なかなか、堂々としている。
そして、屋根付きになっている。
雪が積もった時に、
給油口や通気口を塞がないように。
油面計が埋まって見えなくならないように。
そんな目的なんだろう。
ただ、よく見かけるものは
屋根が斜めになっている。
そのほうが、雪が落ちやすそうだし。
でもここのやつはほぼ水平だ。
それほど雪が積もらない場所なのかな。
給油口部分も、油面計部分も、
また灯油の取り出し管の部分も、
ずいぶんと厳重な造りになっている。
がっちりガードしてある感じ。
ひと冬に、「灯油盗まれた」という報道は
ちょくちょく耳にするから
このように対策しておくに越したことはない。
結構費用は余計にかかるけどね。
こういう対策の無いタンクも多く見かけるから
対策してあれば、盗まれにくいだろうことは予想できる。
「念のため」は、大事なことだ。
あるいは、これらの対策を見て
盗みを思いとどまるとしたら
犯罪を犯さなくて済むのかもしれないし。
ま、そんなのお構いなしに
ここがダメなら他の標的を探すだけの輩もいるだろうけど。
脇の盤は、タンクとは関係ない。
「レントゲン盤」と書いてあるね。
集団検診などでレントゲン車に電源を供給できるように
設けられている盤なんだろう。
当然、電気も盗まれたくないから
カギがかかっている。
タンクと盤、関係ないとは言え、
この近さは少々気になるなぁ。
気持ち的には、
もうちょっと離れた場所に設けたかったような気がするんだ。
どうかな?
(「屋根のあるタンク」おわり)