全国各地に多数存在しているけれども
その表情はそれぞれであって
機能美を醸し出す構造美が目を惹くのである。
そんな「大橋」のひとつの傍らに、
道の駅が造られていた。
「みたら」……文字通り、見たら? っていうことかな。
「しらとり」ではなくて「はくちょう」と読む、大橋である。
内部の吹抜け空間にある、
ブリーズラインとノズルの共演が嬉しいのであるが
そこを気にする人は誰も居ないようだ。
その下のイラストは、
やきとり(と称する、豚串)と灯台、橋、船が
山と海とを背景にしている、室蘭市のブランドマーク。
こっちは、目にしてもらえていることだろう。
さて、肝心の 橋 であるが、
半島状に突き出た室蘭市の先端部を内陸部とつなぐ
交通路としては意義の多いルートを形成したものであるのだが
かつて鉄鋼や製油で栄えた工業都市が斜陽になりつつある現代、
産業振興としての役割がどの程度果たせるのか心許ない。
むしろ観光資源のひとつとして
人口減少 のなかで活用すべく奮闘中、というところであろう。
瀬戸大橋や明石海峡大橋などと比べると規模が小さいかもしれないが
なかなかに美しいフォルムを持つ吊り橋である。
橋のたもとにはパークゴルフ場もあるのだが
結構風が強いのでプレーヤーはなかなか大変だ。
屋外で鑑賞するのはハッキリ言って寒い(盛夏期を除く)ので
「みたら室蘭」の2階から窓越しに見るのが良いのである。
ここには、建設の経緯やケーブルの仕様、模型など
若干の資料展示もある。
1階のレストランでは、室蘭のB級グルメ も提供されている。
橋は2階テラスに出て見ることもできるのだけれど
強風で締め切りになっている日も多かろう。
2階記念室の窓にはフレームが多いので、
階段部の窓から見るのが、
いちばんキレイに見えるような気がする。
ここなら寒くないし。
こういうのも、平和あってこそのモノだよなぁ。
昨年末は、ロシアによる戦争が起こされるなどとは
誰も(各国の諜報機関を除いて)予想だにしていなかった。
長期戦の構えになってきているけれど、
来る2023年、早期に平和が訪れんことを願いつつ。
間違っても「侵略した側が勝ったぜ」とならないことも、願いつつ。
今年も一年、
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全く先の見えない時代の中、
それでも「せつび」のあれこれを
発信していけたらと思っております。
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(「大橋」おわり)