2022年12月02日

こういう細工が好き

とにかく、どこかにつけ、
天井は見ざるを得ない。


いつだって「上を向いて」生きていたいから。
ってのは冗談にしても、
いろいろ楽しめるのだから。



これを見て、どう思うだろうか?


22120201.JPG


コンクリート打ちっぱなしの壁。



そう。その通り。



なんだけれども、じつはここは
トイレのブースの中である。



洋風便器設置状態に対して、
側面がコンクリート壁で
前面がトイレブースなのである。



トイレだから、排気があるのだけれども
天井面(ダウンライトの光を避けたので全体が写っていないが)には
吸込口が見当たらない。


……ってことは、ブース外に吸込口が付いている?


と思いきや、ついていないのである。



じゃあ、このトイレは排気しないのね。

……んなわけない。



ここではどうやら、天井と壁との間が
換気スリットになっているようなのであった。



そう。


わざわざ「吸込口」として天井面に露出させなくても
これで十分に機能するよね。


間接照明と同じようなものである。



設備屋さんと意匠屋さんとが
「こうしようね」って意見の一致を見ないと
出来上がらない細工。



設備設計は、設備担当者に丸投げっ。



っていうんじゃない、なんか「設計」してる感がするのだ。



こういうのが、好きなのだ。


ただの好み、ただの気分なんだけど。

だから、異論は大いに結構。
飽くまで、個人的な感想なのだ。
(「こういう細工が好き」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする