いやべつに、熱海に限らないのだけれど。
ただ、いろんな下水の蓋を追いかけていると、
他の蓋も結構目についてしまって、
結構な枚数になってしまったということなのだ。
まあ、よくある、水道の仕切弁の弁蓋。
口径が書いてあるのは、とても良いのだ。
建物内の配管には、ほとんど書いてない。
図面が正しいと限らないから、
書いてくれると嬉しい。
水道メーターの蓋には、メーター口径によって
いろんな大きさがある。
親子蓋になっているから、
ちょっと大きめの蓋。
アパートなんかの前には、
小ぶりの樹脂の蓋が並ぶ。
市章なのだから当然なのだが、
全部に「温泉マーク」が入っているのが面白い。
公園内には、弁蓋。仕切弁と、電磁弁のようで。
一緒の筐に入れないで、別々にしてあるのが不思議。
埋設型消火栓の蓋には、「熱海大火」の記憶 が記されている。
マッチの火の不始末が「大火」を起こし、
死者こそ無かったものの1000人近い重軽傷者と1000棟近い焼失建物があったという。
Wikiには「市街地の4分の1が壊滅した」と書かれている。
各地によくある、ハシゴ車デザインの蓋も、ある。
防火水槽の蓋も同じデザインだ。
熱海市では 熱海ガス が供給されている。
天然ガスは、清水から三島を経由した導管で受け入れているということで
なかなか長距離のパイプラインである。
Gas One ブランド の関連会社となっているようだ。
その蓋には、たぶん昔の会社のマークとおぼしきものが
中央に描かれている。
面取りされた角蓋もある。
ガスは緑、ということになっているようだ。
さて、熱海ではところどころに赤い蓋が見える。
「温」と書いてあるのは、やっぱり、温泉だよね?
熱海だもんね?
そう、明記されているものもある。
さすが、熱海である。
温泉インフラが存在しているのだ。
いろんなインフラがあるので、
結構色とりどりなのである。
景観に気遣って、
無電柱化されている区間もある。
そこにある共同溝にも温泉マーク。
じゃない、市章。
温泉と言えば、熱海じゃぁぁぁぁぁっ!
そう、宣言しているかのような市章なのである。
下水道以外の蓋もいろいろあって、
熱海よいとこ一度はおいで。
(「熱海市のほかの蓋たち」おわり)