2022年02月28日

建物の側面は見てみたい

ちょっとしたついでに、
たまたま見かけた建物があれば
そして事情がゆるせば
(立入禁止とかじゃなくて、人通りも無くて)
やはり側面は見てみたいじゃない。



なぜって?



「そこに側面があるから」としか言えないな。



建物って、正面は確かにキレイに化粧がしてあって
程度の差はあるけれども
見た目に気を遣っている

どちらかというと余所行きの顔なのだ。


でも側面は、そういった呪縛から開放されていることが多い。


もちろん、繁華街の建物や象徴的建造物なんかだと
側面にも裏面にも気を遣わなくちゃならないこともあろう。


ニンゲンだって、ある程度の立場の方々になれば
その風体に隙があってはならない。

ただ、ごく一般の庶民はそんなことはなくって
全く見目に気を配らない人もいるし
目につく部分だけに手を加え、
あまり目につかない部分は省略されていたりする。


それと同じだ。



そして、
着飾っていない、素のままの様子にこそ
その人の人格がにじみ出るように
建物も化粧っ気のない側面や裏面にこそ
その品格(品確、じゃないよ)や性格が
表されてくるのだ、とは言い過ぎかな。



まあ、あれだ。


尤もらしい理由は後付でなんとでも言えるが
要するにそういう趣味なのだ。



というわけで、
今回の鑑賞作品は、これである。


22022801.JPG


雑草生えまくりで
あまり気張らないタイプの建物である。



側面に並ぶ換気用のフードは、
珍しいとまでは言わないけれど
あまり多数派ではない形状の製品だ。

それだけでも結構眼福なのである。

外装目地の下端に合わせて取り付けられている。



プルボックスの高さも、
センター基準ではなくて下端基準にしてある。

そういう配置なんかも、見どころだ。


電線管はダクターに留め付けてあるだけ。
ほんとに、気張らない造りだ。


あと見える設備は
散水用の水栓と水道メーターの指示計、
草に埋もれかけのメーターボックスくらいか。


すんごく感動しなくても良いのだ。


ただ、「みんな違って、みんな良い」のだ。


家柄がどうの、育ちがどうの、成績がどうの、
そういう物の見方もあるのだろうけれど、
純粋に「今ある姿」に目を留めてみるのも
良いのではなかろうか。


そりゃね、人それぞれなんだから
感想や思いは異なるのさ。


でもね、世の中自分だけが存在しているわけでもない。
いろんな考え方、価値観の人々の集合体なのだから
プライドとか過去のしがらみとかに固執しだすと
収拾つかなくなってくるのだ。


ただ素直に、現状を見てみる。
それをまずは心に受け入れてみる。

そこからで、いいんじゃないだろうか。



ただ、相手が攻撃的な性質の人であったら
可能なら逃げるしかないかもしれない。



逃げることが能わないばあいは……。

闘わざるを得ないときも、あるのだろうね。
(「建物の側面は見てみたい」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月27日

積雪荷重に耐えるように

木造の、ちょっとした屋根。


金物やかすがいもよく見える造りである。


屋根には雪が載っている。



22022701.JPG



たくさんの金物が使用されている。
場所ごとに仕様規定があって
使うべき認定金物も決められていたりするから
強度的にはしっかりしてるんだろう。



積雪荷重も、地域ごとに一定程度のものは
構造計算上含まれていて、
大抵の積雪には耐えられるようになっているはずだ。

ある程度の安全率もあるだろうし。



けど、このサイズの屋根の架構で
そのあたりがしっかりできているのかどうかは
よくわからない。



大工さんの経験で、このくらいが良さそう
っていう感覚的なものだったりもするのだろうか。



もちろん、規定通りに造られていたとしても
その規定の想定を超えた積雪があれば
話は変わってくる。



全国的な記録的積雪量によって
あちこちで 建物の崩壊 が報じられている。


防火や耐震もそうだけれど、
法律的に必要だということのほかに
「どこまで考慮するか」っていうのは
なかなか悩ましいものだ。

コストにも大きく影響するし。



それは冷暖房の負荷想定であったり
換気量の設計であったり、
そんなあたりも同様なのだけれど。



これ、「足湯」の上屋なんです。


22022702.JPG


浸かれるのは脚だけだけれども
雪見風呂っていう風情は感じられそう。


22022703.JPG



誰も入ってなかったけど。
(「積雪荷重に耐えるように」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月26日

海から生えてる

着陸が近づき、海面が近くなり、
窓の外を見る。


すると、海から何やら生えてきているのが
見える。



22022601.JPG



上空から見るとさほどの距離でもないかのように見えるけれども
約15kmある東京湾の幅の半分を橋で、半分をトンネルで結ぶ
東京湾アクアラインが、ちょうど海から生えてくる場所 なのだ。


全部を橋とか、全部をトンネルにしなかったのは、
橋の業界にもトンネルの業界にも恩恵があるように……なんて話も
あったりしたのだけれど。


首都圏の物流を担う大型船舶が行き交う回路の要衝でもあるからして
「全部橋」というのは支障が大きいだろうし、
換気の都合などもあるから、
全部トンネルというのもかなり大掛かりになってしまう。


ということで、結構妥当な線なんじゃないかと思うのである。



莫大な建設費と長期にわたる工期と多大な労力によって
出来上がっているのだけれど、
こんなのもミサイルなんか撃ち込まれたりすると
一瞬でダメになるだろう。



壊したり、殺したり、燃やしたりするのは簡単である。

ブッ放すだけの話。

エントロピーを激増させるのは
自然法則的に進行方向にあるのだから
簡単で当然。


しかし、エントロピーを縮小させるには
多くのエネルギーを必要とする。


そっちのほうに、知恵と労力とエネルギーとを
使うわけにはいかんのかねぇ。



国と国とが当事者だと規模がデカくなるだけで
内戦や紛争、テロ、殺人事件、傷害事件は
日常茶飯事だ。


ニンゲンのサガなんだろうね。
結局、そういう種、そういう生物だということなのだ。


だけどね、それを言い訳にして
ぶっ壊す側にはなりたくないわなぁ。できることなら。



ま、国家指導者がやっちゃうと
一般国民に出来ることは非常に限定されてくるのだけれども。


そして世の中、綺麗事だけでは済まないのも確かなのであって。



海ほたる(に限らないけれど)、
少なくとも人為的にぶっ壊されるんじゃないことを
願うばかりである。



flightradar24 を見ると、
見事なくらいに、ウクライナ周辺を飛行機が避けて飛んでる。

前に民間機が撃墜されているから
そりゃ避けるよね。
(「海から生えてる」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 土木工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月25日

屋上緑化……

千代に八千代に、っていうほど時間はかからない。

苔むすまでには。



だって、百年も経ってはいないよね?


22022501.JPG


そりゃ、周囲から砂や泥だって飛んでくるだろう。
葉っぱや虫の死骸や、そういった有機物も供給されるだろう。

適度に日も当たるだろう。

そして、適度に湿潤環境が保たれるような
ちょっと陰になりやすい、そんな場所なんだろう。

胞子だって、どこかしらから浮遊してくるんだろう。



だからって、
成長するまま、放置しておくのはどうかと思うのだ。



確かに、SDGs などと称して、環境配慮は叫ばれているよ?

「屋上緑化」も、省エネメニューのひとつに
数えられてはいるよ?



でもそれは積極的な、アクティブな行動としての
屋上緑化のはずだ。



いや、現代はむしろ、エネルギーを使わないで
目的の環境を構築する
パッシブな手法が好まれるって?



そっかぁ。


パッシブ屋上緑化なのか。


なぁるほどぉ。


22022502.JPG



建物維持管理の怠慢じゃないんだ。


日頃の状況確認を疎かにしたわけでもないのだ。


むしろ、積極的に手を加えるんじゃなくって
少しずつ少しずつ成長するコケ植物を
慈しむ気持ちを持ちながら
毎日、毎月、毎年
愛で続けて今があるんだ。



そういう理屈だって、
成り立たつと言えなくもないのかもしれない。


なんて。



まあ、安保理の常任理事国が
隣国の首都に爆撃しちゃっても正当化するような時代。


国内の治安維持と称して、
特定民族の不妊手術を強制的に行ったりする時代。


何十年間も内戦に次ぐ内戦で
あるいは統治機構の崩壊により
北斗の拳のような国々が現存する時代。


なんだから、そういう言い方も、通ってしまうのかもしれない。



今に限ったことじゃないか。


ある民族を根絶やしにすべくガス室に送って殺したり
他国の大統領を暗殺したり
「共栄圏」と称して「ありがた(?)迷惑」を押し付けたり
あちこちの占領地の住民の居住地をシャッフルして反抗勢力を押し込めたり
敗戦国の支配階級を一族郎党皆殺しにしたり

まあ人類がこれまでもやってきたことであったりする。



科学技術は目覚ましく発達したかもしれないけれど
「人類」という種の考え方や行動に関しては
ちっとも変わらないのじゃないだろうか。



さざれ石の巌となりて……


誰の代であったとしても、
栄枯盛衰は常で、諸行無常で、
たいてい酷いことになるのである。


残念ながら。



そんなこんなに比べたら、

「パッシブ屋上緑化」

かわいいもんだ。
どんな屁理屈を並べたとしてもね。

見た目と雨漏りくらいの実害しか生じないんだから。
(「屋上緑化……」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月24日

長いよね?

時々、こんな看板を見かけるのでは。


22022401.JPG


いざ街中で火事があったときに、
ポンプ車で水を汲み上げて消火活動をするために
常時水を貯めておく「防火水槽」だ。


FIRE CISTERN とも書いてあるけれど、
消防士がわかっていれば良い話で
なぜ英語表記が必要なのかはよくわからない。



地中に埋めてある水槽から水を取り出すための
「採水口」が2本、立てられている。


22022402.JPG


結構な長さがあるよね?

きっと、冬になると雪が深くなるから
その対策として長くしてあるんだろう。



細い管は、通気管のようだ。

普通は、地下オイルタンク近くの外壁沿いに
高さ4mくらいのところに設けられているタイプのもの。


あとは、オイルサービスタンクの通気口として
機械室外壁にちょこんとついているくらいの。



こういうところについているのは
気づいたことがなかったから
ちょっと新鮮だった。


じつはあちこちに付いてるんだろうか。


「油通気口」というイメージしか無かったんだけど。



逆火防止金物付きのこの通気口、
裏に「KOHGIKEN」と書いてある。


22022403.JPG


工技研究所」の製品である。



鋼管 + 防虫網 じゃ、ダメなんだろうか。
ダメってことは、ないよね。

金額がそんなに違わないから、なのかなぁ。
(「長いよね?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月23日

埋まっちゃったらまずいよね

散水栓ボックスの蓋を開けてみた。


結構埋まってるやつが多い気がするけれども
ここもやっぱり、ね。


22022301.JPG



まだ完全に埋没してないから、
マシといえばマシだろう。



この埋まり具合、何年モノだろう?


この先、完全埋没までどのくらいもつだろう?


だれか、この土掘ってくれる人は
いるだろうか?
(「埋まっちゃったらまずいよね」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月22日

垂れ壁、かな

ちょっとしたスペースに、椅子がいくつも置いてあった。


そのスペースに何本か立つ柱を見るともなしに見る。



柱の2面からそれぞれ伸びる枠。


22022201.JPG


防火シャッター、じゃないよね。
幅が狭いしね。

それに、下に椅子が置いてあるから
もし防火用だったらアウトだしね。



排煙用の垂れ壁、かな?


柱についているやつを押すと、
下がってくるやつ。


パタンと開くやつじゃなくって。



このタイプだと、
天井懐が結構必要だけど、
何となくこの建物なら
かなりありそう。



たぶん定期的に作動試験をしているのだろうけれど
「いざ」という時に、動かしてくれる人が居るのかどうか。
(「垂れ壁、かな」おわり)
posted by けろ at 22:00| Comment(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月21日

書いてあるとわかりやすいんだ

自走式の、立体駐車場。

時々利用するんだ。



何度か同じ場所を使っても、
停める場所はその都度違うから
(月極利用じゃないのだ)
その都度、見るともなしに観察してしまう。


22022101.JPG


雨水管と、そこに挿入される凍結防止ヒーター、
それ用の電源を送る電線管やボックス、
粉末消火か何かの配管、
車室管制用のセンサーとレースウェイ、
そんなこんなが、目に入る。



たまたま停めたところが、
パイプスペースの脇であった。


「スペース」と言っても囲われているわけではなく
文字通りのスペースであった。


22022102.JPG


確かに、別に囲う必要も無いよね。

どうせ周囲は鉄骨やら消火配管やら露出しまくっているのだ。
立管だけ囲って隠してもあまり意味はあるまい。



そんな中、配管の用途をしっかり書いてあるのは
ギョーカイの者としては嬉しかったりする。


だってさ、管だけ並んでたら
何だかわかんないでしょ?


図面見ればわかるって?


そりゃそうだけど、その図面ってどこにあるのさ。
たいていどこか奥に仕舞われていて
なかなか見つかりゃしないんだ。


見つかったとしても、
単に当初の設計図であって完成図じゃないから
現場の都合でいろいろ変更した部分が反映されていないことも
ザラにある。


たとい「完成図」と称していても
設計図をちょこちょこ手直ししたものであって
必ずしも現況を正確に反映しているわけでは
なかったりする。

その後の改修履歴は残っていなかったりするし。



少なくともワタクシは、
ほんとうに現況をしっかり反映してある完成図なるものを
未だ目にしたことはない。

たいてい、結構違っているのだ。



だからこそ、
こうやって現物に表示してあると
謎が減ってすこぶるよろしいのである。

明示しておくのは、とても大切なことなんだと
痛感するものである。



ま、テロ対策とか何とかで
なるべく「手の内を明かさない」ほうが良い建物も
あるのだろう。

そういうところでは、ちゃんと鍵付のパイプシャフトに
納めておけば良い。

けど、シャフト内の管にロクに表示が無いことも
少なくないよね。



書いとくの、大事!

と、ワタクシは一人そう思うのである。
異論は、あるんだろうなぁ。意匠屋さんとか。
(「書いてあるとわかりやすいんだ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月20日

上から見たらわかることもある

なんとかは高いところが好き、と言われる。

ワタクシも、まさしくそのクチである。
そこは断固、否定できない。

いやむしろ、積極的に肯定しようじゃないか。
そんなところを取り繕おうとしたって、
どうぜ化けの皮はすぐに剥がれまくるのだ。
施工不良のタイルだ。



高いところが好きなのは、
上からしか見ることのできないものがあるから。


22022001.JPG

といっても、そんなに高層からの眺めでもないんだけれども、
このくらいの高さであっても、結構いろいろ見えて楽しい。



雪をかぶって白一色かと思いきや、
むしろ白くない部分が一層に目立って引き立つようにも感じられる。


そして、それぞれの建物の屋根に突き出た諸々と、
外壁に並ぶモノたちとが、
その建物が建った年代であったり、
その設備システムであったり、
そういった類の事柄を明示して或いは暗示してくれるのである。

「暗示」の大部分は、ワタクシの勝手な妄想に違いないのではあるが。



屋上に突き出す塔屋の高さはそのまま
時代を表すものであると思う。


塔屋が2層あるならば、
だいたい塔屋1階がエレベーター機械室、
塔屋2階が高架水槽室なのであろう。

そういう時代に建てられたということだ。


「そういう時代」とは、
まだ性能の良い安価な加圧給水ポンプユニットが
普及していなかった時代、である。


だから、どこかに受水槽室があって、
揚水ポンプで高架水槽に汲み上げて、
重力給水により各所に水が送られるのだ。


そしてそれらの建物の中には、
未だ地下ピットを受水槽として利用しているものも
あるはずだ。

現在の確認申請では絶対に通らない。
「既存不適格」である。



高架水槽室がある建物であっても、
近年の直結増圧給水方式への改修奨励策に伴って、
給水方式を変更している建物もだいぶ増えたことだろう。


そういう建物では、
高架水槽が撤去されて、倉庫として利用されていたり、
水槽撤去やコンクリート基礎解体にかかる費用を節約するため
配管だけ外してタンクはそのまんま残してあったり。

それぞれの建物の所有者や管理者次第だから
ほんと、さまざまである。



22022002.JPG


手前は4階建ての共同住宅。
だいぶ昔に建ったもののようだ。

高架水槽室も設けられている。

塔屋2階が、塔屋1階よりも広げてある。
水槽周囲の離隔を確保するためか、
こういう造りもたまに見かける。

古い建物に多いから、減る一方ではある。



手前は4階建て、奥は5階建てだけれど、
エレベーターは無さそうだ。

年を召すと、なかなか大変になるだろう。
若い人向けかもしれない。


そして、各住戸を縦方向に貫く
共同煙突が林立している。

頂部の形状が異なるのにも、何か理由があるのだろう。
ドラフトの調整かなにかだろうか。


この共同住宅に住もうと思えば、
煙突式のストーブを調達しなければならない。

だから、ホームセンターでも売っている。
ステンレス製の煙突部材も一緒に。

でも、だいぶ減っただろうな。
煙突ストーブの需要は。
煙突工事も。



建物所有者の許可があれば、
外壁に穴を開けてFF暖房機を設けたりもできるのだろうけれど
賃貸では難しいだろうし、
分譲でも外壁の改変は共用部規定にひっかかるから
可能になるかどうかはその組合次第だろう。


あと、各住戸に灯油を送るシステムの有無も
影響が大きいだろう。

5階まで自分で灯油ポリタンクを運び上げるのは
かなり大変だろうから。

タンクローリーから圧送できる範囲ならだいぶマシだろう。


ただ、中央式の給油設備を設けると
設備設置費が格段に跳ね上がるから
この類の建物にはついていないことも多い。



もうすこし小さい住宅やアパートも
上から見るといろいろあっておもしろい。


22022003.JPG


ドカ雪の後だったからだろうか。

屋根の上の雪は、結構な厚さになっている。

勾配屋根であれば、雪が落ちるから
その除排雪には気を遣うだろう。

陸屋根であれば、全面には雪は落ちないけれども
縁からは落ちるし、
あんまり分厚く積もると
積雪荷重もトン単位で増えていくから
耐荷重が気になってくるだろう。


庇やちょっとした梁の出っ張りなどにも
雪は積もるけれど
こうやって実際に積もっているところを見ないと
なかなか想像し難かったりする。



積雪寒冷地だから、
マンションの共用廊下は屋内になっている。
風雪が吹き込むと大変だから。


でも、ちょっと奥のほうにあるやつは、
その共用廊下がエレベーター停止階にだけあるようだ。

そこだけ外壁が出っ張っている。


昔は、エレベーターの出入口扉の費用を節約するため
1階、4階、7階などのように
停止階を限定して造られたマンションもあった。

当然、停止階のほうが高く売れた。


今じゃ、こんなの売れないよね。
中古で安ければ、売れなくもないかな。



1つ1つ観察していたら、
いつまででも居られそうだ。


高いところは、楽しいのだ。
(「上から見たらわかることもある」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月19日

