最近はデザイン性を追求されることが少なくない。
数十年ほぼ見た目の変わらない
旧態依然のコンベクターやファンコンベクターはともかくとして、
天井カセット形機器のパネルや
パネルヒーター、
リモコンスイッチなど、
プロダクトデザインが徐々にではあるが
改善されてきつつある。
家電製品や自動車などと比べると
全然に感じるかもしれないけれど
顧客が直接購買するようなものではないので
仕方がない面も無きにしもあらず。
既存品のデザインが気に入らなければ
特注で作ってしまえ、という向きも
ないわけではないが、
コストに直結するので
どのくらい力が入っているか、
予算を振り分けられるか、
そこんとこ次第である。
とある、壁面にあったスイッチ。
上のやつは、ファンコイルのリモコン。
古い古〜い時代のものにくらべると
かなりスマートである。
下のタンブラスイッチは
照明器具用、なのだろうか。
てきとうにパチパチいじってみて
何がどうなるか試してみるしかない。
が、目立つところの照明じゃないと
よくわらかんぞ!?
別の面についているスイッチ類も
なかなかに難しい。
上のやつは、床暖房の操作用リモコンのよう。
そもそもあんまり見かけないやつだ。
きっと誰にもわからないから、
日本語と英語の表示用シールが貼られている。
それでも、
表示の意味も、操作の仕方も、
なかなかわかりにくい。
いや、わからん。
辛うじて、ON−OFFがわかるのみ。
ま、それで良いのだろうさ、たぶん。
となると、液晶付きのリモコンである必要は
あるのだろうか?
下のやつは、
これも良くわからん。
ってことで、換気用のスイッチだけは
表示を後付けしてあるようだ。
なんにも無いと、
本当になんにもわからんよ。
真っ白な壁に
真っ白なスイッチ。
おしゃれ、なのかもしれないけれど
わからん、っていうのは構わないんだろうか?
あんまりゴテゴテ表示をつけるのは
みっともないかもしれないけれど
最小限の表示は欲しい気がするんだけど。
そんなの、ダサいのかなぁ。
今の時代、そういう感性なのかなぁ。
いや、むしろこんな直接的なスイッチじゃなくって
タブレットやスマホで全部操作できちゃうのが
当たり前っていう感覚になっていくのかなぁ。
このへんの移り変わりは
かなり大きくて速い。
しっかりついていかないと、
商売上がったりになってしまうかも。
……人手不足、なのにね。
(「表示はダサいの?」おわり)