金物やかすがいもよく見える造りである。
屋根には雪が載っている。
たくさんの金物が使用されている。
場所ごとに仕様規定があって
使うべき認定金物も決められていたりするから
強度的にはしっかりしてるんだろう。
積雪荷重も、地域ごとに一定程度のものは
構造計算上含まれていて、
大抵の積雪には耐えられるようになっているはずだ。
ある程度の安全率もあるだろうし。
けど、このサイズの屋根の架構で
そのあたりがしっかりできているのかどうかは
よくわからない。
大工さんの経験で、このくらいが良さそう
っていう感覚的なものだったりもするのだろうか。
もちろん、規定通りに造られていたとしても
その規定の想定を超えた積雪があれば
話は変わってくる。
全国的な記録的積雪量によって
あちこちで 建物の崩壊 が報じられている。
防火や耐震もそうだけれど、
法律的に必要だということのほかに
「どこまで考慮するか」っていうのは
なかなか悩ましいものだ。
コストにも大きく影響するし。
それは冷暖房の負荷想定であったり
換気量の設計であったり、
そんなあたりも同様なのだけれど。
これ、「足湯」の上屋なんです。
浸かれるのは脚だけだけれども
雪見風呂っていう風情は感じられそう。
誰も入ってなかったけど。
(「積雪荷重に耐えるように」おわり)