広い空間だから

ホールのせつびは、
フツーの部屋とはだいぶ違っている。


だって、桁違いに広いから。
幅も、奥行きも、高さも、すごくある。

座席もいっぱいついていて、
多くの人が(コロナ下でだいぶ疎らに制限されているけれど)
この空間に入っている。


空気の流れや温度分布を含めた空調換気に、自動制御、
照明に放送に音響、防災、その他もろもろ、
もちろん建築的にも多くの要素があるのだけれど
「せつび」も普通の建物や部屋とは異なる、
さまざまな要素で成り立っている。


22021901.JPG


音楽そのものも良いんだけれど、
そして興味を引くからこそ行くのだけれども、
そこにある「せつび」にもまた同様に興味をそそられるのだ。


そしてたいてい、
住宅や事務所や学校などといった
全国に多数存在する建築物とは異なり、
いやまあ、ホール自体は全国に結構たくさんあるんだけれど、
でもたぶん、ほとんどそれぞれが独自の設備であって
そこんところの違いを勝手に想像して眺めるのが
楽しいのである。



このホール、
だいぶ年季を経ているようだ。

何度か改修・改装・補修を繰り返されてきているようであるが、
内外装にその年輪が刻まれているようでもある。


基本システムまで含めての全面改修はなかなか難しいから、
その時代の設備を色濃く反映した造りとなっているのである。


22021902.JPG


意匠屋さんと設備屋さん、電気屋さんたちの協力や対立が
如実に現れていたり、そうでなかったり、
実際のところは全くわからないんだけれども
勝手に想像してストーリーを妄想するのは
構わない、よね?

(実際に手がけられた方々にとっては
 迷惑千万、噴飯ものには違いないが)



博物館や美術館もそうだけれども、
本来の建物用途の利用をするほかに、
こうやって眺めて楽しめるのは、アーモンドグリコだ。

一粒で二度美味しいのだ。
(「広い空間だから」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月18日

新旧の融合っぽく

「日本三大がっかり」なんてものがあるという。

検索すればすぐに出てくるし、
結構有名どころだから、ご存じの方のほうが多いであろう。



観光ガイドなどに載っている写真と、現地で見る実物とが
だいぶ印象が異なるためにそう呼ばれるらしい。


本体があまりにもちんまりしていて、
それに比べて周囲の新しい町並みがでっかくて
「想像してたのと違う」ということになるらしい。



札幌の時計台だと、
ガイドブックのアップの写真を見るとなんかオシャレで
広い北海道、どこまでも広がる大地にぽつんと建つ時計台、
なんて勝手な想像をしていたのに、
現物は近代的な高層ビルの谷間に埋もれているようで

「ぜんぜん北海道らしくない」



長崎のオランダ坂だと、名前に似合わぬ「ただの坂」で
なんかもうちょっとオランダっぽさとか馬車の轍で傷んだ石畳とか
そんな風流を想像していたのにぃ。

「オランダちゃうやん」


高知のはりまや橋も、沖縄の守礼門も(あれ? 三じゃない!)
それぞれに「イメージとの乖離」があるわけなのである。



まあ、ほんとうに勝手な言い分ではあるんだけど。



でもそんな感覚を、敢えて狙って作り出そうという動きも
無いわけではない。


新しい建物に、昔の雰囲気を織り込むことで
相互作用、化学反応、景観の変化を作り出そうということになろうか。



全国あちこちにあって、これはこれで面白かったりする。




たとえば。


22021801.JPG


新しそうな古そうな。



まあ、新しい んだけど。
(「新旧の融合っぽく」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月17日

古い施設と新しい配管

とある公園に、古い施設が保存されていた。


22021701.JPG


何だかわかるだろうか?



何かの塔、という感じであるが
塔と呼ぶにはこじんまりしている。



近くに説明板が掲げてあった。


22021702.JPG


どうやら、明治期に設置されて、
半世紀前まで使用されていたものであるようだ。


登録有形文化財でもあるようだ。



水源池として水が貯められていた場所ゆえ
それなりに水位変動が生じる。


もし大雨などで決壊でもしようものなら、
下流域で被害が生じるかもしれない。



ということからかどうだか、
水位は常時観測されているようである。



常時、といっても誰かが詰めているわけもなくて
当然のごとく遠隔監視である。



そのためのポールや盤は、だいぶ新しい感じであった。


22021703.JPG



そこから伸びる、おそらく水位センサーへと伸びるケーブルが
いくつかのプルボックスをつなぐ電線管に納められているようだ。



これまたほんとうにピッカピカで、
つい昨日設置しましたっていうくらいに
キレイであった。


22021704.JPG



これだって、今後長い年月を経ていくうちには
上にかかる橋の脚に負けないくらいに
古びて錆びて、やがて朽ちていくのである。



いつだって、新旧の対比は眩しい。



新しいモノは、綺麗だし機能的だし素敵だ。

でも、古いモノにも、古いなりの含蓄と趣と
その背後にある歴史とが輝くものなのである。


その輝きを脳裏に捉えることができると、
古いモノもまた美しく麗しく魅力的に見えてくるものなのだ。


ニンゲンは、どう?

その来し方が、現在に反映されているはずだ。
そして現在の在り方が、明日に、将来に
反映されていくのだ。



だから、あんまりにも無為に、いい加減に過ごすのも
よろしくはないのである。



適度に休息を取ったりボケーっとしたりするのは
これまた必要なことだけれども。

飽くまで、「適度」に。



わかっちゃいるけど……ね。

(それを称して「わかっちゃいない」と言う)
(「古い施設と新しい配管」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月16日

使う機会は無いほうが良いけれど

建物には、いろんな防災設備が設けられている。

万が一、イザという時のための、さまざまな設備だ。



自走式の立体駐車場の階段を降りていたら
壁面に粉末消火設備地図式操作盤が据えてあった。


22021601.JPG


確かに、走路や車室には、
粉末消火設備の放出ヘッドが並び、
配管が縦横に伸びていた。


それを、ここで操作できるようだ。



その脇には、ご丁寧に操作方法を説明したパネルも
貼り付けてあった。


22021602.JPG


なるほど、これを見れば一目瞭然。


いざという際にも、的確に操作できる……かな?



「え? これって、勝手に操作していいの?」


「建物管理者がやるんじゃない?」


「消防署からやってきた消防士が使うんじゃないのかな」


「で? でもそんな悠長なこと言ってる場合?」



たいていの防災設備は、誰かが操作しないと作動しない。



火災報知設備のように、感知したら鳴動して知らせるものはある。

が、「報知」はするんだが、火災そのものは「放置」だ。
何の手当もしない。



スプリンクラのように、自動で放水されるものもあるけれど、
消火器、消火栓、粉末などの特殊消火設備、排煙などなど
誰かが操作しなければ何の役にも立たない設備も多い。


ちゃんと操作されてこそ消火能力を発揮するのだけれども
操作されない限りは、ただの置物である。
高いカネをかけて設置されていても、
操作されない限りは無意味だ。



だから、本来は国民全員がそれぞれの操作方法を熟知していて
いざという時には的確に操作できたほうが良いに決まっている。

が、残念ながらそんな状況にはなっていない。


そもそも存在すら知られていない。



よしんば知っていたとして、
本当に操作する勇気があるかどうか。



たとえば上の粉末消火設備を作動させてしまうと、
その区画は粉まみれになるのだ。

どこかから賠償請求されたりしたら困る……。

自分がやらなくたって……。


たぶん、躊躇する。



だから、本気で火災から防護したくば、
自動作動する設備のほうが良いだろう。


法的には屋内消火栓を設ければ良い建物であっても
スプリンクラがあれば誰かの操作に期待しなくても初期消火が始められる。



しかしながら、誤作動という事態もあり得る。
火災をいち早く消し止める能力があるけれども
誤作動したら火事でもないのにあたり一面水浸しになる。



何ごとにも、メリットとデメリットがあるのだ。



状況に応じて、それらを理解した上で
取捨選択するしかない。



世の中、そんなに都合よく「いいとこ取り」はできないものなのだ。



時として「設けないほうが良かった」という事態もあるかもしれないのだ。

でも「設けておいて良かった」となる可能性だってあるのだ。

それは、なってみないとわからなかったりする。
そして、なるかならないかは、誰にもわからないのだ。
だから、どこかでエイヤッと決めるしかないのだ。



そう。たいていの事柄は
メリットとデメリットとの狭間をたゆたっているのである。



コロナ(に限らず)ワクチンだって、いろんな薬だって
自動車や飛行機だって、
使った場合、使わなかった場合のメリット、デメリットとが存在する。


そういうものなのだから、仕方がないのだ。



デメリットを重視して拒絶するもよし、
メリットを重視して受け入れるもよし。



ただね、「公共の福祉」ってものも
ある程度は考慮しなきゃならんのだと、
ワタクシは思うんだけどね。


ワクチンやらマスクやら、
そういうのが顕在化するご時世になったものだと
痛感するこの頃。
(「使う機会は無いほうが良いけれど」おわり)
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2022年02月15日

活躍するダクトたち

コロナ下にあって、まん防期間中にあって、
なかなか飲食店を、ことに酒類を提供する店舗に
訪れる機会はなくなっているかもしれない。


けれども、中には入らなくても、
せめて外側だけでも、愛でることはできよう。

(店舗にとっては、何の得も無い。申し訳ない)


22021501.JPG


店舗外壁から生えてきて壁沿いを屋上まで這い上がり
屋根面から排気される、ダクトたち。



あるいは、亜鉛鉄板製。あるいは、ステンレス鋼板製。


彼ら(彼女ら? 名詞の性別はどっち?)は
テナントの必要によって
元々建物には無かった機能を発揮するために
付加されたものである。


この活躍が無ければ、店舗営業は成り立たないのである。
(たといコロナが沈静化したとしても)



22021502.JPG


送水口と室外機と給気用ファン?


看板とも渾然一体となって
機能美を体現している、かな?



ちょっとした小路に立ち並ぶ飲食店廻りは
垂涎の「せつび」で満ちているのである。
(「活躍するダクトたち」おわり)
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2022年02月14日

砲弾かボンベか

高速道路のパーキングエリアに、
それはあった。


山の中の、まあそれなりに景色は良かろうが
決して観光地というわけでもない場所に
置いてあった。


その用途については
見ただけでは決してわからないであろうと
設置者が思ったからなのかどうか、
白文字でハッキリと記してあるから
まあ、わかりやすい。



22021401.JPG



元は、何だった?


ボンベっぽくも見えるし、
砲弾っぽくも見える。


そもそも「元」なんてなくて、
このために作られたモノだったりする?



仔細は不明なれども、
何とも面白いモノが置いてあるものだ。


使わなかったけど。
(「砲弾かボンベか」おわり)
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2022年02月13日

雪ニモマケズ

この冬は、全国的に雪が多いようだ。



全国的と言っても、沖縄には降らないし、
東京だって積雪地から見たら大した降雪量じゃぁない。


でも、普段あまり降らないところに降れば
混乱するし、多方面で困ってしまうのは
当然のことである。



普段から雪が降る土地であっても、
普段よりも量が多いとか、短時間で急増したとか、
そういう事態になるとやっぱり混乱するのである。



多いところは多いところなりに、
少ないところは少ないところなりに、
雪に伴う混乱は、避けて通れない。


そしてそれは、何も交通関係に限ったことではなくて
「ケンチク」や「せつび」だって多大な影響を被るのである。


22021301.JPG


がっぱり積もった雪を戴く屋根も目につくけれど、
盤やらボックスやらにも、
何なら木の枝にさえも、
ガッツリ積もってるのがわかる。


ボックスの上に、「へにょ」っと乗っかっている雪が
なんとも愛らしいのだけれどね。



宮沢賢治作の冒頭は有名だけれども
3行目には「雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ」と謳っている。

「丈夫ナカラダ」と書かれているから、
精神論ではないんだけれど
いやでも心持ちの事も、含んでいるのかな。何となく。



暦の上では春が立っているけれども
まだまだ土地によっては雪との闘いが続く。


そして土地によっては、そろそろ花粉との闘いに移り変わる。



コロナウイルスとの闘いは
新しいフェーズに入っているようで、
さてこの後、どのように移り変わっていくことやら。
(「雪ニモマケズ」おわり)
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2022年02月12日

電動ダンパーの中身

ダンパーってものは、
ダクトの途中に挟み込まれているもので
たいていはその外観しか見えない。


外観といえば、単にフランジで挟まれた鉄板でしかない。


そやつに、モーターがくっついていて
送られてくる電源によって、開閉したりするように
なっているのが、電動ダンパーである。



ただ、何ごとにも例外ってものがあって、
途中に挟み込まれていないヤツにお目にかかることも
無いわけじゃぁない。



22021201.JPG



おお、あった、あった。


あんまり見かけない有り様だけれども
機械室なんかだったら、これもアリっちゃアリだ。



それなりに年季を経ているようであって
いい具合(?)に錆が回ってきている。



下のほうほど錆が進んでいる。
たぶん、地球の重力のせいだね。



新しい電動ダンパーだったら、
駆動部はもっとコンパクトなものであるが
こいつはちょっと古そうなやつだから
今風じゃぁない。



こいつのために伸ばされてきた電線管、
専用となっているプルボックスから伸びる、
可とう電線管。


そして結構でっかいボックスに納められたモーターが動くと
腕を動かして、クランクなんかでうまい具合に調整されて
ダンパーの羽根が揃って開くようになっているようだ。



ふつうは、手前にもダクトが接続されているから
こんな中身は見えない。


見えないけれど、まあそんなもんだと思っているけれど
こうやって見えるところがあると、なんか嬉しいもんだ。


見えなくったって、ちゃんと中身はあるんだけどね。



ワタクシの脳みそみたいなもの?

何を言う、ブツはあるけど、情報も格納されてないし
処理能力もねぇだろう、って?


それに比べりゃ、ちゃんと働くダンパーは
偉いものである。



なんて言うけどさ、
記憶力や思考力が大して無くったって、
脳細胞や神経細胞の働きって
結構スゴいんだぜ?

意識してなくったって、
あちこちの臓器の働きや、血中の物質濃度や、
バランス感覚や、光を通じた情報処理なんかを
事細かにやってるんだぜ?


「せつび」は、生体に比べたら
とっても単純明快なのである。
(「電動ダンパーの中身」おわり)
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2022年02月11日

灯油タンクがいっぱい

とある建物の裏に、灯油タンクが並べてあった。


防油堤(というか、防油パンと呼んでみたい)を備えた
950Lタンクが3基。


22021101.JPG


なかなか、壮観では?



壁には「少量危険物貯蔵取扱所」の看板が3枚も貼ってある。

危険物の取り扱いは、所轄消防によって結構異なるので
確認が必要だ。


それぞれのタンクをどのくらい離して設置しなければならないか。

各タンクからの配管を接続してもダメか、構わないか。

隣地からの距離をどのくらい取る必要があるか。

建物外壁からの離れはどうか(耐火構造か否かも影響する)。

基礎や束石はどのくらい必要か。

などなど。



さてこのタンクたち、何に使われているんだろう。



系統がどうなっているかにも、よるだろうけど。



ひとまず、隣に置かれている「物置」がヒントの一つであろう。


22021102.JPG


側面から排気トップが生えているところを見ると、
これは物置にあらず。

ボイラー庫として、市販の物置が利用されているものであろう。



少なくとも、ここには灯油管が伸びていそうだ。


タンクは3基あったけれど、
全部ここに来ているものか、
別の場所にも供給されているものか、
ちょろっと見ただけじゃ、わからない。

図面が残っていれば、それを見るし、
長年管理運営に携わっている方がいるのであれば
訊いてみるし。


または、これを設置した業者さんがメンテもしているのであれば
担当の方に尋ねてみるし。



建物には、謎が多いのだ。

それらを1つ1つ解き明かしていくのは
結構面白かったりするのだ。
(「灯油タンクがいっぱい」おわり)
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2022年02月10日

設備と管理 2022年3月号

本日は「設備と管理」2022年3月号の発売日。



22021001.png


今回は、桝。

開けてます。



そう。


桝の蓋は、開けるためにあるのです。


なのに、固着してしまって開かない蓋がたくさんあるのは
何故。


それは滅多に開けないからに他ならない。


開けよう! マンホール。

そんなキャンペーンを張ってみたりして。
(「設備と管理 2022年3月号」おわり)
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2022年02月09日

何がどう埋まっているか

歩道を歩いていると、
時々「落書き」のようなものが描いてあるのに
気付くだろうか。



工事の前段階に、あるいは最中に
現地にメモ書きをしてあるのだ。


22020901.JPG


レーダーなどによる地中埋設管探査装置を使用して
紙やタブレット画面の図面に描いていくのも良いだろうけれど
実際に掘る場合には直接描いてあったほうがわかりやすい。



図面も一緒だけれど、
描く人の性格や特徴が出やすそうだ。


「不明管」


これがまた、悩ましい。



掘ってみないと、いや、掘ってみてもわからない。
もう死んでる(使ってない)管なのか、
まだ生きている(使われている)管なのかも、わからない。


ホント、困るよね。

困るけど、あるんだから仕方がない。



そういうのは、日本全国津々浦々にゴマンとある。
(いや、5万じゃもちろん済まない。もっと大量にある)

そういうのもぜ〜ぇんぶAIが判断してくれるように
なるだろうか。

そんなことを考えるコンサルなんて
必要なくなるだろうか。



さて、どうだろう。

そのAIに材料を提供するのはニンゲンだし、
プログラミングするのもニンゲンだし、
なんならバグを修正したり、エラーを検知するのもニンゲンだし。

何らかの形で、ニンゲンの存在価値は、無くならないはずだ。



無くなるとすると、
もはやニンゲンに思考力が失われてしまった時であろう。

AIに飼われている状態?



……じつは、そのほうが平和になるのかもしれないけど。
地球環境や野生生物にとっても良い状態になるのかもしれないけど。

でも、それって、ニンゲンにとって必ずしも幸せでないような。
いや、そういう状態なら、そんな事さえも考えなくなってるかな。
(「何がどう埋まっているか」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする