2022年09月30日

熱海市のほかの蓋たち

熱海には、下水以外の蓋もいろいろあって。



いやべつに、熱海に限らないのだけれど。

ただ、いろんな下水の蓋を追いかけていると、
他の蓋も結構目についてしまって、
結構な枚数になってしまったということなのだ。



まあ、よくある、水道の仕切弁の弁蓋。


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口径が書いてあるのは、とても良いのだ。

建物内の配管には、ほとんど書いてない。
図面が正しいと限らないから、
書いてくれると嬉しい。



水道メーターの蓋には、メーター口径によって
いろんな大きさがある。


親子蓋になっているから、
ちょっと大きめの蓋。


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アパートなんかの前には、
小ぶりの樹脂の蓋が並ぶ。


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市章なのだから当然なのだが、
全部に「温泉マーク」が入っているのが面白い。



公園内には、弁蓋。仕切弁と、電磁弁のようで。


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一緒の筐に入れないで、別々にしてあるのが不思議。




埋設型消火栓の蓋には、「熱海大火」の記憶 が記されている。


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マッチの火の不始末が「大火」を起こし、
死者こそ無かったものの1000人近い重軽傷者と1000棟近い焼失建物があったという。
Wikiには「市街地の4分の1が壊滅した」と書かれている。



各地によくある、ハシゴ車デザインの蓋も、ある。


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防火水槽の蓋も同じデザインだ。


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熱海市では 熱海ガス が供給されている。

天然ガスは、清水から三島を経由した導管で受け入れているということで
なかなか長距離のパイプラインである。


Gas One ブランド の関連会社となっているようだ。


その蓋には、たぶん昔の会社のマークとおぼしきものが
中央に描かれている。


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面取りされた角蓋もある。


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ガスは緑、ということになっているようだ。


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さて、熱海ではところどころに赤い蓋が見える。


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「温」と書いてあるのは、やっぱり、温泉だよね?
熱海だもんね?



そう、明記されているものもある。


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さすが、熱海である。
温泉インフラが存在しているのだ。



いろんなインフラがあるので、
結構色とりどりなのである。


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景観に気遣って、
無電柱化されている区間もある。
そこにある共同溝にも温泉マーク。
じゃない、市章。


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温泉と言えば、熱海じゃぁぁぁぁぁっ!


そう、宣言しているかのような市章なのである。


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下水道以外の蓋もいろいろあって、
熱海よいとこ一度はおいで。
(「熱海市のほかの蓋たち」おわり)
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2022年09月29日

熱海市のマンホール蓋

熱海市に寄った。



火山地帯に立地する温泉地だけあって、
まあ、坂の多いこと。

そんな中での下水道管路網は
きっと整備が大変だったに違いないのだ。



というわけで、道すがらマンホール蓋を撮る。



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温泉マークがあるけれど、この下に温泉管があるわけじゃない。


熱海市の市章 なのだ。

だから、間違いのないように「下水」と大きく書かれているのだ。



……というわけでもないらしい。


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下水の蓋、だよね?



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辛うじて書かれているのはやっぱり「汚水」の「お」?



こっちには、ちゃんと「おすい」と記されている。
ずいぶんと、いろんな蓋のバリエーションがあるようだ。


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親子っぽい蓋も。


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っぽいけど、外側はただの枠だよね?



赤い透水舗装部にある蓋は、
やはり赤い。


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黄色っぽい石っぽい歩道の蓋は、
黄色だ。


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タイルのところは、タイルだ。


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まあ、中にはめ込む材料を変えれば当然こうなる。



たまに、雨水桝もみかける。


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汚水のほうが、圧倒的にたくさん見つかるのは、なぜ?



周囲はアスファルトなのに、
わざわざ化粧蓋がついていたりもする。


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なかなかお洒落なのだ。



敢えて、目地を合わせていないということかな?


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小口径の蓋にもいろいろあって。


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下水 A−1 とあるのは
系統番号か何か?



こっちは、B−2。


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番号の無いものもあって、
なんだかよくわからない。


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とにかく、いろいろあるのだ。



市役所に行くと、
カラーマンホール蓋が飾られていた。


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ここで、マンホールカードも入手できる。



その現物は、歩道にもある。


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だいぶ劣化している感じ?

まあ、海沿いだから、錆びるよね。



でも、まだ比較的きれいなやつもあって。


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ちょうど、お宮の松の近くだ。

イマドキなら、このオトコは世間から袋叩きに遭うね。
ま、昔むかし、大昔のお話だからね。



梅の蓋は、
もっと離れた場所にあるらしい。

ううん、そっちに行く余裕はないや。



雨水の格子蓋……の上に、ハト。


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目が合ってしまったけれど、
逃げないのね。



多くの観光客がひっきりなしに来ていた地だから
慣れてるのかね。



コロナ前は相当に人が居たんだろう。

土石流災害も、記憶に新しい。



が、観光地として元の姿に戻るものなのか、
また別の発展を目指していくものか。



世界中の観光地に共通する課題であろう。



『マンホールツーリズム』の地としても、
熱海はポテンシャルの高い街なのだ。
(「熱海市のマンホール蓋」おわり)
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2022年09月28日

ちょっとお洒落に

ちょっと気取った衛生器具は、いかが?



一番安い洗面器を使うこともできるし、

普通のトイレによくある、一般的な器具を使うのも良し。



でも場所によっては、ちょっと洒落た器具を使いたい、
そういう場面もあるだろう。



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そんなのを見かけると、
やっぱり撮りたくなる。



イマドキは、ツーハンドルっていうのも時代遅れだし
何より省エネ・省資源ではない。

でも、白い陶器とゴールドの水栓金具との組み合わせは
なかなかゴージャスに見えるではないか。



石鹸用のトレイやタオル掛も同様のデザインになっていて
床壁の内装と相まって、いい感じになっているのではないか。



ま、好みは人それぞれだから
多様な意見はあるはずだ。

でも、公共施設で無いのであれば
オーナーが好きにすれば良いのである。



せっかくだから、裏側も見てみようか。


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アングル止水栓とPトラップとの組み合わせだ。

裏側の金具は、表面が汚れでくすんでいて
ホコリも少し溜まっている。


でも、限られたスタッフ、限られた時間、限られたコストの中で
こんな所まで常にピカピカに維持するのは無理だろう。


相応の費用を取る施設ならともかく、
一般の施設なら表側がなんとなくキレイなら
問題なしとすべきだろう。



それに、建設以来まったく手つかずという感じでもない。

間隔はそれなりに空くとしても、
掃除はおこなわれているのだ。


ほんと、施設の維持管理って大変である。



せっかくだから(笑)、逆側も見てみよう。


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同程度の汚れである。


ピッカピカではないが、
ドロドロでもない。



銅管に「HOT VALVE」と印字されたシールが貼ってあるが
そっち、水側だよね。

っていうか、
この部分、区別する必要ある?
(「ちょっとお洒落に」おわり)
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2022年09月27日

倶知安町のマンホール蓋

倶知安町」は、結構読める人が多いのではないか。


小学校時代とか、地図帳を見て変な地名、難読地名の当てっことか
探しっことか、した記憶のある方によっては、
むしろ馴染みの地名なのではないか。



「くちあんまち」なんて読む人はいないだろう。

「くっちゃんちょう」と、促音・拗音の両方が含まれるのである。


町名の由来は 町のページ で紹介されている。


クッシャロとかクッチャロとかクシロとか
似たような音感の地名は、北海道各所に存在する。



この町はニセコ町と隣接していて、
パウダースノーのスキー場を擁するリゾート地として
国内外の資本による開発が盛んな場所でもある。


コロナ前は海外からの訪問客もたいそう多く、
外国人スタッフも多数在住し、英語の通じる店も多かったという。


コロナ下で鎖国状態になって以降、
定住者以外はなかなか訪れなくなった。

まだ開国しきっていない現在は
日本国内在住の外国籍の人や
日本人客が中心であるようだ。



2022年8月末現在で、町の人口は

7,918世帯 14,609人

うち外国籍住民は

406世帯 634人

であるという。


世帯の5%、人口の4%が外国籍というのは
田舎の町としては多いのではないだろうか。



倶知安町のスキー場近くで
こんな蓋を見掛けた。


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KUTCHAN SINCE 1964 ST.MORITZ


そう書かれている。



スイスのサンモリッツ市 と、姉妹都市提携 をおこなったのが
1964年だということである。



「スキーの町宣言」をしている町らしく、
降雪期ではないのに本物の雪を使ったクロスカントリースキー大会が行われたという。



農産物の他に、観光も重要な産業の一つなのだけれど、
インバウンドの急増とオリンピックを当て込んだ開発が
コロナで挫かれている面もある。


以前からスキーシーズン以外は比較的空いていて
コロナ禍にあってもある程度稼働して雇用を確保するためもあって
宿泊施設が比較的割安の料金設定になっているようだ。



アフターコロナで外国人がどっと押し寄せるようになると
日本人には手の出せない場所になってしまう……かというと、
そういう施設もあるけれども、ドミトリー的なところもあるから
大丈夫、かもしれない。



まだまだ先ではあるけれど、
新幹線の駅も出来る。
スキーを積んで、東京から直行できるようになる。



さて、今後は如何に?
(「倶知安町のマンホール蓋」おわり)
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2022年09月26日

避雷針がいっぱい

山道を走っていたら、
道沿いに城のような建物が出現した。



なんじゃ、これは?


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どうやら、ゴルフ場併設のホテルのようだ。

バブルの頃の建物なんだろうね。



尖塔上の部分が各所にあって、
それぞれに避雷針がついていて、
ぱっと見、避雷針だらけ。



あちこちに尖塔を設ける建築デザイン上、
已むを得ない措置なのであるか、

あるいは、避雷針をカモフラージュするための尖塔なのか。



ま、それほど気づく人は多くなかろう。

だから、問題ないのだ。



VHFアンテナが生き残ったままだったとしても
それも特に問題は無いのだ。

わざわざ費用をかけて撤去しなくたって
それほど目障りでもないのだから。


なかなか、景色の良さそうな場所である。
(「避雷針がいっぱい」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月25日

ガラスは掃除できなくちゃ

建物の色んな場所に使われる、ガラス。

たいていは、透明感を求められて使用される。



ガラスを通じて、屋内から屋外への眺望が確保される。

なのに、そのガラスの表面は、四季折々のさまざまな天候によって
徐々に汚れていくのだ。



雨に含まれる、あるいは風で吹き寄せられる、
ホコリやら砂やら泥やら。


黄砂なんかがやってくると、
急激に汚れることもある。



さて、とある施設の展望台。


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UFOのような屋根の一角から生えている、
ガラスの円筒。

あれが、展望台なのである。


他の4本のツノは、換気ガラリのように見える。



あんなところにあるけれども、
展望用なのだから当然のことながらガラスで覆われている。


アレが汚れたら、一体どうやって掃除するの?



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よぉく見ると、掃除用の点検はしごが設けてあるのだ。



あのはしごに乗り移るための出入口があって、
アレに乗って、1周ぐるりと清掃できるようになっているんだね。


あのハシゴは、レールに沿って、
奥から手前へと動くのだろうね。



入場料を支払って展望台に入ってみたら
ガラスが汚れていてよく見えない、なんて
許されないもんね。


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さて、このガラス全面を掃除するのに
どのくらいの手間がかかるものか。


高所に弱い人じゃ、とても務まらない。


ある程度手早く任務を遂行できなければなるまい。



ここの清掃には、どのくらいの報酬がもらえるのだろう。

地味で目立たない職種かもしれないけれど、
無くてはならない、大事な仕事でもある。

何より、怖い。
いろんな安全措置があって、フルハーネス装備であったとしても、
怖いよね!?



ワタクシには、とうてい出来ないなぁ。
体力的にも、精神力的にも。
(「ガラスは掃除できなくちゃ」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月24日

並べる室外機

商業施設の上部にある、自走式駐車場。


その一角に、室外機設置スペースが設けられていた。



すぐ脇の駐車スペースが空いていた。ラッキー!

これなら、あまり不審者っぽくなく、観察できるね。



サンヨーのガスヒーポンだ。


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パナソニックに吸収されちゃったから、
もう三洋ブランドの新設機器は見られないのだ。

ある意味、貴重な遺産に遭遇したわけでもある。



上部にフードがついているのは、
防雪のための役割ではなくて
上部ファンから排出される排熱を、
なるべく外気側の開口部に向けてやろうという意図であろう。



ガスエンジン搭載なのだ。それなりに振動があるのだ。

ということで、防振架台に乗っかっている。



せっかくだから、裏側にも行ってみよう。

店舗入口に行く途中、ついでに観察するだけで済むのだ。

ぜんぜん、不審じゃない。

なんて自然なんだろう!



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冷媒管は、スリムダクトの中を通してあるようだ。

ガス管はどうだったかな。
しゃがみ込んで下の方までは観察しなかったな。

だって、怪しく見えるじゃない?



でもちょっと気になるね。

まさか、スリムダクト内には入れてないよね。
たぶん、下部に沿わせてあるんだよね。

いや別に、入れたって構わないんだけどさ。
大変だな、って。

ガス管は、コックと強化ガスホースとで連結されている。



そうそう。


ガスヒーポンからは、ドレンが出てくる。

それを受けるドレン管も、ちゃんと設けられている。


下部に垂れ流しじゃないんだ。



よく見ると、奥のほうでドレン管内に凍結防止ヒーターが突っ込んである。

冬場、ドレン管内がガチガチに凍結してしまったら困るからね。




さてこのスリムダクト、
どこかから屋内に導入されているわけで。



「店舗入口」と書かれた屋内部分に、
少し立ち上げられた上で接続されていた。


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写真に収めたはずが、見切れちゃってるよ。
一応、雰囲気は辛うじて残されているはず。



なんで見切れちゃったかと言えば、
その奥のダクトが気になったのである。



防火ダンパーを介して、
プレートで塞がれた角ダクトが2本、
外壁から生えているのだ。


閉塞プレートの表面には「将来用ダクト」と記されている。



なるほど。


将来、下階に換気を要するテナントが入った際にも
対応可能な造りになっているのだ。



どのくらいのサイズにするか、
何本確保するか、
答えなんて無いんだけれど、

2本、このくらいのサイズを想定しておけばいいじゃん?

そういうことなんだろう。



ま、貫通経路だけ設けておけば、
多少通過風速が大きくなっても
機外静圧を確保しさえすれば
とりあえず機能するし、ね。



騒音も、それほど問題になる施設じゃないよね。



駐車場内は、頻繁に車両が通行しているし、
店舗内にも常にバックミュージックや宣伝が結構な音量で流れているから。
(「並べる室外機」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月23日

どのくらい効くのかな

2層吹き抜けのエントランス上部を見た。


デッキスラブの下面が丸出しになっているので
いろいろ見えて良いのである。


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スプリンクラや照明器具とともに、
エアカーテンが吊られている!?



店舗エントランスだから、
結構な高さである。


10mくらいはありそう。



入り口の自動ドアの幅はそれなりにあるし、
さて、どのくらい効き目があるものだろうか?



冬に来てみないと、
わからないな。
(「どのくらい効くのかな」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月22日

雨水はここから

とある、屋根の上。


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露出防水の、小屋根である。

雨水金物が、ぽちんと。


清掃は、行き届いているように見える。



「金物」は、差し込みタイプのやつ。

躯体打ち込みのやつではない。

だから、簡単に外せる。


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防水を塩ビ管に擦り付けてある感じ。



金物をひっくり返してみる。


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ステンレスの脚が、3本。



あれを、むりやりグイッとすぼめて
立管に押し込んであるだけのものだ。



打ち込みの鋳鉄製の金物に比べると、
軽い。

錆びない。



でも、取れやすいとも言える。



高層ビルの屋上に使うには
ちょっと危ないかな。
(「雨水はここから」おわり)
posted by けろ at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月21日

鉄道歴史展示室

新橋の停車場跡の裏側は
鉄道歴史展示室」として公開されている。


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プラットホーム側とは反対の、北東面が入口である。



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敢えて白く塗ったのであろう雨樋が
なかなか楽しい。


上部は角断面で、下部は丸い配管。
外装仕上げに合わせて、微妙に振り回してある。



展示室は階段を上がった先にある。


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昔の建物は、とにかく階段だらけだ。

駅舎でも役場でも劇場でも、
階段を何段も上がってから1階の床になっていた。

そういう時代なのであった。



展示室内部は撮影禁止であるので、
入り口だけ。


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わりあい便利な場所である。

行きやすいところであると思う。



遺構として掘り出された部分が見えるようになっている。


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適宜、コンクリート躯体で保護されている。

照明器具も設けられている。


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建物南東面。


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後付けの部分が、うまく形成されていると思うのだ。


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トップライトとしての部分なのではないかと思う。

散水栓も、必要性があってのものだろう。



鉄骨階段の下に、
室外機たちが押し込められていた。


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パンチングメタルの扉のゆえに
空気の循環並びに熱交換効率は悪くなりそうではあるが
設備機器類が表に出て来ないように配慮された結果とも言える。


いつだって、絶対的な正解のない課題なのである。



すぐ脇には、高層ビルが林立する。


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150年も経つと、こんなにも変わるものなのだ。

人類の歴史は、長いようで、短いようで。


人の一生は、言わずもがな。
(「鉄道歴史展示室」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月20日

停車場跡

ちょいと、新橋。というか、汐留というか。


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かつての停車場跡が、再現されている。


そしてほんの少しではあるけれど、
鉄路も保存されている。


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そっか、昔は枕木が見えないように
埋められていたのであるか。


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いちいち、このような看板があるのは
たいへん嬉しいものである。


じゃないと、「なんか、ただの古そうな線路」にしか見えないから。



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どの程度が元の部分で、
どの程度が復元であるのか、
見ただけではよくわからないのだけれど
まあとにかく趣のある建屋である。


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すぐ脇には、高層ビルが建つ。


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そういう街だから、仕方がない。


と同時に、停車場の空間だけが歴史を切り取っている状態になっている。



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部分的に、当時の石積みが掘り出され保存されている。


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植物たちによって侵食されてしまうのは、これもやむを得ない。



ガラス部分は、当然当時のものではない。

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以前は何らかの飲食店舗があった気がするが
コロナ禍のせいかどうか、閉鎖されてしまっている。



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スロープとか階段とか、
あと付けの部分も多かろう。



裏側の建物もまた、
奥ゆかしいものである。


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雨樋は、四角断面から丸断面へと変換されている。


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古い部分を保存活用しつつ、
新しいものを付加して、現代の要請に合う造りとなっている。


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外観すなわち印象に直接かかわるだけに、
なかなか難しい課題であろうと思う。



中に入れなかったので、
設備的な云々についてはよくわからなかったけれど。



ビル街の谷間にあるこの類の施設について、
人によっては趣を感じるし、
人によってはがっかり感を持つのかもしれない。

感性は、人それぞれで良いのだと思う。


そこにこそ、いろんな楽しさの源があるのだから。
(「停車場跡」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月19日

バイパス管なんだって

それほど大きくもない川があって。


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ほんと、ちょっとした「せせらぎ」なのだ。



だが、その脇に、何やらあるのだ。


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トンネル?

抗口部分が板で塞がれて、ドアが取り付けてある。



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覗いてみる?



「ライト点けるから、見てね〜」


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おお、中はドロドロである。


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足跡が中に続いている。

どこへ続いていく?



これ、冒頭の川の上流部分へとつながっている。



この川の途中に、これからダムを造るのだという。

ダム建設時には川をせき止めてしまうのだけれども、
流れは下流に送ってやらねばならぬ。


そのための「バイパス管」としてのトンネルなんだそうだ。



制御弁装置のバイパス管とは、スケールが全く違う!



人間の尺度ではどう見たって「トンネル」であるが
河川を、流体を流す配管として捉えるならば
やはり「バイパス管」なのだ。



これだけスケールが異なると、
あらゆる点で違いが生じるのは仕方がない。



材料も、施工方法も、工期も、費用も。



……当然、設計費も、だよね。
(「バイパス管なんだって」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 土木工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月18日

工場らしさ

売店併設の工場があった。


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かなり広い敷地に、どでんと建っている。

外構とか造園とか、ところどころ作業中だったりする。



店舗内は結構洒落た造りではあるのだけれど、
やはり工場と言ったら、でっかいガラリである。


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それなりの大きさのガラリが、
あちらこちらに配置されている。


工場だから、
意匠的にガラリを避けて、なんていう配慮は
それほど必要ではあるまい。


工場らしさは、そんなところに見られるのである。
(「工場らしさ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月17日

水道橋

水路を渡る、水道管。


それを支える、水道橋。


「すいどうきょう」である。

「すいどうばし」だと、地名になっちゃう。



だいぶ、年季が入っている。


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だいぶ、だいぶ、錆びてる。


鋳鉄管は黒々とした体裁を保っているけれども
支える鋼材はだいぶ錆びている。

空気弁なんて、まっ赤っかなんだ。



バランス感覚抜群の輩が渡っていくことがないように、
申し訳程度のバリケードも設けられているが
強度的にどうなのかな、心許ないな、って感じ。



猫やネズミは渡るのかな。



結構、河川や水路を渡る水道、下水、電力は多いのだ。
(「水道橋」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月16日

健気な室外機

暑い暑い夏も、徐々に和らいで……来たり来なかったり。



エアコンは、今年も大活躍である。

そしてその要は、室外機なのである。


室外機たちが、狭いところにひっそりと佇み、
人知れずその役割を果たしている。



場合によっては、だいぶ効率が落ちてきているかもしれない。



冷房能力よりも、騒音発生能力のほうが大きくなっていたり
するかもしれない(さすがに、それは無いか)。


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働いていて当たり前だから、
普段は大して感謝もされない。


むしろ、ちょっと不調だったりすると

「なんで働けないんだよ。ちゃんと動けよ」

叱咤されてしまったりする。



働いてはいるんだけれども
目に見えると、視界に入ると、
邪魔者扱いされることも無いではない。



追いやられて追いやられて、
危険な危なっかしいところに置かれることも多い。


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健気だなぁって、思いません?



自らに重ねてしまう、
世のオジサンたち、オバサンたち、
オニイサンたち、オネエサンたち、
居るんじゃないかな?



ね。
(「健気な室外機」おわり)
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2022年09月15日

くねくねラック

屋根の下面に、人知れず伸びるケーブルラック。


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電力系か伝送系かよくわからないけれど、
何本ものケーブルが載せられているのだろう。



斜めの屋根面に沿うように、
屋根下に設けられた建屋部分を避けるように、
うまいこと流してある感じだ。



どのように流すとか、
どこから吊るとか、
図面を描いたり、苦労して施工したりした人たちが居て
現在がある。



問題なく機能していれば、
誰も何も気にしないのだけれど
きっとごくたまには、
こうやって意識に留める者も皆無ではあるまい。



監視カメラの向こうのお方と
目が合ってしまったかなぁ。
(「くねくねラック」おわり)
posted by けろ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月14日

使ってる? 使ってない?

街中に、ちょっとステキな感じの建物があった。


22091401.JPG


結構古いものなのか、そうではないのか、
ちょっとわからない。

けど、丸いステンドグラスなんかが嵌っていて
洒落た造りである。



けど、なんか使ってないようにも見える。

人気(ひとけ)は無いし、
門扉も錆びた感じだし、
看板にも何もない。


ああ、でも外灯は点いてるんだよね。

曇ってるとは言え、真っ昼間なんだけど。


22091402.JPG


軒天の照明も点いているから、
やっぱり使っているんだよね?



ま、教会だったら、平日の真っ昼間には
人が出入りしていないのはおかしくないか。



「教会っぽい結婚式場」なのか、
「教会」なのかによっても、
状況はだいぶ違うかもしれない。



こういう石造りの感じの建物って
魅力的だなぁ。
(「使ってる? 使ってない?」おわり)
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2022年09月13日

道の蓋

道の駅ってあるけれども、
道の蓋って見たことがあるだろうか?



そんなモノがあるのかって?



あるんです。


ほら。


22091301.JPG


穴の空いた、雨水桝の蓋のようだけれど、
ど真ん中に「道」と、立派な字体で記されているではありませんか!



「道」の真ん中にあるんじゃなくって、
舗装道路の脇、周囲は土の部分にあるから
ややこしい。



じつはこれ、「みち」じゃあない。


たぶん、「どう」って読む。



そう。


北海道、の道なのだ。

北海道は、砂川市で発見した蓋なのだ。

長野県なら「県」と記されているようなものだ。



都と道は1つずつしかないから、
これが成り立つのだろう。

「府」だと、どっちかわからないし、
「県」だとたくさん有り過ぎて全く特定されない。



じつは、昔むかしの北海道知事の揮毫、だったりしないよね?



しらんけど。
(「道の蓋」おわり)
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2022年09月12日

店は裏の顔が面白いのだ

店舗の入り口は、
顧客の目を引くようにいろいろと趣向を凝らし
気を遣っているものである。


けれど、その側面や裏面は
そんな配慮があまりなくって
素顔を晒していたりする。


だから、可能であれば
裏に回って見てみるのだ。



「この店は、どんな素顔をしてるんだろう」って。



勝手に「素顔」なんて言っているだけで
そこにその店の本質が在るわけじゃないんだけれどね。


それでも、設計の、施工の、
建築の都合、設備の都合、電気の都合や
予算の関係など、
いろんなストーリーが想像できたりするから
結構楽しいのである。



22091201.JPG


黒着色の既製品の換気フードと、
鉄板で製作された、塗装のないフード。
黒色のプルボックス。


外装の鋼板の木材、
屋上点検用のはしご。


そんな対比が、なんかおもしろい。



壁面下部に並ぶ、機器類、配管類。



22091202.JPG




人間も、そんな感じかな。
目、顔、服装など
人の目を惹く、見える部分については
いろいろと気を遣う。


でも素顔は、内面は
また異なるのだ。


むしろ人の目に触れない部分にこそ、
その人物の素顔があって、
その人の本質が隠されているのだ。

建物と異なるのは、そんなところかな。



なんて。
(「店は裏の顔が面白いのだ」おわり)
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2022年09月11日

蓋ふた蓋

駅間、ちょっと長めに歩いてみた。

駅がちょっと離れてるから、
駅まで歩いて鉄道に乗ってまた駅から歩いたら
結局ずっと歩いてもそれほど変わらないんじゃないかって思って。


意外に距離あったんだけれど。



ついでなので、蓋も撮ってみましょうか、と。



まずは、水道。


22091101.JPG


上水用の制水弁筐の蓋である。



こちらのも、水道用?


22091102.JPG


再生・仕


というのは、何を表すんだろう。

再生水管用の仕切弁筐という意味かな。



22091103.JPG


再生・空


ってことは、再生水管用の空気弁?


弁筐の蓋より大きいから
それっぽい。



下水も、一般的な鉄蓋じゃないやつをば。


22091104.JPG


鉄枠にコンクリートを打ち込んだやつか。

東京・下水道 合流

ま、そのまんまの記述だ。



ちょっと大きめの鉄蓋は、
ガス用である。


22091105.JPG


TOKYO GAS の文字が、少々潰れてしまっている。

KY が潰れてるってことは、
空気が読めるようになったのか、
危険予知が出来なくなっているのか。



たまに、こんなやつもある。


22091106.JPG


郵船でも優先でもなくて 有線 のほうかな。



USENのWi-Fiサービス なんてものもあるようで、
有線なの? 無線なの? って混乱しそう。

って、しないか。



「超光速」は表示的にアウトじゃないの?

現代の量子力学によってしても
相対性理論の光速に関する記述は
否定されてないんじゃなかったっけ?


「超高速」の誤変換というにはあまりにあちこちに書いてあるから
誇張表現なんだろうけれど。



ふふ。



いろんな蓋を見ると
想像が膨らむのである。
(「蓋ふた蓋」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする