2022年11月27日

剥がれとる?

とある、スーパー(の入った複合施設?)の駐車場に入って、
ふと前を見ると
室外機のようなものが並んでいる。



いや、これは正確な表現ではないな。



室外機が並んでいるから、
わざわざその付近に停めて
ついでに観察した、と言ったほうが
正しいのであろう。



ま、結果的に、
観察をしたわけだ。

通りがかりに。



22112701.JPG



壁から生える、冷媒管と
据えられている室外機。



もっとも、これは冷暖房の室外機じゃなくて
冷蔵ショーケース用のもののようだ。


ビルマルとかと、形が違うじゃん?



それから、フツーの設備屋さんの手じゃないことも
フツーの建築設備じゃないことを示している。

そんな気がする。



だってさ、フツーの配管屋さんだったら、
設備のマルチエアコンの配管屋さんだったら、
外壁からの配管取り出し部にプルボックスみたいなやつを
拵えたりしないし
冷媒管をダクターで支持したり、しないじゃん?


どっちかというと、
メーカー関係の業者さんで、
電気畑から冷媒用銅管のハンダ付けもやるようになった
そんな感じに見えるじゃん?


ものすごく、すごく勝手な想像でしかないけどさ。



でも、空調設備の配管というよりも
電線管に見えちゃう施工なんだから
仕方がない。



って、主たる違和感はじつはそこじゃない。



22112702.JPG



電線管っぽく見えてしまうのは
本来かかっているはずの被覆が無いせいなのである。



最初っから無かったわけじゃ、
なさそうなんだ。


22112703.JPG



ね?



辛うじて、痕跡だけは残ってるでしょ?



と思ったんだけれど、
指示金物部分を保護しているだけで
やっぱり断熱材の被覆は、
元々無かったのかなぁ。


断熱材っぽいものは、
カケラも無いもんね。



さすがに、屋内部分には
被覆はあるんだよね?


一介の訪問者の身分では
それを確かめる術はないんだけど。



そもそも、こういうショーケース用の配管って
断熱被覆が無いのがデフォルトなの?

ギョーカイが違うから、わからん。



おんなじ原理の、おんなじような構成の機器だけど
「A工事」で入らないモノについては
フツーの設備設計者が関わることがないんだ。


世の中、
知らんことばかりだ。


いろんなことが、
複雑怪奇に絡み合って、
この世は、社会は、成り立っているのである。



「知の巨人」なんて言われている方々も、
ある程度本質的なことを見抜き判断する力は
凡人に比べて相当に凄いのであろうけれど
それでも「ニンゲン」としての限界はあるわけで
知らないことのほうが多いのである。



いろいろ自分なりに判断して
ワクチン4回目の接種は受けた。

BA4・5対応のやつだ。

重篤ではないまでも、副反応も出た。



「効果あんの? 無いんじゃね?」

「むしろ射ったらかかりやすくなるんじゃね?」

「5類でいいじゃん」

「mRNAワクチン、不安」

「原理的に、大丈夫さね」

「ワクチン本体より添加物が問題だね」



生化学に詳しい人詳しくない人
感染症に詳しい人詳しくない人
理科系の人、文科系の人、経済系の人、
医学の人、生物の人、感染症の人、
物理の人、ライター、週刊誌記者、
テレビの人、ラジオの人、YouTuber、
日本の人、アメリカの人、ドイツの人、
大学の人、開業医の人、看護の人、
厚労省の人、財務省の人、内閣府の人、


いろんな人がいろんな事を言っていて
その前提条件や基礎知識や専門分野が違っていて
何が正しいやら、正しくないやら、
陰謀なるものがあるのやら、無いのやら、
「本当のトコロ」は、わかりようがない。



だからね、
それぞれが、それぞれなりに
判断するしか無いわけ。


「エビデンス」なんて、
まだまだ収集中という側面が大きいのだから。



他の分野でもあるように
「これぞ決定的な証拠」とされるものが
「いやいや、それこそ誤りである証拠でしょ」と
正反対の解釈を受けることも有り得るのだ。



世の中、
ままならぬことばかりなり。


でも、それが社会であり、人生なのである。



……と思うしか、ないのである。



最近、山田全自動氏の日記が
妙に楽しくて仕方がないでござる。
(「剥がれとる?」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする