2023年02月28日

存在に気づきにくい?

白い面が主で、一部黒い溝がある仕上げの天井。


23022801.JPG


ダウンライトや非常照明、吹出口、スプリンクラヘッドなどが
レイアウトされている。



天井が高くなっている部分には
風速を上げて給気できるように
ノズル状の吹き出しも設けられているようだ。


23022802.JPG


よぉく見ないと、見落としそうかも。


単体では目立つはずの大きな吸込口も
うまく梁型っぽい場所に仕込んで隠してある感じ。



意識している感じがするなぁ。



ダウンライトの輝度が結構あるものだから、
ノズルがうまく写らない。


23022803.JPG


そのくらい、存在感を消している。



「なんか邪魔だから、とりあえず隠せ」



というんじゃなくって、
建築の仕上げと設備のシステムを理解した上で
イイ感じで嵌め込むことができたら
いろんなところがスッキリしそう。
(「存在に気づきにくい?」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月27日

改修感あふれるブース

外出先にて、ちょいとトイレを拝借。

もちろん訪問者用に設置されているトイレであって
不法侵入じゃないよ。



なんか、「改修しました」っていうのを
すごくアピールしているような
そんなトイレブース内。


23022701.JPG


なかなか、賑やかだなぁって、思いません?



配線をモール内に納めるのはわかるのだけれど
それが結構目立っちゃってる感じ。



23022702.JPG


洗浄用のセンサー、
本来は埋め込みボックスにて設けるものなのだけれど
ブース自体は改修しないことにしたからなんだろう、
露出ボックスに取り付けられている。


だいぶ、苦労したんだろうなぁ。



センサーフラッシュバルブの配線は
こういった形でまとめた、ということ。


23022703.JPG


普段は隠れて見えなくなってしまう部分だから
これはこれで嬉しいかも。

こんな状態を嬉しがる変人はは
そんなに居ないだろうけど。



「こんなつながりなんだねぇ」

意識するには、ちょうど良いじゃない。



そして、センサー部。


23022704.JPG


やっぱり露出ボックスに取り付け。


いろんな取り合いがあるからか、
コンセントは思い切り離して設けてある。

露出ボックスだし、
隅っこにあったほうが間違い無いよね。



メタルモールの色を
多少変えても良かったのかもしれないけれど
ま、こういう状態も「アリ」なんだと思う。

ちょっと仰々しいけどね。



フツーは、樹脂モールで済ませるんだろうなぁ。
(「改修感あふれるブース」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月26日

掃除して欲しいなぁ

ときどき、上を見上げるのだ。


そして、気になることも、
たまにあるのだ。


23022601.JPG


ここまで成長するのに
どのくらいの年月を要したんだろう。



誰も、だあれも、
「そろそろ、掃除しようか」って
言ってくれなかったんだろうか。



「まだまだ、塊がボタボタ落ちてくるほどじゃないから大丈夫」

そんな感じ?



「えっ? そんなもの、有った?」

存在無視な感じ?



「うちの管轄じゃないから」

縦割りな感じ?



「予算が無いので」

すべては金欠のせい?



「特に不都合がないし」

楽観視な感じ?



そろそろ、どうかな?

キレイにしたからって、
バチは当たんないよ?
(「掃除して欲しいなぁ」おわり)
posted by けろ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月25日

隠れてる冷却塔

タイル貼りの外装があって、
躯体の下面になった部分の劣化が目立つなぁと
思ったのである。


どうしても雨だれなどがついて
かといって、上面のように笠木や防水があるわけでもないので
塗装などの仕上げがどんどん劣化していってしまう。

冬は凍ったりするんだろうし。


建築の外装も、いろいろ大変だなぁと
他人事のように思っていたのだけれども。


23022501.JPG


おお、向こうにおはしますは、
天下の冷却塔殿ではござらぬか。

角型でござるな。

モーターへと延びる電線管のプリカが見えて
ようやく気づいたくらいにして。


もっと近づけてから、
もちょっとたわみをもたせて設けないかな?

そんなことも思ったりして。



ま、100人いたら100人とも、
存在には気づかないことだろう。

それで、いいのだ。



ギョーカイの人間だけが
「あるなぁ」と気づくだけなのだ。
(「隠れてる冷却塔」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月24日

しやすくなった間接照明

ほんと、間接照明の表現力が
劇的に上がった。


蛍光灯か電球しか無かった時代には
かなり納まりに苦労していたことだろう。



でも、どーよ。


今は、簡単にできちゃう。


23022401.JPG


こんなところに蛍光灯を仕込むなんて
出来なかったよね。

破損の恐れや、
発熱の対応など
大変だったもの。



LED照明による表現の選択肢は、
内部外部問わずに格段に増えたのである。


これから更に、
素子のポツポツが全く見えなくなって
完全にライン状に発光できるように
なったりしていくんだろうな。
(「しやすくなった間接照明」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月23日

表示はダサいの?

建築設備でも、
最近はデザイン性を追求されることが少なくない。


数十年ほぼ見た目の変わらない
旧態依然のコンベクターやファンコンベクターはともかくとして、
天井カセット形機器のパネルや
パネルヒーター、
リモコンスイッチなど、
プロダクトデザインが徐々にではあるが
改善されてきつつある。

家電製品や自動車などと比べると
全然に感じるかもしれないけれど
顧客が直接購買するようなものではないので
仕方がない面も無きにしもあらず。



既存品のデザインが気に入らなければ
特注で作ってしまえ、という向きも
ないわけではないが、
コストに直結するので
どのくらい力が入っているか、
予算を振り分けられるか、
そこんとこ次第である。



とある、壁面にあったスイッチ。


23022301.JPG


上のやつは、ファンコイルのリモコン。
古い古〜い時代のものにくらべると
かなりスマートである。


下のタンブラスイッチは
照明器具用、なのだろうか。



てきとうにパチパチいじってみて
何がどうなるか試してみるしかない。

が、目立つところの照明じゃないと
よくわらかんぞ!?



別の面についているスイッチ類も
なかなかに難しい。


23022302.JPG


上のやつは、床暖房の操作用リモコンのよう。

そもそもあんまり見かけないやつだ。

きっと誰にもわからないから、
日本語と英語の表示用シールが貼られている。

それでも、
表示の意味も、操作の仕方も、
なかなかわかりにくい。

いや、わからん。


辛うじて、ON−OFFがわかるのみ。

ま、それで良いのだろうさ、たぶん。
となると、液晶付きのリモコンである必要は
あるのだろうか?


下のやつは、
これも良くわからん。

ってことで、換気用のスイッチだけは
表示を後付けしてあるようだ。



なんにも無いと、
本当になんにもわからんよ。



真っ白な壁に
真っ白なスイッチ。


おしゃれ、なのかもしれないけれど
わからん、っていうのは構わないんだろうか?



あんまりゴテゴテ表示をつけるのは
みっともないかもしれないけれど
最小限の表示は欲しい気がするんだけど。


そんなの、ダサいのかなぁ。

今の時代、そういう感性なのかなぁ。


いや、むしろこんな直接的なスイッチじゃなくって
タブレットやスマホで全部操作できちゃうのが
当たり前っていう感覚になっていくのかなぁ。


このへんの移り変わりは
かなり大きくて速い。

しっかりついていかないと、
商売上がったりになってしまうかも。


……人手不足、なのにね。
(「表示はダサいの?」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月22日

使えなくはないんだけれど

バックヤードにも、
コンセントは設けられている。



バックヤードだから、
いろんなモノが置かれていたり、
パイプシャフトがわりにいろんな配管が
通されていたりする。



配管屋さんと電気屋さんとでは
別々に作業に入るから
時として干渉してしまうことも有り得る。


23022201.JPG


並んだ立管の隙間を縫う位置にある、
コンセントなのだ。



いちおう、間隙に存在しているので
コンセントとして使えない、という事態には
ならずに済んでいる。


ああ、良かった。



配管と壁との間にも
ある程度隙間があるし、
実用上は問題ないでしょ?



23022202.JPG



使いやすいかっていうと、
「やすい」とは言えないだろう。


でも使えないわけじゃないから
文句を言うほとでもないだろう。



いやむしろ、
ここに立管が並んでいるお陰で
この面にダンボールなどが積まれる心配が無いから
コンセントも行方不明にならずに済む。



じつは、この配置こそが
正解なのかもっ!?
(「使えなくはないんだけれど」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月21日

自動エア抜き弁

内部に水が充満されている配管では
水中に溶け込んでいた気体が泡となって出てきて
「エアがみ」することがある。



そうなりやすい、システムの最上部には
その「エア」を抜くための装置を設ける。



単にバルブをつけて、
手動でちょちょっと開いて抜くこともできるし
自動で抜ける装置を取り付けることもある。



「自動エア抜き弁」というやつだ。



小さいものから大きなものまで
いろんなタイプがある。



中にゴミが噛んでしまったら取り外して清掃したいから
手前にバルブをつけておいたほうが良い。



こんな感じになる。


23022101.JPG


手動弁には「常時開」の札がかかっているけれど
普段は閉められていることも多いだろう。




「自動」エア抜きで、手前のバルブも開であれば、
配管頂部にエアが溜まると
都度ブシュブシュと排出されることになるはずだけれど
上の写真では排出用のパイプが接続されていない。

ってことは、普段は排出部は閉塞されていて
自動では出て来ないってことなのである。



施設ごとに状況がさまざまだから
そのあたりは施設管理者が適切にやるのが良いのだけれど
「適切に」設備系が管理されていない施設も少なくない。


造られた以降は、基本的に放置される。


望ましくはないが、結構一般的であったりする。
特に小規模な施設ほど。



「そんなもの」


という前提で造ったほうがいいんだろうけど
適切なメンテをすることで
寿命も延びるしトラブル防止にもなることは
言うまでもない。


自動車だって工作機械だって
メンテしなくちゃ早晩ダメになるからね。


そういう意味では、建築設備って
結構頑張っているんじゃないかって思う。


一品生産モノのメカなのに
ノーメンテでも何とかなってるっていうことなんだから。
(「自動エア抜き弁」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月20日

ケーブル支持材じゃない

パネルヒーターは、
暖房用の機器である。


内部に温水を流すことによって
室内に熱を放出する。

そういう、放熱器である。



温水を流す関係上、
パネルヒーターには温水往管と還管とが
接続されている。


流入側には、サーモバルブなどの調節弁が
流出側には、リターンコックなどの弁が
設けられるのが一般的。



配管ルートをどのように取るのかについては
建築的な内装や構造(主として下部の梁)によって
さまざまであったりする。



そうなのだ。



暖房機器なのだ。



決して、決して、
ケーブルを支持するための部材では、ないのだ。



23022001.JPG



(「ケーブル支持材じゃない」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月19日

割れてるガードプレート

残念なガードプレートである。


23021901.JPG



一体、どうした!?



何かがぶつかったのか、
酷いことになっているではないか。



キー付だけど開けたいから
無理やりこじ開けた、ってわけじゃないよね? ね?



現状では、ロックされていない状態だった。

ま、これだけ割れていたら、
ロックをはずせてしまうようにも思うけど。



23021902.JPG



屋外コンセントなんだ。

盗電に、ご注意。



それにしても、
カバーのみならず
躯体(表面のモルタル)にも
結構なヒビが入っている。



不同沈下?


地震?


大型車衝突?



壁とカバーとは
無関係なんだろうけど。
(「割れてるガードプレート」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月18日

屋根のあるタンク

灯油タンク。


なかなか、堂々としている。


23021801.JPG


そして、屋根付きになっている。



雪が積もった時に、
給油口や通気口を塞がないように。

油面計が埋まって見えなくならないように。

そんな目的なんだろう。



ただ、よく見かけるものは
屋根が斜めになっている。

そのほうが、雪が落ちやすそうだし。


でもここのやつはほぼ水平だ。



それほど雪が積もらない場所なのかな。



給油口部分も、油面計部分も、
また灯油の取り出し管の部分も、
ずいぶんと厳重な造りになっている。

がっちりガードしてある感じ。



ひと冬に、「灯油盗まれた」という報道は
ちょくちょく耳にするから
このように対策しておくに越したことはない。


結構費用は余計にかかるけどね。



こういう対策の無いタンクも多く見かけるから
対策してあれば、盗まれにくいだろうことは予想できる。

「念のため」は、大事なことだ。



あるいは、これらの対策を見て
盗みを思いとどまるとしたら
犯罪を犯さなくて済むのかもしれないし。



ま、そんなのお構いなしに
ここがダメなら他の標的を探すだけの輩もいるだろうけど。



脇の盤は、タンクとは関係ない。


「レントゲン盤」と書いてあるね。


集団検診などでレントゲン車に電源を供給できるように
設けられている盤なんだろう。


当然、電気も盗まれたくないから
カギがかかっている。



タンクと盤、関係ないとは言え、
この近さは少々気になるなぁ。



気持ち的には、
もうちょっと離れた場所に設けたかったような気がするんだ。


どうかな?
(「屋根のあるタンク」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月17日

防火上主要〜貫通

建物にとって、火災対策はとてもとても重要だ。


過去、幾多の火災があって
それによってどれだけの犠牲者が出てきたことか。


昔むかしの竪穴式住居から始まって、
なんとかの大火と呼ばれる大火事も数限りなくあって
現代もまた、どこかで必ず火事の報を耳にする。


「消防署」という専用の部署があって(救急も取り扱うが)
消防庁というこれまた専門の官庁が存在している。



火事と喧嘩は江戸の華


なんて言われたかもしれないが、
競って消火にあたることを奨励して
とにかく火災による被害を減らそうと
努めていたのである。



そして現代の建物においても、
重要であり続けている



とある、天井の中で。


23021701.JPG



天井内のコンクリート壁を
ケーブルが貫通している。
貫通箇所は金属電線管を埋めてある。



廊下と室とを隔てるこの壁は
「防火上主要な間仕切壁」であって、
「114条区画」とも呼ばれる。


「防火区画」とは違うのだけれど
防火の処置が必要となる壁なのである。



建設当初は、すべての貫通部が
このように対処されているが
時として改修工事などでその存在が見落とされて
貫通処理をしないままになっていることもある。


114条区画が成立していないわけである。



特定建築物等では定期的に調査し報告する義務があるのであるが
その際に確認されるべき内容でもある。



23021702.JPG


貫通部周囲にモルタルが詰めてあるところをみると、
新築当初からある貫通部ではなくて
改修であとから通したものではあるまいか。


でも、ちゃんと処置してあるわけだから
大丈夫……なのかな?



建築基準法施行令第129条の2の4第7項イを見ると、

イ 給水管、配電管その他の管の貫通する部分及び当該貫通する部分からそれぞれ両側に一メートル以内の距離にある部分を不燃材料で造ること。


と書いてある。


1mは、無さそうだよね!?



あるいは内部に何らかの認定工法の詰め物があるのかもしれない。
というか、そうでなきゃならないはずだ。
一番右側の電線管には、それらしきモノが詰めてあるようだが
他のやつは、一体どうなっている?



さて……?



そもそも、右の詰め物だって
どんなモノであるか、表示しておかないとわからないよね?



というわけで、
要確認・要改善の建物は
たぶんたくさんあるような気がするんだ。


実態は……業界関係者が良く把握しておられるに違いない。

そうであって欲しい。

ね。
(「防火上主要〜貫通」おわり)
posted by けろ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月16日

雪によるコントラスト

雪の降る時期、
北の大地はモノクロに染まる。



そうではない地方でも
緑が減り、茶褐色が増えて
季節感をそれなりに感じさせるものではあるのだけれど
雪国のそれは、格段である。



白と、黒。



ハッキリとした対比が
明らかになるのである。



上空から眺めると、
更に明瞭になる。



23021601.JPG



眼下に、新千歳空港。


真っ白な平地と、露出した誘導路・滑走路。



周辺の土地にあっては
樹木のあるところと無いところとの差も大きい。

市街地と、原生林と。

人の営みが可視化されている。



太陽光発電施設も、目立つ。


あまり雪が深くないところでないと
埋まってしまい、役に立たないだろう。



23021602.JPG


街、空港、道路、河川、森。



このコントラストが、好きだ。



空港からすぐに、太平洋に出る。
その直前、苫小牧の街が視界に入る。


23021603.JPG


人工的に掘削された苫小牧港の大きさが目立つ。


海と山とに挟まれた
細長い市街地が延びる、苫小牧市。

上が西方向である。



山裾には、ゴルフ場が多数存在する。


冬期はこのとおりプレー不可であるが
夏になれば、時間とカネのある御仁であれば
酷暑の首都圏から航空便で足を伸ばして
冷涼な中で楽しむのも良かろう。


(逆に、冬期は千葉方面に足を伸ばす
 ゴルフ好き道民もいるという)



上空にいると、
日本地図がそのまま在る。


23021604.JPG


十和田湖の立体地図のような、実物。



「鳥瞰図」というものもあるが、
さすがにこの高度を飛ぶヤツは、
多くはあるまい。



日本列島は四季折々の変遷が豊かで
季節ごとに良さがあるのだけれど
積雪期におけるコントラストの美しさといったら
絶品なのではあるまいか。



もっとも、雪国の冬期においては
厚い雪雲に覆われて
地上が見えないことも少なくないからして
その時の運にもよるのであるが。



いや、もちろん、
南西諸島のエメラルド色の海や島々も
とても美しいんだけれども。

あれはあれで、良いんだけれども。



ま、食べ物と一緒で、
その土地土地の良い景色があるのである。
(「雪によるコントラスト」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月15日

厚みのあるやつ

昔はさあ、
照明のスイッチもコンセントも
ロスナイなんかのスイッチも
厚みの少ない、平べったいスイッチしかなかったよね。



エアコンのリモコンも、
厚みをなるべく抑えた
慎み深い形状だったよね。



でもさ、
今は、こんなにガッチリしているんだ。


23021501.JPG


アイシンのガスヒーポンと、
三菱電機のロスナイと、
それぞれのリモコンスイッチの、
なんと堂々たること!


しっかりした厚みを持っていて
その存在感は抜群である。


右にある照明スイッチが
とても慎ましやかに見えるくらい。



それぞれの位置関係が
微妙にずれていて
ビシッッッッッッと揃っていないのは
ご愛嬌ってなもんだ。



このリモコン、
どんどん値段が上がっていくよね。

もう、ちょっとしたタブレットのようである。
(「厚みのあるやつ」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月14日

柱の上方にもコンセント

コンセントって、
普通は壁に設けられるもの。


たまに、床面にあったり、
天井面にあったり。



換気扇や冷蔵庫用に
上のほうについていることも
たまにある。



そして、最近は
こんな用途のためにも
設けられる。


23021401.JPG


無線LANの機器は
イマドキの必須なのであった。



LANポートが使われるのみで
電源用のコンセントは利用されていないけれど
電源を要する機器も取付可能なように、
そんな目論見だったんだろう。



せっかくだから、
新金プレートじゃなくて
樹脂プレートが良かったんじゃないか、なんて
事後には思うのだけれども
設計・監理・施工の時点で
そういう事をすり合わせる余地があったのかどうか。


今となっては、知る由もなし。
(「柱の上方にもコンセント」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月13日

こんな空気を出してます

外壁を怪しく彩る、いや、汚す、空気。


23021301.JPG


丸形や深形のベントキャップとはデザインの異なる、
外壁に取り付けられた換気口なのである。



右側から排出される空気は、
常にドロドロ・ギトギトというわけではないだろうけれども
何年も排気され続けていくとこのくらい汚れる程度には
何らかの成分を含んだものなのだ。



何の排気だろうか?



何か、作業をする室なのか、
厨房など油滴などを含む場所の排気なのか、
はたまた、やたらと息が臭い人物の執務室(いや、それは流石に有り得ん)。


長い時間をかけて、少しずつ、徐々に
汚れが蓄積していくから、
毎日のように見ている人にとっては
おそらく全く気にならないものであろう。



初めて訪れた人には

「なんか、汚くね?」

と思われるかもしれない。一瞬、ね。



でも、それで敢えて施設管理者にクレームを入れるほどのものじゃないし
他所の施設に云々言うのもなんか変人っぽいし
いざキレイにしようとなると結構費用もかかるし、
自分でやるのも割合大変だし、


斯くしてそのまま放置と相成るのである。



いよいよ各所が見るに耐えなくなるに及んで、
外装の全面改修などをする機会があれば、
その際に一緒にキレイになる、こともある。

そんな程度の存在感なので
やはり放置一択である。



これが、建物入口のすぐ脇だったりすると
少々みっともないのであるけれど
横手や裏手だったら、構わないのである。


そんなふうに「空気を読んで」いくことが
この世の中ではとても大切なことなんだ。
(「こんな空気を出してます」おわり)
posted by けろ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月12日

こんな小屋にもセルフード

とある、小屋。


木材で造られた小屋なんだけれども
換気用(だよね? たぶん)のセルフードが
ちょこんとついている。


23021201.JPG



あるいは自然通気だけなのかもしれないけれど、
ひょっとするとパイプファンくらいはついているのかもしれない。

まあ、周りに電線は見当たらないから、
ただの通気孔かな。

いやいや、地中配管になってる可能性も捨てきれない。



最近は、キャンプ場にあるコテージなんかも
ところによってはホテル並みだ。

下手すると、ホテル以上だ。



だから、ちょっとした小屋にだって
照明コンセント換気給湯トイレなどがあったって
不思議じゃない。



ここのは、ゼロから建てたのか。

キットか何かを自分で組み立てたのか。

もう、出来上がってるやつを運んできて据えたのか。



キットや既製品だとすると、
「せつび」なんて、皆無かもしれないね。


辛うじて、セルフードだけが
せつびっぽいモノなのかもしれない。
(「こんな小屋にもセルフード」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月11日

ベッセル式って良い?

いつ頃からかなぁ。



衛生器具メーカーの洗面器に
ベッセル式のラインナップが増えてきたのは。



それ以前は、コストをかけないなら壁掛形、
多少意匠を考慮するならカウンターはめ込み式、
そんな感じだったと思うんだけど。



23021101.JPG


カウンターにはめ込まれていたほうがスッキリする感もあるけれど、
カウンターに乗っかっていたほうが、高級感・お洒落感が
出るのかしらん。



当然、はめ込むか上に置くかによって
カウンター高さも変わってくるだろう。



陶器に合わせた開口を作らなくて済むから
カウンターの設置はやりやすくなるかな。



ま、好みと言えば好みだし、
メーカーの「推し」という要素もあるだろう。


23021102.JPG


はめ込みだと、
周囲のカウンターが水はねでビチャビチャ感が出やすいかも。

ベッセルだと、
なんとなく陶器内に納まりそうだし、
カウンターが濃い色だとあんまり目立たなくて済みそう。



これも、また数年したら
変わっていくのかな。


TOTOやLIXILのカタログの推しの変遷、
誰か研究してる人がいるのかな。

そんな対象じゃ、
あんまり研究費を獲得できないかな。
(「ベッセル式って良い?」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月10日

設備と管理 2023年3月号

本日は、「設備と管理」2023年3月号の発売日。


230210.png


いろんな吹出口を、
観察してみたのでありまする。


探訪記以外の秀逸な記事のついでにでも
ご笑覧いただければ、と。
(「設備と管理 2023年3月号」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備と管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月09日

鳩よけドレンよけ

室外機の2段積み。


23020901.JPG


よっぽど鳩が止まるのか、
上段の機器上部には、鳩よけのトゲトゲ。



ま、たしかに下方が糞だらけになるのは好ましくはない。

奴らは特段何も気にせずに、
止まりたいから止まり、
ヒりたいからヒる。


それを迷惑とするならば、
人間側でこういうモノを設置して、防止するしかない。

話の通じる相手じゃないからね。



近頃の、回転寿司その他飲食店におけるテロ事件を鑑みるに
鳩たちと同様に捉えるしかないのでは、と
思わざるをえない。


「そういうものだ」と。



2段積みの、上段と下段とのあいだには、
鉄板(なにかのトレイ?)が吊るしてある。


23020902.JPG



室外機を2段積みすると、
上の機器から出たドレンやら融けた雪やらが凍って
下の機器を害することがあるのだけれど
それを防止するため? かもしれない。


いかにも後付けだから、
何か問題があったに違いないのだ。


鳩かもしれないけど。



と思って下を見ると、
下にも鉄板が取り付けてある。


23020903.JPG


ってことは、鳩じゃないかも。



垂れた水分が、
コンクリート床の表面をスケートリンクにしないため
なのかも。


23020904.JPG


鉄板のお陰で、
写真右方向に流れていかなくて済んでいるみたいだし。



この室外機、
結構重たいやつだと思うんだけれど
それ2台分と架台の重さが
細っちい4本のねじ棒で支えられているんやね。


転倒防止の壁つなぎも見当たらないようだけど
転倒しない? 大丈夫?



ちょっと、気になってしまった。



鳩もドレンも、
話が通じる相手ではない。



鳩は鳩なりの生き方で生きている。
それぞれの気分の趣くままに行動する。

何かを言って聞かせるような余地はない。
だから、何らかの措置を講じる必要がある。

仕方がないのだ。



ドレンも、
条件が揃えば勝手に出てくる。

物理的現象であるからして
話が通じるとかどうとか言うレベルではない。

もう、出ちゃう前提で構えるしかない。

最初は考えていなかったとしても、
出てきてしまった時点で

「ああ、出るのね」

と受け入れて、
そこに不都合があるならば、
相応の対策をとるしかない。

これもまた、仕方がないのだ。



昨今の、数々の、飲食店テロ事件。



これもね、もう、しょーがない。

「そんなもんだ」

そういう前提で、考えておくしか
ないんじゃないか。



モラル向上やら厳罰化やら監視強化やら、
そういう次元じゃないんじゃなかろうか。


鳩が物理的に止まれない状況にするとか、
ドレンが出ても支障ないように受け流すとか、
そんな対策をするしかないんじゃないか。



ごく僅かかもしれないけれど、
一定程度、やらかしてしまう人物は存在するのだ。



たいていの人は、
人の家に勝手に入ったりしない。
宅内を物色して何かを盗んでいったりしない。


でも、極僅かかもしれないけれど、
そういうコトをする人間は、存在する。

だから、戸締まりをしましょう。カギは掛けましょう。

もう、理屈じゃないんだ。
被害の可能性を減らしたいなら、
そのほうが無難だ、ってだけなんだ。



露出の多い格好の女性が居たとして、
ドギマギしたり目のやり場に困ったりするかもしれないけれど
大抵の男性は、決して襲ったりしないのだ。

でも中には、前後見境なく興奮して襲いかかる、
或いはこっそり物陰に連れ込もうとする、
若しくは車で拉致する、
そういう者も皆無ではない。

だとすると、自衛のために何らかの対策をすることは
やはり必要なんじゃないか。

襲うヤツが悪いのであって、
襲われる人は全く悪くはないのだけれども
でも、仕方がない。
そーいう輩が、僅かなりとも存在する以上は。

日本は世界各国の中では、
比較的安全とは言われているし、
実際にそうなんだろうけれども、
だからと言って絶対的に安全というわけでもない。



普段から仲良く他国と付き合っていれば
絶対に戦争になることはないし、
だから武力とか軍事力とかそういうものは無くしてしまおう。


理想的には、わかる。

けれども、その理屈が、そういう話が、
必ずしも通じるとは、限らない。

どの程度必要かという議論は当然あるけれども
「全く無し」というわけにも、いかないのだ。

露宇戦争に限らず、
世界各地で戦争(紛争、軍事衝突、内乱、内戦など用語はさまざま)が
現に進行中であるからして
「キレイゴト」だけでは済まないのも確かなのである。


警察だって、警備員だって、防犯カメラだって、刑務所だって、
必要なのだ。

みんながちゃんと生きているならば、
そんなものは全然必要ないはずなんだけど。


その「ちゃんと」という定義自体が
人によって異なるのだから、
時として衝突が起こり、犯罪も生じ、戦争にもなる。


困ったもんだ。


けど、それがニンゲンなんだろうね。


鳩やドレンなんて、
カワイイもんである。
(「鳩よけドレンよけ」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする