とあるサービスエリアのトイレのカギが
小物置き付きであった。
トイレにスマホなどを置き忘れる例があとをたたず、
それを防止するには……と考案された由。
ここにスマホ(に限らず小物)を置いたままだと、
ドアを開けることができない。
必然的に、「ああ、そうそう、忘れてた」と気づく。
傘かけも同様で、
ドアのところについていれば、うっかり見落とす可能性が減ずる。
いろんな設備や家電、機械類もそうだけれども
こういう工夫の積み重ねで、現代は構成されている。
そしてこれからも、伝承されていく。
今の時代、この国に生きていることは、
とても、とっても、有り難いことなんだ。
(「スマホが置き忘れられないように」おわり)