話には聞いていたのだが。
1番線が、無くなっていた。
いや、有るには有るのだが、バリケードで塞がれていた。
この部分は、新幹線の通過線になるのだという。
2030年開業予定の、まだまだ先のことであるが
工事は着々と進行中だということだ。
それに伴い、従来からの各方面の路線が
捌ききれなくなるというので、
北側にホームを増やしたのだそうだ。
従来10番線までしかなかった駅に、
11番線が増設されたのだ。
とにかく機能を果たすよう造りましたという
そんな状態である。
エスカレーターもエレベーターも階段も要るし
表示やら何やら、もちろん線路も分岐して敷くし
結構費用がかかったことだろう。
そもそも、高架駅にホームを増やすのだから
基礎工事を含めてそれなりに大掛かりである。
新しいホームは、まるで仮囲いの中にあるよう。
でも既存ホームの薄ら汚れた角鋼管柱と比べると
新しさが眩しかったりする。
ある程度の規模の駅は
いつでも工事中であるような気がする。
東京駅、名古屋駅なんかも
ずいぶん、かなり長い期間、
工事中が続いた。
名古屋は、やっと一段落ついたかと思いきや
またぞろリニア関係で大工事と相成った。
山手線沿いの大きな駅も
たいていいつでもどこかしらで工事中だ。
札幌駅も、駅周辺のビル建替ラッシュが数年前から継続中で
駅内通路の閉鎖、駅ビル店舗の営業終了、
トンネル掘削に伴う市道の通行止めや廃止、
これから建設する新幹線駅舎と周辺整備、
その他もろもろで、
今後も10年くらいは大工事が続くであろう。
そうやって、時代が進んでいくのだ。
それもこれも、平和であってこそなのだ。
はてさて、今後の世界情勢や、如何に?
(「番線が変わってる」おわり)