2023年01月11日

設備と管理 2023年2月号

本日は、「設備と管理」2023年2月号の発売日。


23011101.png


白い恋人とのお付き合いについて。


何のことやら……と思う方は
記事をご覧くださいませ。
(「設備と管理 2023年2月号」おわり)
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2023年01月10日

収納は欲しい

ちょいと小洒落たトイレ。


床も壁も石張りで、
高級感を漂わせている、そんなトイレ。



なのに、なのに、それなのに、という感じであった。


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おわかり、いただけるだろうか?



そう。



トイレットペーパーの予備ロールの置き場所が
どこにも無いのだ。



仕方なく、ロータンクの上に載せてある。



せっかく、高級感を演出したのにぃ。

そんな感想が、出たのか出なかったのか。



壁給水にして、少しでもオモテに出る給水管を短くして
コンセントも隅角部に配してなるべく目立たせなくして、
前面はとてもスッキリとした造りにしてあるのにぃ。



洗浄便座用の給水管もダラダラぐるぐる余計な巻きもなく
極めてスマートに納めてあるのにぃ。


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そう。

世の中は、ままならぬものなのである。



そして、大抵のことは「なんとかなる」のである。



それに、気づく人は気づくのだろうけれども
多くの人は気づくことさえ、無い。

気づいたとしても、それほど気にはならない。



そんなことって、多いのだ。


それで、世の中回っているのである。


あんまり、思い悩まなくても、良いのだ!
(「収納は欲しい」おわり)
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2023年01月09日

木造倉庫?

通りがかりに、木造の倉庫っぽい建物。


脇の道を通るついでに、裏側を撮ってみる。



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結構雪が多い地域(写真は降雪前)なのだが
三角屋根。



敷地に余裕があれば、これで問題ない。

余裕が無ければ、陸屋根にしなくちゃ
雪の始末が大変なんだけど。



雪がどっさり積もるであろう軒下には、
窓がない。


いや、元々あったのだけれども
板で塞いであるようだ。

積雪ゆえ、割れてしまったからかな?



出入口もあるようで、
これは後付けの庇を設けて
防護してある感じ。



妻側の窓の外部には
割れ防止のために防護の板が渡してある。


これつけちゃうと、
基準法上の窓面積は、どう計算される?
減じられると聞いたことは無いけれど
実質減ってるよね。


ま、倉庫なら関係ないかな。


消防法上の無窓階の判定とかには
影響しそうな気もするんだが。



ガスボンベは、埋まる前提かな。


「冬は使わない」ってことも、
あるかもしれない。


壁につくFFのトップは
一応立ち上げてあるけれども
窓の防護具合に比べると
地面からの高さがいまいち低いのではないかという
気もする。



2階外壁から伸びるのは、
テラスがあった跡なのか、何なのか。


板を渡して何かに使うとか?

よくわからん。



2階部分(なのか、吹抜けなのか、ロフトなのか)にも
トップが見える。


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暖房? 給湯?



灯油タンクは見当たらなかったけれども
向こうの面にあるのかもしれない。

もしくは、プロパン焚きの暖房機か。

軒下に巻き下がった氷塊は
大丈夫だったのかな。

隣のガラスが保っているみたいだから
大丈夫なんだろう。



「設備設計」をやっていると、
住宅とか、この規模の倉庫とか、
比較的小規模な建物に関わることがあまり無い。

わざわざ、設備部分を外注することもないだろうから。
時間的にも、費用的にも、内容的にも。

水道屋さん、電気屋さんが、
ちゃんとやってくれるから。



でも、こうやって時々見かけるものを観察しておけば
きっと後々いろいろ役立つんだろうから
記録しておくのだ。


役立たなくっても、
単に「興味を引く」からだったりする。


ま、そういうモノ好きが居ても許される
日本社会に感謝したい。
(「木造倉庫?」おわり)
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2023年01月08日

典型的なペリ放熱器

ホールの屋外側はガラス張りになっていて
ガラス下部には放熱器が設置されている。


典型的なペリメーターのカウンターであり、
埋め込まれているファンコイルユニットも
典型的な付き方となっている。



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室内側最下部のスリットから室内空気を吸い込み、
カウンター内に隠されている冷温水コイルで温度調節されて
カウンター上部の吹出口から空調空気が吹き出される。


ガラス面に当てて、
外界からの熱擾乱を極力緩和し
室内環境を快適に保つ。

そういう存在である。



ガラス上部にブリーズラインが配されていれば、
「典型的な」配置である。



しかし近年、冷温水システムを使用しない施設も増えた。


全部マルチエアコン(またはマルチガスヒーポン)で
賄えてしまう。

冷温水システムよりも、お守りがやりやすいし。



こういう造りが「典型的」ではなくなる日も
近いのかもしれない。



昔から言われているように、この世は移ろいゆくもので
変わらないものはそうそう無いのであるけれど、
「せつび」もまた、諸行無常なのである。
(「典型的なペリ放熱器」おわり)
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2023年01月07日

熱源インフラ

「インフラ」と言ったら?



上水、下水、ガス、電力、電話、ネット
あたりが、最近の定番であろうか。



なんだけれども、「企業城下町」に行くと
熱源のインフラも通っていたりする。



「地域冷暖房」のような感じで
工場の熱源から熱媒(蒸気)が供給されるものである。



近年では埋設にするのであろうが、
昔の施設であれば露出になっているのが普通だ。

埋設するよりも安価に出来る。



こんな配管を、ぱっと見ると
「一体コレナニ?」ってなるんじゃないだろうか。


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だいぶ錆びついている鋼管架台に
架空の配管が伸ばされている。


ここでいう「架空」とは「現実には存在しない」という意味ではなく
「空中に架けられた」という意味である。
見ての通り、実在していて、写真に写っている。



この主管は、何棟もの集合住宅の脇に通されていて
各棟に分岐管が飛び込んでいる。


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トランスを経て電力引き込みが行われるのと同様に。



配管そのものもそれなりの重量があるのだけれど
引き込み用に重たい弁類が設けられることもあって
また継手部分に荷重がかかるのを避ける意味もあって
分岐部には鋼製の引き込み柱が設けられている。


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分岐箇所を、いろいろな角度から見てみる。


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それにしても、引込柱の良く錆びていること。


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インフラ主管から下方に取り出された分岐管から、
凝縮水が排出されるようになっているようだ。


主管も引込管も、保温材が巻かれた上にラッキングが施されているため
配管そのものよりも見た目がだいぶ太くなっている。



主管が振り上げられる部分には
凝縮水の放出管が設けられていた。



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写真では写っていないが、
末端からしゅうしゅうと音がして
湯気と凝縮水とが出ていた。


通りがかりの人が火傷したら大変なので
フェンスで囲われていた。



分岐部の近影を撮る。


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バルブ操作用に、背かご付きの鉄梯子も設けられている。

ラッキングは何度か更新されているんだろうか。
見た感じ、それほど劣化していないようだ。



配管の支持間隔は、主管の支持柱の間隔よりも短いから
いろんな鋼材等を駆使してうまく吊ってある。
「建築設備」の範疇ではないなぁ。



もちょっと、角度を変えて。


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地元企業もかつての隆盛が過去のものとなり
規模縮小・事業移転などが繰り返されていて
最盛期に向けて増設に増設を重ねられた社員向けの集合住宅も
どんどんその数を減らしているところである。


現在はまだ現役であるが、
いつまで活躍できるやら。



すでに、自前で敷設した上水管や下水管は
地元自治体に移管されている。

電力もたぶん、電力会社に移管されたものなのだろう。



いわゆる電柱と同じように、
識別のプレートが貼られている。


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「新日鉄住金柱」

そう記されている。



NTT線も共架されている。
権利関係が、一般の地域よりも複雑かも。


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電話線と、光回線と。


この中では光回線が一番新しいのだろう。
ネット社会になる頃からなのだから。



多くの地域ではあまり見かけない蒸気のインフラも、
やがては廃されていってしまうのだろうか。

人口が減り、都市規模が縮小し、
需要先が減っていけば
そうならざるをえないのだろう。


今ならまだ辛うじて稼働中のものを見られる
「生きた化石」のような存在に
なりつつあるのかもしれない。
(「熱源インフラ」おわり)
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2023年01月06日

生えてる

地面から配管が生えている。



故あって、埋まっている。

そこから、地上に姿を現しているのである。


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壁面についているのは、ガスメーター。


いちばん左のガス管から分岐して、
2つのメーターにガスが送られている。


配置の関係上、
分岐管は手前側に通すしかなかった。
そんな感じ。



ガスメーターへの接続の手前には
ガスコックが設けられている。



メーター類は定期的に交換しなくちゃならないから
手前で締め切ることができるようにするのは
当然のことなのだ。
(水道メーターも同様)



ガスメーターに接続される配管は、
左上部から入ってきて、右上部から出ていく。


普段気にかけもしないメーターを、
見てみてほしい。
きっと、そうなっているはずだ。



メーターを通ったガスは、
それぞれの場所に向かって送られていく。


別々のテナントに向けて送られるのか、
料金プランの異なる2種類の用途があるのか、
それはここだけ見てもわからない。

いずれにせよ、財布を分けなくちゃならない
理由があるのだ。

だから、こうなっている。



地面を見ると、
FEPが生えてきていて、
その中から配管が2本、伸びている。



これは……?


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室外機に接続される、冷媒管とケーブル類である。


液管・ガス管の2本がまとまった冷媒管と、
電源線・制御線の2本を納めた可撓電線管と。



あんまり普段の「設備」では見ないやり方だけれど
エアコンの室外機じゃなくて
冷蔵庫か冷蔵ショーケースの室外機だから
携わる人がそもそも違う職種の方だから
なのかもしれない。



「普通はこうするもの」



設備は、そんな先入観の塊だったりするので

「いっそ、こうしてみたら?」

なんて、新しい発見だって、あるはずなんだ。



ただね、自分がオーナーでもない限り
なかなか冒険はし辛いものだよね。


「前例あり」

「一般的な」

「無難な」


そういうコトに落ち着くことになるのだろう。



家電製品や自動車のように、
同じモノが数多く売られて、
不具合の報告と改善、トライ&エラーを経ていくものとの
違いなのである。



だからね、
現実として「重大なエラー」が許されない、
しかも「重大なエラー」が生じた際のリスクがとんでもなく高い、
だからして、上記トライ&エラーの洗礼を受けることが不可能な
現状の原子力発電システムには
ワタクシは懐疑的なのである。


チェルノブイリで、スリーマイルで、
そして福島で、
やっちゃってるから、余計に。

(それぞれシステム違うだろ、っていうツッコミは無しね。
 上流側の原理的な部分に関してのお話なので)
(「生えてる」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月05日

カワイイ流し

すみっコに、ひっそりと置かれた手洗い流し。


こんなにちいちゃいのは、あんまり見かけない。


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平面的には、イスより小さいのである。



子ども用?

水の出る高さも低いから、
大人には使いづらいだろう。


これだけのためにも、
給水管は伸ばされてきているし
排水も屋外まで導かれている。

太さの違いはあれど、
「設備」としては存在しているのだ。



見た目が小さいからと言って、
侮ってはイケナイのだ。



コンセントの位置は、
フツーよりちょっと高めかな。


あんまり水モノのすぐ近くに設けていないので
配慮されてるってことなんだろう。



同軸ケーブルも来ている……って、
一体ここは何の部屋?
(「カワイイ流し」おわり)
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2023年01月04日

雪の中のカフェ

雪の中に洒落た建物があると
素敵である。


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木々の中、夏場は葉が生い茂っているであろう
そんなところが、雪化粧を纏っている。



そこに建つ、小洒落たカフェ。


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「ベーカリー」を名乗っている から
ベーカリーなんだろうけれども、
雰囲気はカフェなんだよね。



温泉地だけあって、
足湯もあるんだけれども。



積雪で隠れちゃっているけれども
小屋根の下が足湯になっている。


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木の枝は、
雪の重みで折れるやつもあるんじゃないかしらん。



近年のガラス性能の向上は著しい。


断熱材ががっちり入った外壁に比べたら全然だけれど
昔の建物の貧弱断熱外壁より高いくらいの断熱気密性能はある。


だから、開口部が大きくても
隙間風は全くないし、
コールドドラフトも大きくない。

エアコンで冷暖房が事足りるくらいである。


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室外機が雪で埋まらないように
面倒見は必要だけどねっ!
(「雪の中のカフェ」おわり)
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2023年01月03日

雪降れば積もる

冬になれば、雪が積もる。


当たり前……ではない。
だって、雪が降らないor積もらない地域もあるから。


でもね、雪が降る&積もる地域では
積もるのが当たり前なのだ。



屋上。


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設備機器類も置かれているのだが
その上にも、当たり前に雪が積もる。



機器類に到達するまでの屋根面にも
一様に積もる。



まず通路を設けるところからが
メンテナンスの第一歩となる。



手すりなどが適宜設けられている建物なら良いけれど
そうではない建物の場合、
積雪の端を見誤ると
地上まで転落する憂き目に遭うので要注意だ。



積雪地ではあまり見かけないけれども
古い建物だと開放廊下があるものも、たまに見かける。


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たぶん、非積雪地の設計者だったんだろうな。


ちょいと風が吹くと、
廊下に雪が積もってしまう。

気づかなかったのだろうかねぇ。



新しい建物では、
まず、こういう造りは見ないけれど。

そりゃそうだ。

ひと冬で化けの皮が剥がれるのだから。



ただ、

「ちょっとした出っ張りにも雪が積もって
 やがて落ちてくるからね」

っていうことは、
わかっちゃいるけれども
実際に雪が積もってみなければ
どの程度の被害になるかが
わからなかったりするものでもあって。



そのあたりがバッチリだと
雪国の設計者として凄いなぁと思うのだ。
(「雪降れば積もる」おわり)
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2023年01月02日

汚れる外壁

なんか、一部外壁が
すこぶる汚れているじゃないか。


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防風板付きベントキャップが4個あるうち、
少なくとも左側の2個は排気のようだね。



右側2個は、排気なのかもしれないし
給気かもしれない。

すこし垂れ筋があるけれど
これだけじゃ何とも言えないね。



23010202.JPG



それにしても、真っ黒になっちゃってるねぇ!



一体全体、
何の排気なのやら。



排気の捕集側にフィルターでも設けたら良いのか、
外壁を頻繁に清掃したほうが良いのか、
気にしないで放っておくのがよいのか。



コストがかかることだから
所有者や管理者が判断するしかないね。
(「汚れる外壁」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月01日

何が開いていくのだろう

2023年。



昔むかし、2001年宇宙の旅だとか
続編の2010だとか、
「はるか未来の出来事」的に扱われてきた21世紀であるが
それから更に20年余を経ていることになる。



ドラえもんの誕生日はまだまだ先ではあるけれども
しかしそれほど遠い未来ではないのかもしれない。

……過ぎてしまえば。



全世界的なコロナ蔓延は未だ留まるところを知らず
しかし次々と変異する株にもはや戦うことは半ば諦めて
共存する道を模索し始めている感がある。

激増する死者を前にして「共存」と言い難い面もあるけれど
無症状や軽症の人が多い中にあって「運の悪かった人」として
「仕方ないよね」と扱われつつある。

当事者にとっては決して「仕方ない」わけではないのだけれど
しかし他の疾病、怪我、事故、災害、戦争によっても多くの犠牲者が生じている中、
新型(と言うには、もはや年数を経ているかもしれない)コロナだけを
「特別扱い」するのも必ずしも適切とは考えられなくなったとしても
やむを得ないのかもしれない。



大方の予測に反して始められ、長期化している露宇戦争。

物価高騰、気候変動、食糧危機、政情不安。

いつの時代にも、どこの世界にも常にあった事とは言え、
ひとつひとつの事象に目を向けていくと
「明るい未来」なんて想像しづらいなんていう方も
増えているのではなかろうか。



現代医療が発達していて、
治安が良くて教育も行き届いているという日本においても
国債が、防衛費が、社会保障が、セーフティーネットが、国際競争力が、
少子高齢化が、リーダーシップの欠如が、災害対策が、と
やはり多くの課題を抱え、
毎日傷害事件やら殺人事件やらが報道され(報道されるだけマシとも言える)
未解決事件も積み上がっていく。



「世界終末時計」なるものが、
冷戦期の核軍拡競争時から掲出されていて
世界の終末である午前0時の100秒前(2022年1月現在)ということだそうだ。



ちょうど、このくらいかな?



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この針が進んだ時、
(というか、時間は常に一方向にだけ進み、留まることがないのだ)
果たしてどうなっていくのか。



多くの人たちが、
各分野の専門家たちが、
数多くの予測を立てるものの、
それらは飽くまで予測でしかなく
実際のところは誰にもわからない。



時が過ぎた時、
いったい、何が開いていくのだろう。


23010102.JPG


はじめて見る、からくり時計のように
期待を持って、ワクワクしながら
見ていることができるだろうか?



ともかくも、1年経てば
2023年がどのようなものであったかは
明らかになる。



ワールドカップの優勝国だとか、
日本シリーズ制覇チームだとか、
オオタニの2024年の年俸だとか、
そんな予測を楽しむように、
世界の発展や向上や平和や進歩を
楽しめたら良いのだけれど。



われらが「せつび業界」も、
果たしてどうなることだろう。
(とたんに矮小なテーマに変わる)



年々「誰か、居ない?」


訊かれることが増え続けているような気がする。


どうにも手一杯で、突破している限界も突き抜けて、
何とか誰か助っ人を……と連絡を取っても
「逆に頼みたいくらいだよぉ」と返される。



旧知の、あるいは誰かからの紹介で
同業者から、意匠設計事務所から、役所から、
「仕事、頼める?」
こちらに連絡が来た場合も
お返しできる回答は上と同じにしかならない。



でもある意味、しょうがないよね。


「ケンチク」の業界において
「せつび」をあまりにも邪険に扱い過ぎていたよね。


だから人が減っちゃったよね。

新しい人材も、あんまり集まらないよね。



となると、待遇を改善するしか、
解決策は無いよね。



「そんなに稼げるなら、設備設計者をめざしちゃおうかな!」



建築学科の学生さんが、こぞって目の色を変えるくらいじゃないと
「設備業界」の隆盛の芽は無いだろうねぇ。



なんて。


設備だけじゃなくって、
建築業界全体が、そんな感じになってきているのだろう。



もちょっと拡げるなら、
技術系の職種が、総じてそんな傾向にあるのだろう。



モノ好きがやってる、
大変だけど報酬は伴わない割の悪い職業。

技術職って、そんな立場になってしまったのかもしれない。



ま、それはそれで、良いじゃない。



なるように、なるよ。



ワタクシとしては、
「せつび」を愛でつつ、
ひぃひぃ言いながらも、図面を描いたり、積算したり、
調査に出向いたりし続けるだけなのだ。



やっぱり、楽しいからね。「せつび」は。



2023年、何が開かれていくのか
せめて気持ちの上では期待しながら
始めていこうじゃない。
(「何が開いていくのだろう」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする