全国的と言っても、沖縄には降らないし、
東京だって積雪地から見たら大した降雪量じゃぁない。
でも、普段あまり降らないところに降れば
混乱するし、多方面で困ってしまうのは
当然のことである。
普段から雪が降る土地であっても、
普段よりも量が多いとか、短時間で急増したとか、
そういう事態になるとやっぱり混乱するのである。
多いところは多いところなりに、
少ないところは少ないところなりに、
雪に伴う混乱は、避けて通れない。
そしてそれは、何も交通関係に限ったことではなくて
「ケンチク」や「せつび」だって多大な影響を被るのである。
がっぱり積もった雪を戴く屋根も目につくけれど、
盤やらボックスやらにも、
何なら木の枝にさえも、
ガッツリ積もってるのがわかる。
ボックスの上に、「へにょ」っと乗っかっている雪が
なんとも愛らしいのだけれどね。
宮沢賢治作の冒頭は有名だけれども
3行目には「雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ」と謳っている。
「丈夫ナカラダ」と書かれているから、
精神論ではないんだけれど
いやでも心持ちの事も、含んでいるのかな。何となく。
暦の上では春が立っているけれども
まだまだ土地によっては雪との闘いが続く。
そして土地によっては、そろそろ花粉との闘いに移り変わる。
コロナウイルスとの闘いは
新しいフェーズに入っているようで、
さてこの後、どのように移り変わっていくことやら。
(「雪ニモマケズ」おわり)