2022年05月31日

管材屋さんは今日もゆく

道を、走る。良い天気だ。


ふと、隣を見る。



おお!



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SEKISUIの材料を満載したトラック。


コーキョーマスのようだから、
建築設備というよりはインフラのほうかな。



雨ニモマケズ
風ニモマケズ
コロナニモ低予算ニモマケズ
動き続ける現場。



そして、そこに材料を供給し続ける、
管材屋さん。



黒海沿岸でとりわけ取り沙汰されているけれども
工事現場でも「兵站」は大切なのだ。


それが断たれると、現場では立ち往生してしまうのだ。
もちろん、某国軍のように現地調達することもできない。


決して表舞台に立つ存在ではないのだけれど
必須のお仕事。エッセンシャルワーカーの一つなのである。



いろんな分野の協働により成り立つ、ケンチク。


裏方として社会を支え、市民生活を維持し、
労力の割に報酬は多くはないけれども
自らの職分に誇りと矜持を見出し
黙々と取り組んでいる皆様に、

各方面で厳しい時代ではあるけれども
希望がありますように!
(「管材屋さんは今日もゆく」おわり)
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2022年05月30日

何もかも後付け?

この建物、だいぶ古いのかな。


天井面、壁面にあるものはほとんど後付けのように見える。


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ごく一部、建設時からのものもあるようだけれど
たいていは手を加えられているようだ。



天井仕上げが貼られていないと
そんなこんなが観察できて眼福である。



「勝手に撮んなや!」

そういうお叱りを受けるよっ、て?



たぶん大丈夫だと思う。

ちゃんと「店内撮影可」って
カメラの絵と一緒に掲示されていたもの。


「店内」って、商品のことだけじゃないよね。
天井や壁だって、その範疇だよね。



利用客や従業員の姿は撮っていない。
禁止の掲示はないけれど、
それはやっぱり良くないと思うからね。


でも、愛しい設備たちが対象なんだったら
構わないでしょ?
(「何もかも後付け?」おわり)
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2022年05月29日

吹抜けにありがちな

吹抜けで、上部がガラスのアトリウム。

一時すごく流行って、
今でもそれなりに設けられる、そんな空間。



そこにありがちなのは、
側面に並ぶノズルと上部に露出されたスパイラルダクト。


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この上部ダクト、
よく見ると射流ファンが挟まれている。


右のほう、下を向いているノズル部分から吸い込んで、
スパイラルダクト上部に並べられたノズルからガラス面に吹き付ける
そんな「サーキュレーター」的な役割だろうか。



反対面も同様の作り。


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夏は、上方に溜まった熱気を排気できるといいのだけれど
ここにあるのは単にかき回すだけのファン&ダクトのようだ。



左側、アトリウム端部に露出となっている太いダクトは
側面ノズル行きの空調ダクトなのかどうか。



今ドキだから、照明器具はみな
LED化されているようだね。
(「吹抜けにありがちな」おわり)
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2022年05月28日

灯油高置タンク?

灯油用のタンク、一般にホームタンクなどと呼ばれる
灯油を貯めておくタンクは、たいてい屋外に置かれている。


そして、屋外の地上に置かれている。


けれども例外もあって、
庇の上に置かれているものを見掛けた。


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そもそも1階床が高い位置にあるから
それに合わせてタンクも高くしたのであろうか。



どうせ2階にも給油しているから
オイルサーバーを置かざるをえないから、
タンクを高い位置にする必要性に乏しい気もするが
「1階」部分はオイルサーバーが不要となるから
1台節約できると思えばこれも「有り」か?



受油槽があって揚油ポンプを置いているわけではないから
「高置タンク」というわけじゃないけれど
ちょっと新鮮な感じがした。



津波や洪水のリスクがある地であれば
それを避ける意味も出てくるかもしれないけれど
低い位置に他のいろんなモノがついているから
そういうわけでもないだろうね。
(「灯油高置タンク?」おわり)
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2022年05月27日

外壁色に塗られた配管

屋外に露出となっている配管類には
何らかの塗装がされていることもある。


単色で塗られていることもあるし、
外壁の色の違いに応じて
塗り分けられている場合もある。


こんなふうに。


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各階のバルコニードレンを集める雨水管が
1・2階の外壁色の境目に合わせて
塗り分けられていた。



外壁から少し浮いた状態で配管されているから、
見る角度によって微妙にずれてしまうのは仕方がない。



外壁に取り付いている換気用フードは
オリジナルのアルミ色のままだから
どのくらい「色」にこだわりがあったのかどうか
知る由もない。



室外機を置いてある部分の手すりが白っぽいのは、
白い筐体の室外機を目立たなくするためかもしれない。



3本段違いで並ぶ油通気管と思しき配管も
バッチリ外壁色になっている。



排気(だよね?)ガラリが少々汚れているのが気になるけれど。
(「外壁色に塗られた配管」おわり)
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2022年05月26日

外壁の表情は気になるかどうか

とあるマンションの側面。


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屋上から下る雨水管が何本も露出されている。

上の方は、隣地斜線やら道路車線やらの制限を受けた形状である。



容積をギリギリに使い切りたい、
そんな要請を受けてのことであろう。



そして、点在する換気その他の用途のフードたち。


一部、通路壁に設けられているものを除いては
通路軒天井部を通して外壁面に取り付けられている。


色は何となく外装と同系色に合わせてある。



中央部分の窓にだけ格子があるのは
防犯用ではなくて転落防止用なのだろうね。



こんな外壁の表情、
どのくらい人々の目に映っているものだろうか。


どのくらい意識・認識されているものか。


建築家を志す建築学科の学生さんでも
その存在に気づいていない人も多そうである。

まして一般人をや。


白いパラボラアンテナくらいかな。
目に留まるのは。
(「外壁の表情は気になるかどうか」おわり)
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2022年05月25日

宇宙船のようなダクト

大空間の脇に鎮座するダクトって
カッコいいよね!



何か、宇宙ぽくない?



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ほら、あの大口径の丸ダクトが
宇宙ステーションのモジュールっぽく見えないかな?


ノズル部分に、地球からの往還機がドッキングするのだ。



22052502.JPG


もっとも、このままだとエアロックが無いから
空気ダダ漏れで全滅しちゃうけどね。



これ用の支持金物は
オーダーメードなんだろうなぁ。
(「宇宙船のようなダクト」おわり)
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2022年05月24日

何の操作が禁止なの?

洗浄便座(通称、TOTO商品名の「ウォシュレット」)に
何か貼ってある。


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[操作禁止]って……。



これは、ウォシュレットを使っちゃダメってこと?

んなわけ、ないよね?



文字の貼ってある部分のカバーをカパっと開けると
温水や便座の温度調節とか節電モード設定とか
そういうのができる操作ボタンが出てくるんだけれど
「それを操作するな」ってことだよね?



ってか、普通はいちいち禁止のシールなんか
貼ってないよね?

なのにわざわざ貼ってあるから
却って目立ってしまうような気がするんだけれど。



ここを勝手に開けて勝手に操作するような人が
この注意書きを見て思い留まるものかね。


むしろ「何? 何っ?」って、興味を惹かない?


じゃあ、蓋を開けたら見えるように[禁止]って貼っとく?



デザインをスッキリさせようとすると、
操作方法がわからなかったり、勝手に操作したり、
そういう事もあるし、
「わかりやすく」いろんな注意事項を書き連ねると
妙にごちゃごちゃした「うるさい」感じになっちゃって
元々のデザインが台無しになるし。


正解はないんだろうけれど
いつだって悩ましいところだね。
(「何の操作が禁止なの?」おわり)
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2022年05月23日

でっかいタンク

出来たてっぽい工場の裏手に
何とも背の高い、でっかいタンクが立っていた。


LNGタンクなんだね。


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60kLと表示されているから
結構なものである。



「リットル」は、かつては小文字の筆記体で書かれたものであるが
手書きからワープロ、パソコンへと媒体が変わる段階で
いつしか大文字のLで表記されるようになった。

そこだけ筆記体フォントに変えるのも面倒だし、
だいいち環境が変わったら思うように表示されない。

小文字のエルの活字は数字の1と紛らわしいし。

だから、Lが標準になってきている。

ま、それはそれでいいよね。



ただ、接頭語であるキロやミリは、ちゃんと小文字にして欲しいものだ。
上のタンクではちゃんと小文字になっているけれど、
結構大文字表記になっているものも見かける。

大小の区別は、大切なのだ。
トイレじゃなくても。



すう〜っと視線を平行に移動させると
大面積の壁面に屋外消火栓ボックスが見えた。


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タンクもでかいし、壁面積も大きいものだから
相対的にずいぶんとちっちゃく見えてしまった。


フツーの大きさなんだけど、ね。
(「でっかいタンク」おわり)
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2022年05月22日

ルーフファンと粉末消火

二層になった駐車場の、上層部分に
煙突状の角筒が何本も生えていた。


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下層部分の換気をすべく設けられた
ルーフファンに相違ない。



2本ずつセットで、あちこちに立っている。



更に、赤い移動式粉末消火設備のボックスも
散在していた。



これらがある駐車スペースは
軽自動車やコンパクトカー用になろうか。


大型or長さのある車種だと、
鼻先が車路にはみ出してしまって
納まりが悪そうだ。



青空の元で、
映える銀色のファンカバーと赤いボックス。



どのくらいの人が、
気を留めてくれるかな。
(「ルーフファンと粉末消火」おわり)
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2022年05月21日

内装に溶け込んでいる?

屋内消火栓は、消火設備だ。


非常時に操作されるべく、
赤で塗られたりランプが光っていたりして
結構目立つ作りになっている。


はずだ。


そう思っていたのだけれども。



ものごと、例外というものはあるわけで。


22052101.JPG


一応、判別はできる、よね?


ボタンとランプは赤いし。

右のランプは消灯しているけれど、
ボタン周囲が点灯する新しいものに取り替えられている。



でも、目立たないなぁ。


内装に溶け込んでいるなぁ。



「これで良いなら、よし、早速採用しよう!」



そう簡単に真に受けないで欲しい。


この類は、所轄消防署の判断が最重要だ。

「あそこで大丈夫だったんなら、ココでも良いよね?」

が通用しないのだ。



事前に確実に根回しもとい相談をしておかないと
完成検査で指摘された後では手遅れだ。



ただ「こういう事例を見掛けた」という事実を示しているに過ぎないので
悪しからず。
(「内装に溶け込んでいる?」おわり)
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2022年05月20日

役割を終えてなお

長年はたらいていたモノたちが
展示されていた。



はるか昔に現役を退いて、
普通であれば鉄くずとして溶かされる運命にあったところ
展示物としてその姿を後世に残す目的で。



現役バリバリの頃には、誰の目にも触れず
ただそこに在ってその役割を全うするのみであった。


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いったいどれだけの人が興味関心を持ってくれるか
その説明板を読んでくれるのか
甚だ心許なかったとしても
それでも専用の基礎を用意されて
そこに在るを許されている。そんな存在。



そのまま展示しても面白くないと誰かが考えたか
モニュメント化されたものも、あった。


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画としては見て面白いかもしれない。

さまざまな口径の管の輪切りが
同心円状に合体されていて
バーベキューで焼かれる玉ねぎ感を醸し出している。


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造形物とみるか、悪趣味と取るか、
その人の感性にもよるだろう。


かつて各地で巡回展示されていた『人体の不思議展』的な
感覚を覚える人もいるのかもしれない。
(アレはなかなかキワモノであったと今でも思う)


いやいや、ただの配管たちであるからして
人体とは比較するようなものではなくて
単純に見て楽しめればそれで良いだろう。



現役の頃には決して人々の目に触れることのなかったモノが
こんなにも堂々と置かれて
都市を睥睨することになろうとは!


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こういう場所があっても
いいよね。
(「役割を終えてなお」おわり)
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2022年05月19日

梁避けてぐにゃぐにゃ

駐車スペースの壁に張り付く配管たち。


梁が出っ張っているため、
配管もそれに合わせて45度ずつ振り回している。


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手前の管と一番奥の管はちょうど柱に沿っていて
まっすぐに伸ばせるのだけれども
奥の2本は、壁に沿わせようとすると
こうせざるを得ない。



これをピタッと合わせるのは結構大変そう。


まだ塩ビ管だから、ネジ接合よりは少しはマシなのかもしれない。


見えるところって、何かと気を遣うね。
(「梁避けてぐにゃぐにゃ」おわり)
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2022年05月18日

勇者が清掃するのだ

道路斜線や隣地斜線の限界を追求して建つ、建物。


塔屋が聳え、更にその上に鉄骨架台を組んだ上に鎮座する、高架水槽。


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でもこの容量だ。


定期的に清掃しなければなるまい。
義務だろう。



するってぇと、誰かがあそこに登って、
上部のマンホールから中に入って
清掃をしなくちゃならない。


当然、その間は断水だ。

だから手際よく、しかし的確に
仕事を進めなくちゃならない。



「フツーの作業員」には辛くないか?


「高所恐怖症」と敢えて分類されない人であっても
やっぱり恐怖を覚えずにひょいひょいと登って行けるか?


はやり、勇者でなくては、
このミッションを果たせないのではないか?


ハリウッド映画の題材になっても良いくらいの
スリル満点の攻略先ではないか?



高いところも、ダメ。

狭い所も、ダメ。

暑さにも寒さにも、ダメ。


サウイフモノニ、ワタシハナツテヲル。
(「勇者が清掃するのだ」おわり)
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2022年05月17日

いろんなものが一目瞭然

その建物は、どういう設備によって構成されているのか。

ぱっと見わかりづらい建物は多い。



設備なぞ、あまり世間様にお見せするようなものではなくて
ただ機能を果たすことのみが求められるものだから。



いろいろな「工夫」によって、その設置場所も隠匿されて
そういう建物ほど「グレードが高い」ものであると
認識されているようにも思うのだ。


ま、実際、そんなものである。



「見た目が9割」かどうかはともかくとして
「中身こそ大事」だという建前はあるにしても
やはり見た目は重要視される領域なのだから。



ただ、そういうことにこだわり始めるとコストが嵩むから
ローコストの方が優先度の高い建物であれば
おのずと「設備」たちが表だって見えてきてしまうものだ。


殊更に己を主張するわけではなくとも
そこに存在することが見えてしまえば
「目立つ」と言われても仕方がない。


ただそれも、ローコストを追求した結果なのであるから
「オモテにツラ出してんじゃねーよ」と
文句は言わないで欲しいのだ。


積極的にしゃしゃり出てるんじゃなくて
姿を隠させてもらえるだけの費用を出してもらえなかっただけなのだから。


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でも、正面じゃあないんだから
許容範囲だよね?


メインエントランスから見たら、側面にあたる壁面なんだから
たとい駐車場側だったとしても、日の当たる場所だったとしても
それはそれで仕方ないよね?



でもさ、一人くらいは居るものなのだよ。
こうやって写真に撮るヤツが。

受水槽(ずいぶんちっこいけど)を置いて、
給湯器を並べて、
冷暖房も換気もガスも丸見えの
そんな外壁に興味を持つ輩が。



「一目瞭然」とタイトルには書いたけれども
電力や電話の引き込みは、わからん。

給水の一次側も、埋まってるからわからん。

排水系統もだ。



何やかや言っても、なかなか一目では瞭然とならないものだ。
(「いろんなものが一目瞭然」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月16日

しばらくはいれない、赤れんが

北海道旅行のパンフやガイドに必ず載っていると言っても過言ではない
北海道庁旧本庁舎。

通称「赤れんが庁舎」



ひさびさに行ってみたら、
あらあら。


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工事囲いで囲まれてしまっているじゃない。


中に入ることが、できないじゃない。



そう。いろいろ朽ちてきたし、傷んできたし、
耐震性能が足りないっていうんで
改修工事してるらしい。


そんな説明看板が、あった。



22051602.JPG


ホントは2019年度に着工する予定だったらしけれども
ほら、あの『東京』オリンピックのマラソン競技が
札幌で開催されるっていうんで
それが終わるまで延び延びになってたらしいのだ。


オリンピックが延期になったので
まさか工事中の赤れんがをバックに中継させるわけにいかないから
また、観光の目玉商品を観せないっていう選択肢は無いから
これの工事も延期になったみたい。


でも、看板のスケジュールは古いままになっていた。
5年くらいかけるようだから、
当分は見られないままである。


仕方ないね。



結構、いろんな観光地でそういうことがあって、
「タイミング」って大事なのだ。



暑い東京じゃ厳しいからって
札幌に移転したオリンピックのマラソンと競歩。


タイミングが悪いったら悪すぎて
記録的暑さに見舞われてしまって。

2日後には爽やかな北国の空気を堪能できたのに。
(「しばらくはいれない、赤れんが」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月15日

排気リール、いいよね。

あんまり見られる場所が多くはないんだけれども
時々見かけるわけさ。


ここは空港のバス発着所。


22051501.JPG


風雨や雪を避けるために
ピロティ部分に送迎バスをつけるんだけれども
排気ガスが充満しちゃったら良くないよね、ということで
排気管近傍で排気を補足して
ファンで屋外へもっていこうというやつ。



使わないときには巻き取っておくことができる

はずなんだけれども、
いちいちそのたんびに巻き取るのが面倒くさいのか
引き出したまんまにしてあった。



ま、いずれバスが来るんだから
いいよね。



排気ファンも、普通のシロッコファンとは一味違う
ヤマダコーポレーションのファン。


22051502.JPG


平べったい巻き貝みたいなやつ。



床置用の足がついているっぽいけれど
上から吊ることだって出来ますよって感じで。



スライドシャッターに干渉しないようにダクトを伸ばしてあって。



だあれも見てくれないかもしれないけれど
ボクはいつだって見てるよ。
(「排気リール、いいよね。」おわり)
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2022年05月14日

情報の多い厠

いろんなニーズがあるのは、確かである。

また、バリアフリーを超えて、
万人にやさしいユニバーサルデザインという考え方も、
理解できる。


だから、仕方がないっちゃ、仕方がないのだ。


なんだけど、なんかモヤる。


22051401.JPG


そう。トイレブース内の、壁面のごちゃごちゃ具合のことだ。



設置位置も、場所によって結構まちまちで
いっそこれら全体を一体化した、
多言語での説明文やら何やらを必要十分に詰め込んだ
そんなパネルでも標準化してはいかが、って思ったりする。


試みちゃいるけれども
費用のこともあるし、なかなかね、というところなんだろう。



機能を果たせばいいじゃない?

ま、そういう考え方もあるわな。
(「情報の多い厠」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月13日

ガラリはこんなところにも

ガラリ。


英語の発音的には「ギャラリー」なんだろうけど
たいて「ガラリ」と呼び倣わされていて。
特に古い人ほど。


建物のウチとソトとをつなぐ、
空気のゲートとでも言おうか、
そんな部分なのだ。



しかし、建物が大きくなればなるほど
その換気量は多くなり、
付随してガラリも大きくならざるを得ない。

大きいのがイヤなら、数を増やさざるを得ない。


せっかくの外壁仕上げをぶち壊す
厄介な存在、邪魔なモノとの誹りを受けることも
少なくなかったりする。



どこに、どのくらい、ガラリを確保するか。



いつだって、悩みどころであり
意匠設計と設備設計との鬩ぎ合いの種でもある。



外壁にいろいろと取り付く設備モノを見せないように
ルーバー塀で囲った建物。


22051301.JPG


そして上部、明かり取りの窓と並べて設けられた
三角形のガラリ。



それほど大きくはないけれど、
ベントキャップ数個分の開口面積は取れるだろう。


この状態を、カッコ悪いととるか、うまく設けたととるか、
人によって感想は異なるかもしれない。


そもそも、こんな部分に着眼する利用者が
そんなに居るとも思えないけれども。


ともかく、「こんなところに設けられていることもある」。


そういう目で建物を見ると、
結構意外な所にガラリを発見できるかもしれない。
(「ガラリはこんなところにも」おわり)
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2022年05月12日

ダクトは露出で構わない

「ダクトなんて、露出で構わないのさ」


そういう意見には、賛否両論あることだろう。



「そんな、みっともない」

「そんなモノは隠してナンボじゃい」

「でも、わざわざ隠すのもコストがかかるし」

「たいしたコスト増じゃないだろ。隠すべきだ」




ただ、隠すとなると状況的に困難を伴う場合も
無いわけではない。


たとえば。



22051201.JPG



トップライトのある部分だと
隠すとなると壁面になってしまうが
吹き抜けの構造上課題も多いことだろう。


それに、かなり高い位置になるので
利用者の視界にはそれほど入ってこない。


こんな場合、露出でも構わないんじゃないだろうか。

そういう意見も、許容されたんだろう。



22051202.JPG


ある意味、わかりやすい。

妻側に空調機械室を設けて、
エアハンか何かを入れてあるのだ。


ダクトを露出で伸ばして、空間に給気して
還気は機械室壁面から取っているようだ。


ガラス面のメンテや清掃のために
キャットウォークが設けてあるから
それをちょっと伸ばして、
機械室入口にアクセスできるようにしてある。


反対の妻側にも同様に設けてあって
なかなかスッキリした造りになっていた。



全部が全部露出にすべき、なんて主張するつもりはないけれど
「露出」という選択肢があっても良いのじゃないかな、
という提案は出来るんじゃないだろうか。



もっとも、この太さのダクトを保温付で露出にすると
仕上げは大変である。

職人さんの仕事の良し悪しが
如実に見えてしまうのだから。


でも腕に自信がある人にとっては
その観せ所があるのは、良いことじゃないかな。
(「ダクトは露出で構わない」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする