2023年02月03日

壁ヲ這フモノタチ

建物どうしの隙間は、
時として、ワンダーランド。



あちこちから「目障りだから隠れてろ」と追いやられた
いろいろな設備モノたちが
ぎゅうぎゅうに押し込められていることも、ある。



とある、2棟の隙間。



22020301.JPG



灯油タンクが3基、
ビタビタにくっついて並んでいる。


開口部のすぐ近く。

通用口もすぐ脇にあって、
危険物に関するいろんな法令や条例に
ひっかかるんじゃないかと思しき
そんなタンクの設置状況。



ま、消防の方々も限られた人員でやりくりしているし、
どこもかしこも好き勝手に改修をやりやがるから
どうにもこうにも手が回らないことであろう。



壁を這う、冷媒管やら電線管やらいろんな長モノたち。

冷媒管の屋内への導入部分が、ちょっと独創的かも。



ルームエアコンの室外機は
部屋ごとに壁掛け設置であるようで。
上の方の機器には寄り付けないから
まずもって、ほぼノーメンテ。


いや、寄り付けたとしても
たいていは、ノーメンテ。



これが建物正面玄関の面なんかだったら
えらいこっちゃだけれども、
こういう隙間なんだったら
ま、どーでもいいよね。


機能を果たすことさえ出来るなら
それでいいんだもんね。



防火とか耐震とか、
安全に関わる事項と、

雨とか雪とか水害とか、
気象による弊害を避けることと、

ある程度メンテを必要とするモノであれば
それが可能な状況を用意しておくこと。


それくらいは、せめて確保してあれば
良いんじゃないかしらん。



蔦が外壁面を覆い尽くすように、
徐々に設備機器類配管類が
壁面を覆い尽くす、なんていうことは
たぶん無いんだから。
(「壁ヲ這フモノタチ」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする