2022年05月20日

役割を終えてなお

長年はたらいていたモノたちが
展示されていた。



はるか昔に現役を退いて、
普通であれば鉄くずとして溶かされる運命にあったところ
展示物としてその姿を後世に残す目的で。



現役バリバリの頃には、誰の目にも触れず
ただそこに在ってその役割を全うするのみであった。


22052001.JPG


いったいどれだけの人が興味関心を持ってくれるか
その説明板を読んでくれるのか
甚だ心許なかったとしても
それでも専用の基礎を用意されて
そこに在るを許されている。そんな存在。



そのまま展示しても面白くないと誰かが考えたか
モニュメント化されたものも、あった。


22052002.JPG


画としては見て面白いかもしれない。

さまざまな口径の管の輪切りが
同心円状に合体されていて
バーベキューで焼かれる玉ねぎ感を醸し出している。


22052003.JPG


造形物とみるか、悪趣味と取るか、
その人の感性にもよるだろう。


かつて各地で巡回展示されていた『人体の不思議展』的な
感覚を覚える人もいるのかもしれない。
(アレはなかなかキワモノであったと今でも思う)


いやいや、ただの配管たちであるからして
人体とは比較するようなものではなくて
単純に見て楽しめればそれで良いだろう。



現役の頃には決して人々の目に触れることのなかったモノが
こんなにも堂々と置かれて
都市を睥睨することになろうとは!


22052004.JPG


こういう場所があっても
いいよね。
(「役割を終えてなお」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする