検索すればすぐに出てくるし、
結構有名どころだから、ご存じの方のほうが多いであろう。
観光ガイドなどに載っている写真と、現地で見る実物とが
だいぶ印象が異なるためにそう呼ばれるらしい。
本体があまりにもちんまりしていて、
それに比べて周囲の新しい町並みがでっかくて
「想像してたのと違う」ということになるらしい。
札幌の時計台だと、
ガイドブックのアップの写真を見るとなんかオシャレで
広い北海道、どこまでも広がる大地にぽつんと建つ時計台、
なんて勝手な想像をしていたのに、
現物は近代的な高層ビルの谷間に埋もれているようで
「ぜんぜん北海道らしくない」
長崎のオランダ坂だと、名前に似合わぬ「ただの坂」で
なんかもうちょっとオランダっぽさとか馬車の轍で傷んだ石畳とか
そんな風流を想像していたのにぃ。
「オランダちゃうやん」
高知のはりまや橋も、沖縄の守礼門も(あれ? 三じゃない!)
それぞれに「イメージとの乖離」があるわけなのである。
まあ、ほんとうに勝手な言い分ではあるんだけど。
でもそんな感覚を、敢えて狙って作り出そうという動きも
無いわけではない。
新しい建物に、昔の雰囲気を織り込むことで
相互作用、化学反応、景観の変化を作り出そうということになろうか。
全国あちこちにあって、これはこれで面白かったりする。
たとえば。
新しそうな古そうな。
まあ、新しい んだけど。
(「新旧の融合っぽく」おわり)