2022年11月07日

むかしの水道工事

今は、いろんな資材がある。機材がある。


さまざまな工法が開発されている。


手間がかからなくなって、
工期が短くなって、
安全性が増して、
すごく、すごく良くなってきている。



でも、昔はそうじゃなかった。



22110701.JPG



古い資料なんかを見ると、
痛感する。



基本的に人力。

穴を掘るのも、ものを運ぶのも(馬とかも使っただろうけど)。



材料だって、限られていた。



仮設資材は、基本的に木材。

使いやすい、金属製や樹脂製の既製品なんて、無かった。



本設資材も、今ほどには施工性・確実性・安全性が追求されていなくて
長い修行期間と熟練とを要する内容が多かった。



今から数十年後になると、
現在の工法や資材が、いかに危険で非効率であるか
その時代の人たちは痛感するであろうか。

そうだとすると、今後も世界は発展し進んでいくということだ。



しかし、大災害や世界大戦などが襲来することになると
発展どころかいろいろと後退しないとも限らない。



「ロストテクノロジー」と化してしまうなら
かなり厳しい時代になることだろう。



じつは、今の時代は
今の資機材や工法があることを前提に動いている。


もし上の写真のような材料しか使えない状態になるとすると、
現代人には何も出来ないのかもしれない。



今、突然自然の中に放り出されたら
生きていけないように。
(「むかしの水道工事」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする