2022年05月11日

設備と管理 2022年6月号

本日は、「設備と管理」2022年6月号の発売日となっている。


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今月は、学士会館の観察記録となっている。


歴史的な建物に現代の設備を適用して、利用する。
いろんなロマンが詰まっている、と思うのである。


ご笑覧下さい。


読者の方々にとって、どのくらい楽しんでいただけているものか
はたまた、ページを埋めているだけのゴミ欄になっているものか
見当もつかないところではあるけれど
打切獄門になるまでは続ける所存ではある。

売り上げの逆効果にはならないようにと願っているところである。
(「設備と管理 2022年6月号」おわり)
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2022年05月10日

マンション脇の柱上トランス

いわゆる「マンション」は、集合住宅である。

この呼名は日本独特なものであって
本来の意味は豪邸を示す語なのだという。

とは言え、日本ではすっかり定着した呼び方であるからして
「本来は〜〜」などと御託を並べても仕方がないことなのだ。



多くの住戸が入っているのであるから、全体の電力使用量はそれなりになる。
けれども、高圧で引き込んで専用キュービクルを置いて……とすると
いろいろと(スペースや電気保安関係で)コストも嵩み大変である。


従って、建物内に電気室的なスペースを設けて電力会社に貸して
そこで変圧されたものを各住戸に低圧で供給する、というように
なっている事が多い(もちろん、規模にもよる)。



でも、そのスペース(電力会社借室)が惜しいとか、
そこまでしなくても何とか……という場合に、
代替措置があったりする。


柱上トランスをたくさん設けてしまえ! 作戦である。


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高圧で引き込んできて開閉器をつけて
電柱も3本並べて、
ステージを作って柱上トランスを並べて……と
見た目はだいぶゴッツくなるんだけれども
上空なだけあってあまり場所も取らないし
気にさえしなければ、これもアリかな、と。


これの正面に居間がある住戸にとっては
毎日毎日視界に入る邪魔者かもしれないけれども
そうじゃない住戸には何の問題もあるまい。

視界に入る住戸は多少の値引きがあれば
それで良しとする購入者もあるかもしれない。



でも実のところ、
この類のものは意外に景色に溶け込んでしまって
人々の意識に留まらないことも多いのではなかろうか。


これのせいで富士山が隠されちゃうとか
花火が見えなくなるとか、
そういう「実害」でも無い限りは。


いずれにしても、見た目とコストとの兼ね合いで
建て主、施工者、販売主、購入者の利害が一致すれば
それで良かろう。


景勝地であれば、地元住民や自治体の同意が必要になるかもしれない。



どうだろうか?


気になる派? 何ともない派?
(「マンション脇の柱上トランス」おわり)
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2022年05月09日

五十里湖の桜

国道121号線を走っていて、
ナビの地図で二股に分かれていることに気づいた。


男鹿川のダム湖である五十里(いかり)湖の右岸側と左岸側に
それぞれ国道121号の表示がある。


が、左岸側は通り抜け出来ずに途中で通行止めになっていた。



ただ、通行止め部分も途中までは行くことができて、
ちょうど昼どき、蕎麦屋があるらしいということで
分岐を曲がってみた。


車を停めると、五十里湖を眺めることができる。


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あいにくの曇天であった。


青空が広がっていたならば、
爽快な絶景であったろう。



それでも、桜の花弁がまだ結構残っていて
春らしい景色ではあった(少し前の時期である)。


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桜もだいぶ葉が出てきていて
盛りは過ぎた感じであった。


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さて、蕎麦屋であるが。


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屋号は『湖畔亭ほそい』。

看板には「地粉使用 手打ちそば うどん」
と書いてある。

だから「蕎麦屋」と呼ぶのは違うのかもしれない。



ざる蕎麦を食した。


手打ち感が全面に出ていて
歯ごたえが結構あって、
めんつゆも含めて、ワタクシにはかなり好みの味。


蕎麦かうどんか、と言えば、
ワタクシは断然蕎麦であった。

うどんは嫌いではないが、それほど好きでもなかった。

けれども 四国は讃岐の本場のうどん を食したら
その価値観はガラッと変わった。



まあでも、本場でなければ
やっぱり蕎麦のほうが好きかな。



肝心の蕎麦は……。


腹が減っていて
待ち遠しくて
美味くて、
勢いよく食べてしまって、
気づいた。

……撮ってない。



ま、よくあることである。


各種グルメサイトを見れば
いくらでも写真やクチコミが載っているのだ。
(「五十里湖の桜」おわり)
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2022年05月08日

日光市のマンホール蓋

栃木県日光市


言わずと知れた、日光東照宮や鬼怒川温泉郷を擁する地である。



この地のマンホール蓋を見掛けたので撮った。


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少し砂がかかっているけれども
よくある地の柄に、
日光市の 市章 と NIKKO の文字があしらわれている。



この市章は平成の大合併に際して平成17年に決定されたものであるというから
この蓋はそれ以降に設置されたものと考えられる。
まだ20年も経ていないものであるが、
だいぶくたびれて見えなくもない。



鋳型の異なる蓋もあった。


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こちらは、先ほどのものよりも新しそうに見える。



鋳物だから、「デザイン料」も結構かかるんだろうなぁ。
蓋メーカーには、全国各地のいろんなデザインの鋳型が
保管されているものなのかどうか。



近くには、消火栓も。


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積雪のある地ゆえか、埋設式ではなくて地上式である。

消火栓といえば、やっぱり赤がイメージに合う。
けれども、必ずしも赤いものだけではなくて
全国にはいろんな色のものがある。

まあ、それはそれで良いのじゃないか。
地元の消防関係者しか使わないものであるから。



男鹿川沿いに、廃ホテル? 旅館? を見掛けた。


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いかにも浴槽跡といった感じの部分は
大浴場だったのか露天風呂だったのか。

全面ガラスが崩れ落ちたのか、
木製の目隠し板が朽ちただけなのか。



屋上部分には冷却塔や高架水槽も残されていて
はたらかなくなって久しい設備類の悲哀も偲ばれる。



バブル崩壊やレジャーの多様化などにより
日本各地の温泉地には営業をやめたまま放置されている宿泊施設が増えてきて
問題になっているという。

コロナ禍や戦争による物価高騰などにより
拍車がかかる状況にもなっている。



事業者が倒産して解体費も出せず、
と言って、地元の旅館業組合加盟宿もそれぞれに経営状況は厳しく
行政も厳しい予算状況の中おいそれとは援助できず。



しかしながら、廃墟は放置しておけば
いずれ朽ち、崩れ、周囲に被害を及ぼすことにもなる。

悩ましかろう。



ほんとうに、先の見えない時代だ。


とは言え、いつだって先なんて見えたためしはないのだ。
いつだって「想定外」のことは起こるのだ。

ある程度の余裕を持ちつつ、
ある程度の対策はしつつ、
それでも起こる想定外には
その時その時で最善を尽くして対処するしかないのだ。



何の想定も対策もせず、あらゆることが想定外、っていうのは
さすがにマズいんだけど。
(「日光市のマンホール蓋」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月07日

当別町のマンホール蓋

北海道当別町。



道都である札幌市の北方にあり、
町の公式ページでは


札幌至近の自然あふれるまち


と謳っている。



明治4年に仙台藩岩出山領主の伊達邦直が家臣共々に移住して
開拓した地 であるという。



風景がスウェーデンと似ているとして、
スウェーデンヒルズ という北欧風の住宅街が造られていたりする。



道の駅も「北欧の風 道の駅とうべつ」ということで、
北欧風を前面に出した建物となっている。


そこで見つけた、マンホール蓋。


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伊達邦直の甲冑姿なのだそうだ。

1868年の戊辰戦争に敗れた後に、
調査を経て1872年に入植。


現在はほんとうにのどかな北欧風の地であるが
雪が多く気温の低い当地において
インフラも設備も何もない環境で開拓・開墾を進めるのは
並大抵のことではなかったであろう。



札幌への通勤圏として、
ベッドタウンとしての売り込みもなされているが
北海道外からの移住を考えておられる方には、
ぜひ夏期だけではなくて冬期も見てから決断されることをお薦めする。


雪や寒さは、整備されたインフラや現代の高気密高断熱住宅、
発達した設備システムによってそれほど厳しくは感じられないことと思うけれども
それでも激しい吹雪の際には道路も走れなくなるとか、
夏なら30分とかからない道程が豪雪時には数時間を要することになるとか、
ある程度の覚悟も必要になるからである。


それでも、大都市札幌にほど近く、
美しい四季折々の風景と豊かな自然、
ゆったりと流れる時間を楽しむことの出来る
素晴らしい地の一つであることは確かである。

人それぞれの好みや趣味趣向、タイプがあるわけだから
万人に適するということにはならないけれども
コロナ禍を機にテレワークやサテライトオフィスが一気に普及した現代、
結構いい場所なんじゃないかな、とも思うのである。


新千歳空港まで2時間ほど。

首都圏も、決して遠くないのである。
(「当別町のマンホール蓋」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月06日

並びに並んだ室外機

店舗や工場に行った際に、
可能であれば極力側面や裏面を見る。


だって、そこにこそ、いろいろ置いてあるんだもん。



とある、工場併設の店舗。

裏には行けなかったけれども
側面はフツーに見ることができた。


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室外機が見事に並んでいる。

店舗用エアコンの類だろうか。
ビルマルなんかじゃなくって。


架台は連結して既製品のコンクリート基礎に乗せ、
外壁から支持を取っている。

重心は結構高そうだけれども
地震動に対して、アンカー引き抜き強度は大丈夫なのだろうか。

大丈夫であることを計算上確認しての設置なのか
「だいたいこんなもん」というテキトーな設置なのか、
見ただけではわからない。

前者と思いたいけれど。



排気ファンにはすべて防雪フードが設けられているところを見ると
吹雪はそれなりに意識されているようだ。

架台で持ち上げているところから、
ある程度の積雪があることも想像できる。



一番右にあるルームエアコンの室外機だけ
ずいぶんと頑丈に囲われているのも
何らかの理由があってのことなのだろう。


人の動線が近いからなのかもしれない。



普段は誰も見てくれないのだろうけれども、
たまにはこうやって観察するニンゲンが居ても
いいよね?
(「並びに並んだ室外機」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月05日

店内撮影可

大型店舗の入口に、時々表示を見かける。



「店内撮影禁止」

または

「店内撮影可」



カメラのピクトグラムと一緒に
ゴシック体で書かれた文字が見られる。



観察家としては、当然撮りたい。



けれど、禁止のところで敢えて隠し撮りするようなことはない。

「撮影可」と謳っているところで
他のお客さんに配慮しつつ控えめに撮るだけである。


もちろん、撮るだけなんていうことはない。
そこで、なにがしかの商品を購入していく。



そもそも、撮影取材で訪れているのではなくて
買い物の用事があって店舗に赴いているのだから
撮影はそのついでである。


調査用・取材用のカメラを持ち歩いていることもあるし
スマホで撮ることもある。

いろいろだ。



店舗としては、商品や価格を撮って他店と比べてもらおう、
価格優位性や品揃えの豊富さを見てもらおう、
そういう意図なんだと思う。

店内の「せつび」を撮って宣伝してくれ! なんていう思いは
微塵もないことだろう。



でも、「撮影可」としている以上、
駄目じゃないよね。

迷惑でもないよね?



築後、結構な年数を経ていると思しき店舗。


撮影可を確認しているから、撮る。


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梁貫通の配管類が、縦横無尽に走る。



エアコンは元々のものではなさそうだし、
照明器具もLED化されている。

建物自体は古くとも、設備関係は随時改修されているのだ。



このように天井を張っていない店舗であれば
外装を白く塗っておくのも一つの方法だろう。


逆に全部黒く塗っているところも見かけるが。



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ドレン管が、梁のずいぶん上の部分を貫通している。

前の写真では冷媒管とドレン管は梁下を通してあったけれど
この場所ではたまたま他の不要配管が貫通していた跡があったのかどうか。



もっとも、現在ほど耐震やら何やらの意識が強くなかった頃には
既存の梁をダイヤモンドカッターで穴あけして配管を通すなんていうことが
当たり前のように行われていたから
ひょっとすると後から設けた貫通孔かもしれない。

そのあたりのところは、なかなか窺い知ることができない。
たいてい、そんな詳細の図面や記録は残されていないから
後の時代に究明するのも難しかったりする。



ま、こうやっていろんなところを観察して、撮影して、
いろんな事例や可能性について思い巡らせるようにしていれば
いろいろ学ぶこと、得るものもあるだろう。



ただ単に「せつびを愛でたい」だけであって、
その他の理由はみんな後付けなんだけれどね。
(「店内撮影可」おわり)
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2022年05月04日

仮設? 本設?

何か、造ってる。



看板を見る限り、オフィスビルのようで
基礎から地下へと工程が進み
これから地上部の鉄骨を組み上げていくような段階だろうか。



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クレーンの脇に、せつびちっくなモノが置かれている。

パネルタンクの受水槽である。



見る限りにおいて、一次側配管、オーバーフロー管ほか、
一通りのものは設けられているようで、
隠れた部分にには給水ポンプも据えられているだろうか。


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これは、これから建てられようとするビルのための
本設の屋外受水槽?

それを現場事務所用の仮設としても兼用している状態?


そんなふうに思って、
何の気無しに撮影してきたものだ。



でも改めて見ると、現場の囲いの外だ。

自転車置き場のアプローチも含めて考えると、
隣のマンション用の受水槽なのかもしれない。

っていうか、それしか無いような気がしてきた。



でも屋外設置だから、
現場で発生する粉塵や砂埃などが
通気口やオーバーフロー管を通じて水槽内に侵入して
水質を悪化させることになりはしまいか?


フィルターをかますわけにもいかなさそうだし、
そのへんの対策をどうしているのか、
ちょっと気になる。



「え? 特に何もしないよ?」


それで大丈夫ならいいんだけど、
大丈夫じゃないような気がしてならないのだ。
(「仮設? 本設?」おわり)
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2022年05月03日

視覚化された道路斜線

都市の中心部には建物が密集していて
そういうところでは、建築物の斜線制限が
視覚化されている。


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建蔽率、容積率を最大限利用したいと思えば
制限ラインギリギリを狙うのは定跡と言えよう。



その建物が建った時代の建築法規が元になっているから
新旧の建物で形状が異なる、ということもある。


駐車場になっている隣地に何か新しいものが建つ際には
たぶんこんな形にはならないんだろう。



小屋裏の防火上主要な間仕切など、見えない建築法規もあるけれど
このように如実に見える建築法規もある。



学習には適した題材なんだろうと思うのだ。
(「視覚化された道路斜線」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月02日

北国の春

そんな題の演歌もあったはずだ。



積雪寒冷地の春は、劇的である。

本来の日本の歳時記とは異なる様相を示す。



新年を迎えた後に、2月に梅の花、3月に桜、そしてツツジ、そして……
というような季節の移り変わりは、無い。


雪山に覆われた地面が姿を現し始め、
徐々にその面積が広がり、日差しが強まってきて
やがて道路や日向の雪がほぼ無くなるやいなや、
あらゆる植物が一斉に生気を表してくる。


フキノトウが顔を出し、桜も梅もほぼ一緒に咲き始め
スイセン、クロッカス、水芭蕉、コブシ、レンギョウ、チューリップ、
次々と、ほんとうに日毎に次々と、咲き始める。



ある程度の距離車を走らせたり、標高が変わっていったりすると、
徐々に季節が移り変わる様子がわかったりする。



首都圏なら車やバスや観光客で溢れそうな場所であっても
人口密度の低い北国であれば、それほど人は居ない。
まして現在のコロナ禍により外国からの来客が途絶えている現在、
国内観光客もまだまだ抑制されている時期であれば
たいていのところは平日なら貸切状態に近い。



石狩川の最下流部付近に
ちょっとした湿原地帯がある。


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一応河川敷的な部分ではあるけれども
「ほぼ川」な場所である。

春先、桜が咲く直前くらいに姿を現す
水芭蕉の群生地でもある。



かつては堤防下から向こうを眺めるだけだった場所であるが
現在は木道も造られていて
近寄って鑑賞することができるようになっている。


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「ほぼ川」という感じは、わかっていただけるのではないだろうか。


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「満開」よりは少し早めだったけれども
終りかけは少々みっともない部分も出てくるので
ちょうど良い頃合いだったようである。


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一応は毎年4月何日頃、という統計値はあるけれど
開花時期はその年によってかなり異なる。

冬から春にかけての気温の推移、天候の良し悪しなどの条件により
ずれて当たり前なのだ。


だから、「それを目指して観光」しようと計画を立てても
なかなかうまい具合には合わない。


「たまたまうまく当たった」か
開花の報を得て直ぐに旅立つか(それだってハズレは有り得る)
するしかない。



劇的で、一期一会の、北国の春。


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北国に限らないかな。


いつだって、どこだって、
「その一瞬」は、その場限りのものなのだから。
(「北国の春」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月01日

まだまだ山がある

季節によって、地形は変わる。


冬になると、地図に載っていない山が
多数出現する。


もちろん、人為的なものだ。



春が来ると、その山々は徐々に小さくなっていく。

もちろん、人為的にも崩されていく。



やがては姿を消すのであるが、
それまでには少々時間と労力を要するのだ。



信号待ちの際に、ふと横を見ると。



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絶賛、土木工事のような作業が繰り広げられている。

バックホーやブルドーザーが、忙しなく働き続けている。



冬期間、各所から運搬され積み上げられて形成された
大きな雪山である。


雪堆積場、などと表示された看板が出たりしているが
通称は「雪捨て場」。



除排雪された雪は延べ数万台ものダンプに積まれ
あらかじめ契約された堆積場に、契約量分までは運び込まれる。


今冬はたいそう積雪が多く、契約変更を行って
受け入れ量の増加を図った場所が多数あった由。


したがって、それぞれの雪山の高さ大きさは
例年に比してかなり大きなものとなったという。



ただの「何もない土地」ならともかく、
農地、牧草地、資材置場、駐車場、公園などとして
春夏秋は利用される土地であるゆえに
契約期間までには消失するように
せっせと崩し、均して頑張るのである。


熱源は大気と太陽光であるから
ザクザクと切れ目を入れて
なるべく空気と接する面積が大きくなるように
広く均して太陽光がふんだんに当たるように
日々、重機がはたらく。



太陽熱を効果的に受け入れられるように
黒い土を撒く場合もあるようだ。

が、たいていどこかから飛ばされてきた土や砂で
表面は徐々に汚れていくから
真っ白、ということはないが
崩したての部分はまだまだ真っ白だ。


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記録的大雪で車が通るのもやっとだった道路も
いつしか完全に姿を現して
走行には何の支障もなくなる。



地図に載せたくなるくらいに巨大な数多の雪山も
やがてはすべて溶けきって、平地となる。

それでも、懸命の崩雪作業を経てしても
まだまだ桜の時期には大きな山体を晒している。


でもさすがに藤が麗しく枝垂れる頃には
その面影を全く残さなくなることであろう。
(「まだまだ山がある」おわり)
posted by けろ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする