「コンセント足りねぇ」
ということがある。
そうさね、
昔は、1室内に2〜3個もコンセント口があったら
十分だったのだ。
客室内の1個、
洗面台に1個。
でも、今は各人がスマホを持っていて充電したいし
その他、タブレットやらスピーカやら
充電式のバッテリを背負った機器類は多々あるし
出張ではパソコンを持ち歩くし、
コンセントが足りなくて不便することは少なくない。
だから、出張には分岐タップが欠かせなかったりする。
でも、新しい建物だったら
あらかじめ多数用意されていたりする。
USB給電も出来たりして、とても便利だ。
時代とともに、「設備」は増える一方だ。
もう、建築「付帯」設備なんていう言い方は
される余地はない。
もちょっと、「意匠設計」中心の制度から
権限を委譲してもいいんじゃないかなと
ずっと思っているけれども
設備一級を作って一件落着と考えているのかどうだか
国交省や業界団体は乗り気じゃないようだ。
ま、設備技術者が減っていく中、
時間はかかるかもしれないけれども
重要度が増して、携わる人間が減れば
報酬や待遇が高騰していって、
やがて状況も変わっていくことであろう。
と、テキトーに期待しておくしかない。
たくさんコンセントがあって、
うれぴー。
とは思うのだけれども
なるべく安めの施設を探して予約する身としては
やっぱり分岐タップは持ち歩くしかないのである。
これは、しょーがないね。
もう少し時代が進んで、
無線給電が一般化してくるようになると
またこのあたりも変わってくることだろう。
「この宿やべっ。コンセント、いっぱいありすぎっ!
古っ。USBだってよ。令和かよ」
(「コンセントはたくさん欲しい」おわり)