけで
空調は別に存在しているのかもしれない。



いずれにしても、この部分を見ただけじゃ、
わからないことばかりだ。


でも別に構わないのだ。
その考察を楽しむだけで。



何らかのクレーム相談だったりとか
改修案件だとか、
お仕事で無い限りは
別にどうだってよいのである。

勝手に、楽しむ題材としているだけなのだ。
(「排気フードとか」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月28日

つなげられていないアース

洗浄便座用の電源が
壁付のコンセントに差し込まれている。


だが、しかし。


23042801.JPG


せっかく、アース線があるのに、
緑色の線が出ているのに、
被覆を一部剥がしてまであるのに、
アース端子につなげられていないや。


哀れなことだ。



せっかく、そのための構造が存在していて
それを受け止めるためのシステムも構築されていて
なのになのに、それなのに、
繋げられていないなんて!



でもね、世の中、
そんなことはたくさんあるのさ。



「セーフティーネット」ってのは
じつにいろいろと用意されているのだ。

けれども、そのネットに到達できないまま
苦しみ続けるしかないような事例も多々あるのだ。
つながりさえすれば、
役割を果たせるのに。



建物の設備系には、
いろいろな省エネシステムや計測・監視・制御システムが
実装されている。

でもそのシステムが
実際の運用に適切に活かされていない。

だから、データの持ち腐れ、積ん読状態。
中央監視装置導入費用をドブに捨ててる感じ。

更には、それらのシステムを全く無視した魔改造(魔改修)により
意味不明と化した状態に。

こっちで暖めてあっちでは冷やして?
空調空気を効率よく屋外に排出?
ガラスで美しく構築した温室を一所懸命に冷房?



ホントのところは
そんなに難しいことではなかったりする。

ただ、ちょっと「知ってる」かどうか。

または「気づいてる」かどうか。



そのちょっとしたトコロを知らないor気づかないところに
課題があるのだけれども
一品生産品である「ケンチク」だと
残念ながら気づかれないことも多々あるのである。



ともかくも、せっかく有るなら、
アースはつなぎたいのだけれど、ね。
(「つなげられていないアース」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月27日

掘ってあります

雪に埋もれた屋外駐車場。


そこに設置されている、移動式粉末消火設備の周囲にも
容赦なく雪が積もる。


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が、埋もれたままではマズイのだから
日々、いつでも使用できる状態を保つべく
人の手を入れる必要があるのだ。


23042702.JPG


駐車場各所に点在するこれらを
1つ1つ手掘りしていかなくてはならないのだから
ご苦労さまである。



ノーメンテで済む設備なんて、
無いのであるからして。
(「掘ってあります」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月26日

郊外のバス路線

郊外を走る。


自分が、じゃなくって
走るのは自動車なのであるが。



と、道沿いに小屋がある。


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「バス待合所」とある。



周囲には、さほど人家もないこの場所に
どのくらいの乗客が来ているものなのか
通りがかりでは知る由もない。


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どのくらい、バスが走っているのだろう。

あまりにも気になってしまって、
ちょっと中を覗いてみることにした。


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おお。



多いと見るか、少ないと見るか。



実際の乗車率がどのくらいかわからないし、ね。



少子高齢化が進み
過疎化が激しく進行し、
赤字ローカル鉄道どころか
新幹線も、バス路線も、赤字まみれの昨今。


超高齢運転者による操作ミス、判断遅れによる交通事故も
後を絶たない。



自動運転車の共有による移動が可能になる日を
待つしかないような気がする。
(「郊外のバス路線」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月25日

WBCの残り香

「WBC」

野球のほうだ。ボクシングじゃない。


優勝記念として、プロ野球各球団の公式戦開催球場で
巡回展示が行われているようだ。


その1つ。



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伊藤大海投手と栗山英樹監督のグッズが並べられていた。



みんなのサイン入りユニフォームと、優勝メダル。


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正直、背番号以外の文字は判別できないけれども
ファンにとって、そして何より本人にとって
貴重な記念に違いない。


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アクリルケース内だと
うまく写らないけれども
優勝メダルも素晴らしい記念だろう。


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そこに至るまでの軌跡、
代表選出から、チーム作り、実戦における修羅場など
すべてが凝縮された形が、
この中に宿っているのである。



そして、監督。


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それほど大活躍することができなかった現役時代、
引退後は野球解説者、スポーツニュースのキャスターとして活躍し
コーチなど未経験でプロ野球球団の監督に就任。


そして、球団監督退任後に代表監督として再抜擢。


さまざまなストーリーが、後日談が、裏話が報道されているけれども
それはまあ、大変だったに違いないのだ。


それらすべての思いが詰まった、記念品。


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ある分野で結果を残した人たちには
そういう記念の品があるはずなのである。

モノとしての価値にとどまらず、
そこに至るまでのすべての想い。記憶。
それらが結実したという形。

本人にとって、かけがえのないものであろう。



ただ残念なことに、
そういう「想い」を、単なる「金づる」としてしか捉えられず
その所有者の自宅や実家などから盗み出す輩も存在する。


世の中、自分の都合だけで捉えてしまっていて
他の人々の思い出や悲しみ苦しみや時として健康や命など
知ったこっちゃない、という輩。


とっても残念なことではあるけれど
やはり一定割合は、そういう人物も存在するのは事実である。



たぶん、最近は報道が行き届くから知られるようになっているだけで
今までも数多くそういう事案はあったのだろう。



ただね、たぶん「ヒト」って、そういうものなのだ。



たとい他人のモノを盗むことは決してしない、
人の思いや心を大切に出来る人であったとしても
他の面では、あまり好ましくない面も持ち合わせているはずである。

「すべての面で素晴らしい」だけという人間は
おそらく居るまい。
むしろ、そういう存在は人間では無いような気がする。

まして、自分自身を正直に見ちゃうとね、
あんまり誇らしげにできるようなことは無いよね。

WBC戦士たちのように、
何か一分野で卓越した結果を残した人たちならいざしらず、
ワタクシのようになぁんにも残していない、達成していない、
建築分野の片隅の設備の、重層下請構造の最下層で蠢いている
そんな存在じゃあね。


ま、それでもね、
自分に出来ることを、なるべくやるだけなのだ。

たといたいした役に立たなくっても
何がしかの収入を得、
何がしかの消費をして、
わずかな税金でも納めていれば
一応社会を回す構成員としては
無意味ではないよね。


病気や怪我で支援を必要としている人たちに
社会保障を提供するための雀の涙の財源には
なっているよね。


そのくらいに考えておくことにするのだ。



「オマエ、生きてる意味ねーよ」

たとえ、そういう意見を眼前に突きつけられたとしても
それはその人の個人的意見として承るのみである。
それはそれとして、今できることをやるのみなのだ。

できないことは、できないのだから。


できることが増えるように、頑張れる部分があれば頑張るし
頑張れないところは仕方がない。



単純に、年俸ウン十億円ってスゴいなぁっては思うけどね。
(「WBCの残り香」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月24日

多目的トイレの配置

空いている施設があると、
多目的トイレを利用してみる。


配置など、参考にしたいからね。


ご迷惑をおかけしちゃいけないから
混んでいる時や、必要そうな人が見かけられる場所では
もちろん避けるのである。



結構な広さを持つ、多目的トイレがあった。


中に入ってしまうと
全体が写るようなアングルにはできないから
面ごとに撮ってみた。


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まずは、小便器とおむつ替えコーナー。


カワイイ幼児用小便器には手すりがついていて
大きな押し釦もついていて
専用のライニングも設けられている。

汚垂石が設けられているにもかかわらず
別途シートが敷かれている。

シート類の回収取替洗浄を外部委託しているなら
それも有りだろう。



おむつ替え台や、着替え台も備えられていて
幼児、乳児、大人それぞれの用足しや着替えにも
対応可能となっている。



大便器部分にも
いろいろな品々がこれでもかと並べられている。


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荷物掛け、くねくね手すり、シート除菌液、リモコン、幼児用便座、
はね上げ手すり、ベビーチェア。
呼び出しボタンは、衛生器具メーカーのものではなくて
玄関などに設けるインターホンタイプである。


ベビーチェアの説明書は、多言語表記。

ほんとうに、盛りだくさん。


衛生器具としてのサニタリーボックスではなくて、
市販のゴミ箱が置かれている。




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更に、幅は広くないものの、全身が映る鏡。

そして、オストメイト対応の汚物流しユニット。
ユニットは、カタログが新しくなるたびにちょっとずつ変わる。
最初の頃と比べると、かなり省施工・省スペースである。
値段はどんどん上がっている気がするけれど。

サニタリーボックスは、この脇に置かれている。



入り口脇に、手洗いがある。


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L103などのような、車椅子専用の洗面器は
設けられなくなってきた。

時代の流れ、であろう。


傾斜鏡も、見なくなった。

大きな鏡にして、車椅子よりも高い目線でも
利用できるようになっている。

傾斜していると、普通に立っている人間には使えないから。


コロナ以降使用停止されていたジェットタオルも
復活しつつある。

ジェットタオル停止にともなって付加されていた
ペーパータオルは、今後どうなっていくことやら。



洗面器に電気温水器がつくのも
珍しくなくなった。


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給水接続、給湯栓への接続、逃し弁排水の接続など
これも少しずつシンプルに、省施工タイプに
変わってきている。



汚物流しユニットには
電気温水器が内蔵されているかな。


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あんまり冷たいと困るし。
費用はかさむけれども、目的を鑑みると致し方ない。


現代は、
人工肛門装着者が結構多いのである。

だから、この設備があることで
助かる人が少なからずおられるはずだ。
外見からは健常者と違いが無いので
縁の無い人にとっては意識することも無いのだろうけれど。


それにしても、ほんとうにコンパクトになったものだ。



ちょっと、天井面も見てみる。


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センサーと感知器とダウンライトと、吸込口。

天井扇でないところをみると
ダクトファンが天井内に納まっていることであろう。
だから、天井点検口も必要となる。



この多目的トイレ一式で
おいくらになるだろう。


内装や自動ドアを除いても
ウン百万かかりそう。


メニューが増えれば増えるほど
費用もぐんぐん増えていくので
何をどこまで用意するかの検討は
大切なのである。
(「多目的トイレの配置」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月23日

どっち向きが正解?

室外機が並ぶ、外壁沿い。


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1台だけ、上方に被せられた防雪フードの向きが
違うんだけど。



排熱を効率よく外気に放散させたいのであれば
手前向きに設けるのが良いのだろうし
壁面に向かって吹き付ける吹雪などに対抗しようとするならば
外壁面に向けて設けるのが良いのだろうし。


外壁の方位と冬期季節風の風向によって
考え方があろうかと思うのだけれど
「どっちも」っていうのは、アリなんだろうか。



どっちかに揃えたいような、
どうでもいいような。



期待した機能を果たすことさえ出来るなら
まあどっちでも構わないんだね。
(「どっち向きが正解?」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月22日

キミは何?

外壁から生えている、キミ。


キミは、誰? 一体、何?


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エルボ返しして、先っぽをちょっと広げてあって。


下方には、受け皿があって。



がっつりと鋼管フランジで接続されているところを見ると
単なる換気ダクトとは思えない。

煙道、というわけでもなさそうだ。
下向けちゃってるし。

「受け皿」に排水管がつながっているでもなく。


ちょっと写りが悪いけれども
下部はドライエリアである。



一体全体、キミは何なんだろうね。

ここから毎朝、卵でも生まれてきたら
面白いんだけれど。
(「キミは何?」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月21日

できたてボールパーク

高等学校のすぐ隣に
でっかい施設が建った。


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何でも、移転して来たそうなのだ。


それまでの本拠地の、曲線的なシルエットとは対照的に
直線的な、角張ったフォルムを示す、その施設


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標識があるが、そこに日本語は無い。


23042103.JPG



アクセスやら客の入り具合やら
何よりも本拠球団の戦績やら
さまざまな「問題点」が報道されているけれども
まあとにかく見ても聞いてもいないモノに対して
勝手な想像だけで云々言うのも何だから
まずは見てみるべし、なのである。



詳細は、また、おいおい。



ここに至るアクセス向上のために整備された道路上にある
マンホール蓋は、特注品である。


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市道のはずなので、この費用は市で持ったのかな?

それとも球団から少し出てる?



消火栓も、球団仕様である。


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結構徹底されている感じ!



いろいろ改善を要する部分も多々あるようであるが
移転前の本拠地における課題の解決を図るべく
多くの知恵を絞ったことは感じ取ることができる。


基本的に「前例」の無い建築物の場合には
後から後から課題が噴出するのは仕方がない。


ベータ版だと割り切って、徐々に改善していくのが良いのだろう。


住宅だって、よく言われるのだ。

「3棟建てないと、なかなか思うような造りにはならないよ」って。


そして、生涯で3棟も自宅を建て替えられるような経済力を持つ人物は
それほど多く居るわけではない。


もう7〜8年前も前から、球団社長が全米各地の球場を視察するなど
アクションは始めていた そうなので
きっとだんだん良くなっていくはずだ。



ただ、これだけは言える。

野球を観戦するという観点では、
札幌ドームよりも格段に良い。

(飽くまで、個人的な意見です)


そもそも、野球観戦以外の要素を盛りに盛っていく施設群である
ということなので、今後に期待しても良いのではなかろうか。
(「できたてボールパーク」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月20日

簡易水栓

ちょっと郊外にある、トイレ。


いや、「ちょっと」じゃあない。

「かなり」な郊外。


郊外って言うよりも、農場の中みたいな感じ。



そんなところに設けられた、トイレ。


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一見、フツーのトイレにしか見えないし
まあその通りではあるのだけれども。



立地場所からして、
公共下水道なんていう代物は存在しない。


だから、ほんとうにフツーの便器を据えたのでは
排水処理に困るのである。



だから。


23042002.JPG


排水口部分に、フラップがついている。


簡易水栓方式の便器である。



この先は、確認していないけれども
浄化槽へと導かれているに違いない。



都市部に生活している方々にとっては
見慣れないものかもしれない。


公共下水道の普及率もかなり高いから
それほど見る機会も無いかもしれない。



それでも、人口比では少ないものの
面積比でいけば結構な領域に公共下水道が無くて
簡易水栓便器プラス浄化槽の組み合わせで
処理されている場所も少なくないのだ。



フラップ弁付きの簡易水栓便器を見かけたら
ちょっと観察しておくのがお薦めなのだ。
(「簡易水栓」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月19日

翼竜舞う天井

博物館的な施設の天井面は
こんな感じの格子状になっていたりする。


23041901.JPG


翼竜やら、なんとか竜やらの骨格標本が並び
何やかや装飾モノも吊られている、そんな天井。



ん、元気な翼竜(の模型)。


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の、向こう側が、気になる。



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翼竜も良いんだけれども、
その向こうの天井の、更に向こう。

「天井内」の部分である。



黒く塗られているから目立たないけれども
構造的な梁やら、
設備的な配管やらケーブルやら
そういうものがぼんやりと見えてくることだろう。



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斜めに見たのでは、照明器具ぐらいしか
見えないのだけれど。


でも、よぉく見ると
真っ黒なダクトが見えてくるでしょ。


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人の居ぬ間を狙ってフラッシュを焚くと。


23041906.JPG



エアコンの室内機まで、入ってる。



格子天井下の空間にも
しっかりと空調空気が届いていますかどうか。


ま、冷房の冷気は密度が思いから下まで来そうだ。
問題は、暖房時だね。
(「翼竜舞う天井」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月18日

LEDによる間接照明

間接照明がいたるところに使用されている。


蛍光灯か白熱電球しか使えなかった時代とは異なり
ありとあらゆる場所で気軽に使用できるようになっているから。


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蛍光灯サイズの制約が無いから、
いろんな表現ができるし、
天井の折り上げ加工も小さくて済む。


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ランプの交換っていう行為が不要だし。基本的に。



ユーティリティーも、この通り。


23041803.JPG


ダウンライト(?)もミニサイズで設けられる。

何なら調光だって、調色だってできる。



何をどのように使用するとどんな効果になるのか
経験と実績を経ないと
なかなか想像だけでは計画が難しいだろう。


もっとも、今どきだから
CGシミュレーションもできるから
だいたいの様子は事前にわかるだろう。



あとは、実際の空間についたときに
どのくらい「しっくり」来るかどうか。


「照明コンサルタント」という分野が
ますます重宝されるのかもしれない。



ところで、
「間接照明」って打ち込もうとすると
「関節証明」って出てしまうのは、なぜ。


google日本語入力を使っていると
より多くの人々に使用される変換候補が
真っ先に出てきてしまう。

世間に負ける用語の場合には
単語登録してしまわないと、いちいち引っかかるのかもしれない。
(「LEDによる間接照明」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月17日

埋まってる

壁の中に配管が埋まってる……?


23041701.JPG


配管も保温材も埋め込んであるのか
配管だけ埋め込まれかけている様子なのか
いまいちわかりかねる部分もあるけれど、
タイルに半分埋まってる感があるよねぇ。


最初っからこうだった筈はなかろう。

改修でやむをえずこうなってしまった、と。


床に見切りがあるのが、ちょっと気になる。
(「埋まってる」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月16日

通気管のてっぺん

パイプシャフトの扉を開けると
そこに並ぶ3本の配管。


23041601.JPG


しかも、この3本は接続されている。



一番右側の太いのは、
下階へと続く排水立管。


排水管なので、保温材(防露材)が巻かれている。



左の2本は、耐火二層管のようだ。

そして、用途はループ通気管。



衛生器具のあふれ縁よりも高い位置まで立ち上げてから
排水主管の上部をそのまま伸ばした
伸頂通気管へと接続されている。

排水系統の最上部は
たいていこのようになっている。



伸頂通気管は、このあと?


23041602.JPG

(PS内を下から上へ見上げた写真)


そのまま上方まで立ち上げられて、
最終的に外壁を貫通し大気開放される。


そういうものと、相場は決まっている。



各階同じ位置に水回りがあるような配置の場合
その部分に設けられるパイプシャフトの最上部は
たいていこんな感じになっているのだ。
(「通気管のてっぺん」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月15日

ヒーティング熱源機

冬のとある日、
外でこっそり働く機械が。


23041501.JPG


上方に降雪センサーを従え、
黙々とはたらく。


よく見ると、もくもくと水蒸気(&二酸化炭素)も
出ている。



そう。

ヒーティング用の、熱源機である。



そう、書いてあった!

23041502.JPG


排気口は、こっち側にあったか。



この熱源機、なんとなく、後付っぽいかな。

ガス管の外壁貫通部が
そんな感じに見えるかな。



リンナイさんの製品である。


23041503.JPG


ヒーティングで融かさなくちゃならないから
当然のことながら不凍液回路である。

本体が凍ってしまったら目も当てられないし。



ただの水と不凍液とでは若干熱容量が異なるので
熱計算上少〜し考慮すると良い、らしい。

ま、そりゃそうだ。
性質の違う熱媒で熱を運搬しようってんだからね。


家電の一種的な感じで
警告や注意がしっかり書いてある。



23041504.JPG


外壁から
温水(不凍液)出入口とガス管、
電源、信号線が生えてきているけれども
電源と信号線との扱いの違いが大きくないかい?



片や、屋外形コンセントに、プラグを差し込むだけ。

片や、ステンレス製の屋外防水型プルボックスに
防水プリカチューブ。

電源も一緒にまとめちゃえば、っていう気もする。



何の事情も知らずに好き勝手なコメントを入れる
しょーもない記事なのである。



電気やガスにフレキを使っている以上、
温水管もラッキングの下はフレキなんだろうね、
たぶん。



ちょっと、上から見てみる。


23041505.JPG


ちゃんと基礎を据えて、
ボルトナットで留めてあって
配管もステンレスラッキングで
いかにも公共仕様って感じ。



新設だとFF式にして屋内に据えることも多いかな。


増設だと、こうやって外に置いたり
物置流用の機械室内に納めたりするかな。



「こう」という決まり事が有るようで無いので
設計者・施工者のセンスが顕になるような気がする。



……設計者は関わってないかもしれないけど。
(「ヒーティング熱源機」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月14日

でっかいガスタンク

ホントの、球形の、巨大なガスタンクじゃないんだけど。


32041401.JPG


それでもこのサイズはあんまり見ないかなぁって。


このLPガスタンクの本体や配管に何かあって
出火してしまった際に
はてさて、あの消火器で何とかなるとは思えないけれども
とにかく「危険物」だから、設置義務があるんだろうなぁって。


「機械室」と書いてある小屋は
何だろう?


べーパライザーか何かが入ってるのだろうか。



50kgボンベを並べるほかに、
バルクタンク方式のガス供給も増えてきたけれど
こういうサイズはそうそう有るもんじゃないだろう。


普通の水系タンクとはずいぶんと違った
配管やらシステムやらになっていることだろう。


「建築設備設計」として関わることは
無いんだけれども。
(「でっかいガスタンク」おわり)
posted by けろ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月13日

スイッチの列

ソファのうしろに
なんかたくさんあるっ!



23041301.JPG


1個1個、間隔も高さも微妙にずれてるスイッチが
8個も並んでいるではないか。


ランプ付のやつは
たぶん換気か何か用なんだろうね。


それ以外は、照明用かな。



毎日使っていればそのうちに覚えられるのかもしれないけれど
初見では絶対無理だし、
慣れるまでは試行錯誤をひたすら続けるしかない

……から、ちっちゃく表示を貼り付けてある。


23041302.JPG


そりゃ、これが無いとホント困るだろうから。



ワイドスイッチだと、
それなりに表示できるから
便利なんだけど。



後から後から増えたのか、
最初からこうだったのか、
ちと、気になるところではある。
(「スイッチの列」おわり)
posted by けろ at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月12日

天吊ファンコイル

部屋の隅に設置されていた放熱器に
目が留まる。


23041201.JPG


天吊形……?



床置形と天吊形とがほぼ同じってやつだね?

なかなか、興味深いものを見つけた。



当然、「どうなっているか」を
見える範囲で見てみたくなる。


で、裏側をば。



23041202.JPG



ほっほっほ。


こんなふうになっているのねん。



冷温水の往・還管は、保温材共巻状態だ。

蝶ネジのように見えるのは、
コックかボールバルブか。


ちょっと苦しい曲げ方になっているだろうか。



ドレンアップなどというモノは無いから
そのまま自然勾配で隣室へ。

壁の向こうがどうなっているかは
わからない。



天吊形って、数があんまり出ないからなのかなぁ。

床置形をそのまま吊ってる感がありあり。


エアコンの天吊形くらいの形状には
してみてほしいのだけれども。
(「天吊ファンコイル」おわり)
posted by けろ at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月11日

設備と管理 2023年5月号

本日は、「設備と管理」2023年5月号の発売日。



230411.png


そこいらじゅうにあるのだけれども
一つ一つ、みんな違って、みんなイイ!

そんなモノたちについて。



マニア目線で。


……って、ワタクシはいつだって
そうなのでしたね。
(「設備と管理 2023年5月号」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備と管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする