2022年10月31日

地面から生えてるダクト

建物の裏の角に、
ひっそりと、しかし結構な存在感を持って屹立する
そんなダクト。


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外壁と同じ色に塗るのではなくて、
グレー塗装になっているのも、なんかイイ。



どっちかが給気で、どっちかが排気で、
ということかな。

地下の換気用なんだろうね。



機械室? 受水槽室?


なんか、そんなたぐいの室があるんだろう。



ダクトの脇に立つ、
途中でちぎれた感じの何かの配管。


上の方に、油通気口。


下の方に、給油口。



鋼板に覆われて、端はラッキングされている
やはり何の用途が判別できない配管。



「用途をはっきりさせなきゃ」


っていう仕事じゃないから、
たまたま見掛けただけなのだから、
何とも気楽なものだ。



あの油通気口って、
周囲1m以内に開口部があったら
ダメだったよね?



窓とフードは離れていそうだけれども、
給排気トップって、OK?



好き勝手に茶々入れていればよいのだ。
(「地面から生えてるダクト」おわり)
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2022年10月30日

焼肉屋さんの天井に

焼肉屋さんにて、上を見上げる。


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結構煙が出る空間だから、
高い天井になっていて
その上の方には排気ダクトが通してある。



黒く塗った、スパイラルダクトが2本。



たくさんある照明が、眩しい。




外壁近くに、ファンが吊られている。


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エバラの消音ボックス付きラインファンである。



結露水でも垂れるのか、
ドレンパンが設けられている。



キャンバスダクトが金色に見えるのは
光の加減じゃないよね!?



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明らかに、金色だよね?



こういうのもなかなか、面白いじゃぁないか。



食事が来るのを待つ間も
暇はしなくて済むなぁ。
(「焼肉屋さんの天井に」おわり)
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2022年10月29日

ナマ水は危ないのだ

湧水口から豊かに湧き出る水は
天然のミネラルを含み、
土壌による長期間の濾過を経て
美味しいものである。


が、いくらキレイに見えたとしても
川の水は、ダメだ。

場合によっては、地下水も気をつけたほうが良かったりする。



ヒ素やら重金属やら、化学的に汚染されている場合もあるし、
どちらかというと短期的に怖いのは
生物学的に汚染されている場合である。



大腸菌群など、細菌類や
カビなどの菌類も結構怖いものがあるし、
エキノコックス虫卵なんかも、なかなかのものだ。

なにせ、潜伏期間 が長い。

忘れた頃に発症すると、原因に思い至らないこともあろう。



そんな懸念があるときは、コレの出番である。


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ようするにフィルターなのであるが、
エキノコックス虫卵の大きさの含有物を
濾し取ることができるのである。



称して、エキノポアー。


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設備機器類の命名って、
結構独特なんだよね。



なんでだろう?
(「ナマ水は危ないのだ」おわり)
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2022年10月28日

お宮の松

海岸に立つ艶姿。


そんな松が、熱海にある。


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「お宮の松」として、観光地の一角に整備されている。


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お宮と言えば、これだ。


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今の世であれば、いや数十年前であっても、
各方面から非難轟々になりそうな構図の像ではあるが
まあ時代が時代なのだ。
現代の価値観で云々しても仕方あるまい。


尤も現代であれば、男女の立ち位置は逆かもしれないし、
そもそも「男女」などという区別をすること自体に
ケシカランとクレームが入りかねない気もする。

ま、そう言われつつも、
ファッション誌やらドラマやらその他あらゆる作品群は
やはり男女の物語を綴るものが多いのであって
そりゃ生物学的に男女の違いがあり、
実際のその組によるしか子孫を残す手段が無いのであるから
区別はせざるを得まい。
差別は根絶するにしても。


ま、そのお宮なのである。



この松の由来については、
詳細に記されている。


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この類のモノは、
たいていライトアップされるものと
相場が決まっている。


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生物である植物にとっては
本来暗くあるべき時刻に明るく照らされるのは
甚だ健康に悪いのではないかと危惧するところでもあるが。



上の由来にもある通り、
現存するのは二代目であって、
初代は既に世を去っている。



輪切りとなった亡骸が
身を晒している。


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そうか、尾崎紅葉って、35歳で亡くなっているのか。


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日本人の寿命は、現代に至り相当に伸びたものではあるが
伸びた分だけ人間としてより高みに達しているかというと
さて、どうなのだろう。


維新期の混乱時代、
30に満たずに一生を終えた数々の若者たちが
新しい国を造っていったことを思うと
現代と相当に異なる時代、価値観、勢いであったものと思われる。



とにかくも、風光明媚な熱海なのであった。
(「お宮の松」おわり)
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2022年10月27日

ぜ〜んぶガラリ!?

ビルのちょっと脇のほう。


あんまり人目につかないところにあるものと言えば、
「せつび」の、もろもろ。



こ、これは!?


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ひょっとすると、この面全体が
換気用のガラリだったりする?


単純に、こういう形の外装……ってことは
ないよね?



なんか気になって
撮ってしまった。


もっと近寄って、
空気の流通やファンの低騒音があるのかどうか
確かめればよかったなあ。



人目が無ければ、ね。
(「ぜ〜んぶガラリ!?」おわり)
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2022年10月26日

夕張市のマンホール蓋

小口径の蓋である。



「バリバリゆうばり」と書かれている。


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さまざまな施設を作って全国に宣伝していた頃の
キャッチフレーズである。



バブルの頃、じゃんじゃん資金をつぎ込んだ挙げ句
市債残高がとんでもないことになって財政破綻した。

市税収入の65倍もの負債 を背負い、
自力での再生は困難となった。


国や東京都などの支援を受けて、
ものすごく大胆に聖域無くあらゆる歳出をカットして
財政再生団体 として歩みを続けている。



そういう時代だったんだなぁ、
ということなのだ。



炭鉱の閉山とともに、
産業は無くなり、人は減り、
高齢化が進み、今に至る。



でも、それで諦めたわけではなくて
現状を認めた上で、出来ることをやろうと
頑張る人たちもいる。


そんな自治体が、
全国にたくさんあるのだ。
(「夕張市のマンホール蓋」おわり)
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2022年10月25日

きょうのトイレ

なつかしの、になりつつある
靴べらフラッシュを備えたトイレ。


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フラッシュバルブ本体を
ライニング内に収納したタイプである。



棚付き紙巻器が取り付けられるようになった時代のものか。


予備トイレットペーパーは、
たいていライニングの上に置かれるものだ。



ペーパーを持ち去るドロボーがいるような施設だと
ロールにガッツリとマジックで店舗名を書いてあったりする。
でも、ここのロールには無かった。

ちょっと、治安良さげ?



手洗いコーナーが
ちょっと洒落た感じ。


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吐水口を捻ると水が出るやつ。



いっちょ前に(?)
埋込式の水石鹸入れも設けられているのだ。


位置的に、
ボウルからはみ出しちゃうけどね。


男性用トイレに
赤いボウルの手洗器を据えてはならないという決まりはない。


いろんな色があって、いいと思うんだな。
(「きょうのトイレ」おわり)
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2022年10月24日

給油口を伸ばして

駐車場隣の建物外壁に、
給油口が取り付けられている。


結構高い位置にある。


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前面道路に停めた給油用のローリーから
ホースを伸ばして届く範囲が、このへんまでなのだろう。

タンクは、もっとずっと奥にあるのだ。



え、駐車場だから、近くまで入っていけるよね。



とは言っても隣の敷地。

そりゃまずいでしょ、ってなもんで。



この給油口の位置なら、
自分のところのポーチから手を伸ばせるから
問題ないのだ。



さて、この給油管の行き先は。



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裏手に置かれた、950Lタンクのようだ。

市販品のタンクに、
ちょっと無理やり鋼管を繋いである感じ。



で、更に裏手は焼肉屋のようで。



こっちのタンクには、裏側の道路から
敷地内を通って給油できるみたい。



焼肉屋だから、
ダクトやらファンやらガスボンベやらエアコンやら
盛りだくさんの外壁面である。



こっちはこっちで、
楽しいものだ。




この店、猫肉が出てくるわけではないようだ。
(「給油口を伸ばして」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月23日

ニセコ町のマンホール蓋

小口径の桝蓋だけど。


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ニセコ町 の町章が中央にある。



山と清々しい風を示すイマドキのマークかと思いきや、
1968年制定 のものであった。



なんとこれ、
「ニ」「セ」「コ」の文字を図案化したんだそうで、
当時全国各地で流行った「文字図案化案件」の一つのようだ。


でも、なかなか洗練されていていいな、と
ワタクシは思うのである。


ワタクシの感性は、他の方に言わせれば「変」なのだそうだから
ニセコ町の方々は褒められた印象は持てないかもしれないが、
ワタクシは好きである。この図案。

熊谷組とか福岡市とか、そういう路線もダジャレで楽しいけれど。



今は国際リゾート地として大開発されているけれど
明治時代、土地の開墾から始めた人たちは
さぞ大変だったことであろう。


「せつび」の無い時代、
ひたすら自然の猛威に押されっぱなしだったはずだから。
(「ニセコ町のマンホール蓋」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月22日

真っ直ぐつかないものかな

洒落た内装の廊下に設けられた、コンセント。


廊下の掃除機がけ用に設けられているそれは
真っ白なプレートで
スッキリとした雰囲気を醸し出す
なかなかのアイテム。



の、はずなんだけれどね。



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斜めっちゃってると、
その趣も崩れてしまうんじゃないかな?



ボックスの位置合わせとかいろいろあるんだろうけど
真っ直ぐ付けようと思わなかったのかな。


「曲がってるよね」


って、検査の時にも誰も何も言わなかったのかな。



実際に手をかけた職人さんだけじゃなくて、
職長さんも、現場監督も、監理事務所も、施主も、
これで良いと思ったのかな。


数あるから、単に気づかなかっただけなのかな。
(まあ、造った本人だけは気づいてるよね)



それとも「これがイイ!」っていう
意図的なデザインだったの?
(「真っ直ぐつかないものかな」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月21日

真っ直ぐがいいか、曲がってるのがいいか

階段にしてもトイレにしても、
手すりがついているのが一般的になった。


ただ、その手すりにはいろんなタイプがある。



金属のやつ、樹脂のやつ、
可動式のやつ、固定式のやつ、
真っ直ぐなやつ、斜めのやつ、曲がったやつ。



一体、どれが本当に使いやすいんだろう。


22102101.JPG


実際のところ、使う人によって違うんだろう。



障害を持つ人であれば、
その部位や程度に応じて
使いやすい位置や形状が異なるのだろう。



年齢が上がって身体機能が衰えてきた人も、
その程度はさまざまで、
身長や体型によっても影響が違うだろう。



あるいは、幼い子供であったとしたら
また状況は変わってくるだろう。



正解なんて、たぶん無い。



けれども、「より多くの人が、より使いやすいように」
日々、新たな閃きと試行錯誤とを繰り返しているのだろう。



「みんな違って、みんないい」


とはならないのが、家具・道具の宿命なのである。
(「真っ直ぐがいいか、曲がってるのがいいか」おわり)
posted by けろ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月20日

鉄道の存在意義

鉄道って、何のために存在しているの?



そりゃ、人を運び、モノを運び、経済を回すためじゃない?

そのほうが人や物の流れが盛んになって経済的に益となるからだよね。



だから、明治時代には、富国強兵・殖産興業の旗印のもとに
せっせと鉄道を造った。


山奥で掘り出した石炭を港まで鉄道で運び
船舶に積み替えて各地に届ける。


大量の重たいエネルギー資源を運ぶために
無くてはならぬインフラなのであった。



しかるに、現在。



人口密度の高い都市部では、
大量の人を効率よくせっせと運ぶために
鉄道は活躍している。

経済的にも効果が高く、
社会経済を回すために必須のインフラとして
位置づけられている。



のであるが、少し都心部を離れると、
乗る人は減り、貨物も減り、
人やモノの移動は、もっぱら自家用車やトラックなどに
依存するようになっている。



かつて隆盛を誇った鉄路は
動かせば動かすほど大赤字を垂れ流す
負の遺産と成り果てている。



「もう、維持できないよ」



鉄道会社も匙を投げ、
地元自治体がカネ出してくれなきゃ
廃止するしかないね。



そう宣言している。



そして、失われたウン十年を経て
少子・超高齢化に喘ぐ地方の町村に
鉄路維持のために拠出するカネなど、無い。



ただでさえ少ない税収を
地方交付税交付金で補填し、
税収は少なく、高齢者に対する医療費その他の
支出は増すばかり。


バブル期に遠慮なく造りまくった施設やインフラの
改修・維持・更新費もままならない。


そんな火の車の台所事情で
鉄路を支えるボランティアを
するだけの体力は、無い。



今、ロシアやウクライナで、
兵站に寄与する輸送手段として活躍が報じられるが
民生用の旅客・運輸としては
果たしてどんなものか。

これだけの自動車社会、航空機社会において。



鉄道150年を記念してか、
JR札幌駅には、こんなパネルがあった。


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昔の路線図である。



ここに記されている路線名をすべて言える人は
相当に鉄分の高い方であろう。



白糠線が無いぞとか、湧網線が東線・西線に分かれてるぞとか
いろいろお気づきの方もおられることであろう。

あ、美幸線も無いし、羽幌線も繋がってないね、とか。

細かく見ていくと、結構いろいろ、ある。




現在の路線図と、比べてみてほしい。


22102002.JPG


デフォルメされてないし、駅名は主要なものしか書かれていないから
イメージが少々異なるが、
激減しているのはおわかりであろう。


そのかわり、千歳線のルートが変更されたり
石勝線が繋がったり
青函トンネルを経て北海道新幹線が出来たりしている。


が、これからもまだまだ減る。


留萌本線も廃止される。

事実上廃止状態だった日高本線が正式に鵡川以南が廃止され
しかし残った区間も危うい。

長万部〜小樽間の函館本線も、
北海道新幹線延伸に伴い廃止される。

室蘭本線、富良野線、根室本線滝川〜新得間、
花咲線、釧網本線も超赤字路線だ。


宗谷本線、石北本線だって、
いや、新幹線(じつはこの赤字がものすごい)も含めて
すべての鉄路が青息吐息である。


はあ。



石炭産業のように、廃れざるを得ない
時代の流れなのであろうか。



札幌駅周辺は、
じつはものすごい再開発ラッシュである。


新幹線駅開業時のイメージ図が添えられていた。


22102003.JPG


札幌駅からすすきの駅にかけて、
大型建築物が建替ラッシュの最中である。
すでに建て替わって開業している新ビルも何棟もある。



「鉄道ありき」の時代は、
すくなくとも終了しているのである。



ドローンなど、空中交通が発達していくと、
これまたあらゆる要素が激変することであろう。



戦争とか、疫病とか、天変地異とか、
そういうのが無ければ、ね。


それらが怪しい時代にも、
なってしまっているのだけれど。
(「鉄道の存在意義」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 交通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月19日

CB二重外断熱

なんか、池の中に造られている。


22101901.JPG


なんやねん!?


ゲージュツ、なのかな。



ワタクシはソッチ方面は疎いので
単純に「へえ!」と思うだけなのであるが。



左のほうに、何かの造作が置いてある。

せっかくなので、近寄ってみる。



22101902.JPG



おお。



コンクリートブロック外壁を二重に立てて、
間に断熱材をはさみ、通気層も取っている、と。



単純計算で、外壁材料が2倍必要になるってことかな。


22101903.JPG


でも、断熱性能は高く取れそうだ。

無断熱コンクリートブロック造よりは、かなり。
(「CB二重外断熱」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月18日

留萌市のマンホール蓋

留萌市にちょっと寄った。



「とめもえ」でも「りゅうほう」でもなく
「るもい」である。

「ルルモッペ」が語源 なんだそうだ。



歩道に、だいぶ錆びた小口径桝の蓋をみかけた。



22101801.JPG


ちょいと小さいけれども
留萌市の市章 がつけられている。



この市章、なんかどこかで見たことがあるような。



ああ、これはカタカナの「ル」の図案化なんだけれども
漢字の「山」を図案化した団体があって、
何やかや報道されてるからなんだな。

それで見覚えがあるように感じてしまったのだね。



うぅ、ちょっと縁起でもないことに気づいちゃった。

ごめんなさい。



でも、晴れた日のサンセットが麗しい、
そんな地のようである。
(「留萌市のマンホール蓋」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月17日

ガラリに直接

換気のためのダクトは、
必ず外皮を貫通することになる。


だって、排気であれば、室内の空気を屋外へ
給気であれば、屋外の空気を室内へ
送るわけなのだから。



屋根か、壁か、軒天か、ピロティかどこかを貫通せざるをえない。



ん?




地面に接する床を貫通してダクトを地中に通して
それから立ち上げて外気に開放すれば
それは「外皮貫通」と言えるかどうか?



ま、居住空間と外界との境界面という意味で外皮と呼ぶならば
床面もその一つと言えなくもなかろう。



一応、IBECsでも土間床を含むと 説明 されているようだし。



さて、外壁面に、
空気の通り道として設けられた換気ガラリ。



その内側には、空気を搬送するためのダクトが接続される。



たいていは、ガラリチャンバーで一度受けてから
それにダクトを接続するのだけれど、
必ずしもそうでなくてはならないわけでもない。



22101701.JPG


ガラリ寸法からテーパーでそのまんま窄めて
ダクトに繋いでしまいますよ、って。



ガラリチャンバーの鉄板面積や加工手間が無駄だと考えるか、
テーパーを作ってつなぐのは寸法合わせや位置合わせが大変だと思うか、
人それぞれの得意不得意や好き嫌いが反映されてくるものかもしれない。



ワタクシの感想を言えば……。



ダクトが上方に曲がるのであれば、
このガラリの上面は真っ直ぐでも良かったんじゃないかな、と。



ま、勝手な感想ですがな。
(「ガラリに直接」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月16日

あるじの交替

もともと、ここの(あるじ)
FF式温風暖房機であったのだよ。


立派とは言わないけれど、
床よりちょっと高くされた基礎に
床埋込の灯油コックボックスと
防水コンセントを従えて
立派に据えられていたのだろうよ。



けれども、なにゆえか
その座を追われてしまったのさ。


装備品の給排気管を残したままで。



22101601.JPG



この地域、冬にはかなりの雪が積もるようで
給排気トップの据付は結構な高さになっているのだよ。

いろんな配慮が、あるのだよ。



けれども、その彼(彼女?)は、
その地位を追われた。



そして、下剋上(?)によってその座に就いたのは
掃除機!?



暖房機が、返り咲く日はくるのだろうか。


王座を奪還すべく、立ち上がるのだろうか!?
(「あるじの交替」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月15日

和便を洋便に

最近は、和風便器がめっきり減ったのである。


そして、もともと和風便器であったところも
どんどん洋風化されていく。

そんな、一例。


22101501.JPG


必要最小限の改修にとどめたようだ。

色の違う床タイル部分が、和風便器の埋まっていた範囲。



陶器を取って、配管貫通孔だけ残して床スラブを構築して
タイルを張って、便器を据える。


紙巻器の位置も、変えざるを得ないけれど
ブースはそのまま使った感じ。



でも、元々のブースが狭いと、
洋風便器がうまく取り付かない。

本体は付くけれども、
人が座った時に、膝がブース壁についちゃう。



だから、斜めに据える。


22101502.JPG


三角の密結ロータンクなんて、
ほんの一瞬だよね? 世に出てたの。


これはこれで、珍しい。



床のモザイクタイルは、
やはり和便跡だけ新しい。


今どき珍しいから、
施工する人も久々だったんじゃ?

若手の職人さんだったら、
初めてだったかも。



音姫も取り付けてあるんだけれど
電源が微妙だなぁ。


モールは上からじゃダメだったん?
敢えて横から?


コンセントじゃなくって、
ボックス内で直結でも良かったんじゃ?


ま、後からは何とでも言えるわな。
設計した人、施工した人、監理した人、監督した人、
それぞれに言い分があるに違いないのだ。


22101503.JPG


ロータンクにつながるフレキ管の元は
普通の止水栓っぽい。

立水栓と同じハンドルだ。



ちょっと陰になりかけた
紙巻器設置跡は、
申し訳程度に埋めてある。

完全にタンクに隠れた部分の孔には
何もしてないのね。


便器据える前に、ちょこっと埋めたかったよねぇ。
(「和便を洋便に」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月14日

トイレの下には

トイレの下が、倉庫であった。


そのトイレの全面改修にあたって
配管類も全部総取っ替えだ。



天井の無い倉庫だから
施工はやりやすいね。


22101401.JPG



まっすぐ排水主管が伸びて……来たけど
手前でちょっと左に振っている。

立管への接続上のアヤだね。



配管類が全部顕に見えるのは
何とも眼福だ。


その施工が怪しくなければ、ね。
(「トイレの下には」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月13日

ちょっとだけ、納まらなかった

エアコンが取り付けられるから、
冷媒配管も施工されるのだ。

冷媒管はたいてい、壁の中や天井内に施工されるのだけれど
納まり上、どうしてもオモテに出てきてしまう部分が生じた。



そんなところだろうか。


22101301.JPG



立派なスリムダクトで覆われている。


これはなかなか、カッコイイんじゃないかな!?
(「ちょっとだけ、納まらなかった」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月12日

狭くてもつけた

手洗器を取り付けるには、
ビミョーなスペースではある。


それでも、ここに手洗い用の設備が必要だったんだ。


だから、限られたスペースにおさまるサイズの製品を選んで
取り付けてあるのだ。


22101201.JPG


って、既存のものだから
経緯はわからないのだけれど
でもまあそんなところだよね。



要るものは要るんだから、
仕方がない。
(「狭くてもつけた」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする