2022年08月16日

ハイタンクの生き残り

小便器ハイタンクは、
さすがに見かける機会が激減してきている。


特に都市部(飲み屋街を除く)では
なかなか見かけなくなった。



でも、ちょっと街外れになると、
まだちょくちょく生き残っているものだ。


22081601.JPG


ね?


精一杯回っている換気扇があるが、
電力は、換気と音を出すのと、どちらにより多く消費されているのか
疑問に思うような場所もあったりする。



壁面上方に掲げられたハイタンクから
洗浄管を通じて、ストール小便器が洗浄される。



22081602.JPG


タンクの脇にある盤みたいなやつは、
タンク内の自動排水弁を操作するためのものか。



単に一定時間ごとに水を流したり、
天井面に取り付けたセンサーで入室者数をカウントして
一定人数ごとに水を流したり、
そんな制御をしていたやつだと思う。


きっと、むかしむかしのカタログには載っていたんだろう。



一度調整したら基本的にいじる必要がないから、
止水栓のハンドルは外されている。



だいぶ昔の衛生器具ではあるけれど、
建物はもっと古そうなので、
改修後の設備に違いないのだ。



22081603.JPG


洗面器も、掃除用流しも、
かつては壁埋込の給水管に接続されていたのだろうけれど
給水管更新に伴って露出配管で繋げたという歴史があるのだろう。


更新後も、相当の年数が経過しているようではある。



ライニングのかわりに、配管の上にハンドソープを載っけてある。


コロナ以降、急激に普及が進んだように思う。



イマドキのトイレのレイアウト計画には、
ハンドソープ置き場は欠かせないのである。
(「ハイタンクの生き残り」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする