2022年05月05日

店内撮影可

大型店舗の入口に、時々表示を見かける。



「店内撮影禁止」

または

「店内撮影可」



カメラのピクトグラムと一緒に
ゴシック体で書かれた文字が見られる。



観察家としては、当然撮りたい。



けれど、禁止のところで敢えて隠し撮りするようなことはない。

「撮影可」と謳っているところで
他のお客さんに配慮しつつ控えめに撮るだけである。


もちろん、撮るだけなんていうことはない。
そこで、なにがしかの商品を購入していく。



そもそも、撮影取材で訪れているのではなくて
買い物の用事があって店舗に赴いているのだから
撮影はそのついでである。


調査用・取材用のカメラを持ち歩いていることもあるし
スマホで撮ることもある。

いろいろだ。



店舗としては、商品や価格を撮って他店と比べてもらおう、
価格優位性や品揃えの豊富さを見てもらおう、
そういう意図なんだと思う。

店内の「せつび」を撮って宣伝してくれ! なんていう思いは
微塵もないことだろう。



でも、「撮影可」としている以上、
駄目じゃないよね。

迷惑でもないよね?



築後、結構な年数を経ていると思しき店舗。


撮影可を確認しているから、撮る。


22050501.JPG


梁貫通の配管類が、縦横無尽に走る。



エアコンは元々のものではなさそうだし、
照明器具もLED化されている。

建物自体は古くとも、設備関係は随時改修されているのだ。



このように天井を張っていない店舗であれば
外装を白く塗っておくのも一つの方法だろう。


逆に全部黒く塗っているところも見かけるが。



22050502.JPG


ドレン管が、梁のずいぶん上の部分を貫通している。

前の写真では冷媒管とドレン管は梁下を通してあったけれど
この場所ではたまたま他の不要配管が貫通していた跡があったのかどうか。



もっとも、現在ほど耐震やら何やらの意識が強くなかった頃には
既存の梁をダイヤモンドカッターで穴あけして配管を通すなんていうことが
当たり前のように行われていたから
ひょっとすると後から設けた貫通孔かもしれない。

そのあたりのところは、なかなか窺い知ることができない。
たいてい、そんな詳細の図面や記録は残されていないから
後の時代に究明するのも難しかったりする。



ま、こうやっていろんなところを観察して、撮影して、
いろんな事例や可能性について思い巡らせるようにしていれば
いろいろ学ぶこと、得るものもあるだろう。



ただ単に「せつびを愛でたい」だけであって、
その他の理由はみんな後付けなんだけれどね。
(「店内撮影可」おわり)
posted by けろ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする