2022年12月16日

仕上げの無い仕上げ

どんな内装が、お好み?



和風が良いとか、欧風貴族風味が良いとか
レンガが好き、木の板が好き、
コンクリート打ちっぱなしが魅力的とか
漆喰の塗り壁が健康的だとか。



天井は、どうだろう?



高い高〜い天井が好みだろうか?

いやむしろ、低めのほうが落ち着けるだろうか?



そんな天井仕上げは、
じつは無い方が良いのである。


もちろん飽くまでも、個人的嗜好なのである。



だってさ、天井仕上材が貼られていなければ
その中が全部見えるんだよ?


22121601.JPG


これって、魅力的じゃない?



「秘すれば花」



そういう言葉もあるけどさ、
秘するばかりが能ではあるまいに。



それに。



しくみがわかるし、系統も理解できるし
改修するにしても模様替えするにしても
現況が一目瞭然なのだから
極めてわかりやすいじゃぁないか。



それにさ、
そこまで天井板にこだわりを持つ人が
どのくらい居るのさ。

意外に、気づかないんじゃないかな。



22121602.JPG



電球風の照明とも相まって、
なかなかの空間を作り出してるようなないかな?



天井を貼らない場合に比べて
配管や配線や保温や塗装に
ちょっと、いやかなり、
気を遣わなくちゃならないという事はあるけれど
「見てもらえる」チャンスと言えなくもない。



「収納場所は、見せないものです」

「内臓丸見えじゃ、キモチワルイでしょ」

「オモテとウラとはしっかり弁えるべし」



ま、そういうご意見が存在するのも理解するけれども
でも同意はしないな。



内臓はともかく、「せつび」は別にキモチワルくはないでしょ?
むしろ、いつまでだって眺めていられる(大袈裟)
そんな対象じゃないかな。



仕上げが無いという仕上げも
立派な仕上げと言えなくもないのではないかと
思わなくもないのである。
(「仕上げの無い仕上げ」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする