温風タイプじゃなくって、
輻射タイプのやつ。
ちいちゃな温度センサーを上方に伸ばしてあって、
まがりなりにも自動制御されているやつ。
上方に外気取入口があって、
生外気を多少なりとも暖めてやる効果も
若干期待できる。
ちょっと、裏側を覗いてみよう。
おお、コロナの製品だ。
世界中で名を知られることとなった名称だけれども、
とんだとばっちりを受け続けているものだ。
でも、頑張っているんだ。
さて、部屋の隅っこにナナメに設置されているから
こういう感じの納まりになる。
すぐ外壁だから、給排気トップと灯油管とが
壁を貫通してきている。
ホコリやゴミが溜まりやすかったりするから
時々清掃したほうがよい。
ここでは、しっかり行き届いているようだった。
すばらしい。
横に視線を向けると、
そこにはでっかい灯油タンクがあった。
おお、窓の外すぐにあるタンク。
危険物貯蔵タンクなので、
所轄消防によっては開口部からの離れ寸法を
規定しているところがあるので注意が必要だ。
新築の確認申請の際に、
消防同意を受ける前提だったりするから。
ただ、後付けの場合には
消防の目は届かないから
知らずに設置してしまう場合も無いわけじゃない。
そんな時には、防火上の対策を
考えておいたほうが良いだろう。
(「石油暖房機の裏側」おわり)