ちょっと気を遣うかもしれない。
木目調の天井仕上材なのであれば、
換気や冷暖房の制気口だって
なんとなく気を遣う。
標準色アイボリーでいいやってわけには
いくまいて。
本当の木目枠にしないまでも
似た色にしておくのが無難だろう。
照明器具も、
木枠に障子……っぽい雰囲気にしてある。
フツーの洋室よりは
ちょっと余計に費用をかけてる感じかな。
スイッチ類も、何かする余地はあるだろうけれど
ここでは一般的な新金プレートであった。
ずっと昔から「新金」とは呼ばれてるけど
いつまで「新」なんだろうかね。
新大阪とか新横浜とか新幹線とかそんな感じで、
いつまで経っても「新金」なんだろうね。
何とかギリギリプレートが納まる隙間が
確保されてる感じ。
意図してこうしたのか、
たまたま何とかなったのか。
たぶん、何らかのストーリーがあったのだろう。
ちょっと色合いの似た
樹脂プレートっていう手もあっただろうけど。
洋室よりは、
何か気を遣ってる感じが
興味深い和室なのだ。
(「和っぽい設備」おわり)