気になり始めると、更に気になる。
見えちゃうと、目立って目立ってしょうがないのだ。
いや、何の変哲もない、ただの吸込口なのだ。
どこにでもある、既製品の吸込口なのだ。
でも、ね。
職業病なんです。
つい、上を見ちゃうんです。
フツーの人は見上げたりしないのに、
ついつい、見ちゃうんです。
ごめんなさいったらごめんなさい。
だけどね、
出来ることならば、
やっぱり掃除したほうがいいと思うんだよね。
接続の丸いダクトの形に
キレイ(?)にホコリがついているじゃん?
これが時々剥がれては、
ダクトの中に供給・蓄積されていくじゃん?
そしたら、ファンの羽根にだって付着固着していくし
負荷がかかって電気は食うし(大したことはないとは言え)
騒音も出てくるかもしれないし、
ファンの寿命だって短くなっちゃうじゃん?
とは言え、こんな事は
誰も気にしやしない。
上を見ることもなければ
ホコリに目を留めることもなければ
掃除することもない。
まあ、そんなものさ。
結構、ノーメンテでがんばっている設備機器は
多いものなんだよ。
ある日突然、限界を超えて動けなくなるまで。
「なにブッ壊れてるんだよぉ。使えねぇヤツ」
そう罵倒されて、お役御免さ。
ん?
どっかのブラック企業の社員かな?
(「できれば取りたいホコリ」おわり)