2021年12月04日

物置のようで物置じゃない

駐車場の片隅に、どん と置いてある物置。



いわゆる市販の「物置」なんだけれども、
でも「物置」として利用されているわけじゃない。


21120401.JPG


見ての通り、壁から排気トップが4本も突き出している。


脇には、でっかい灯油タンク(防油堤付)が置いてあるし、
逆の側面には赤い消火器ボックスも取り付けられている。


明らかに、灯油を燃やす機械が4台入っている「熱源機械室」として
物置の製品を流用しているのである。



床と壁と屋根があって雨風雪がしのげるし、
束石などの上にポンと置けば出来上がりだから
建築工事も要らない。

鍵だって標準装備だ。


手頃な「機械庫」として役立つのである。



物置にもいろんなサイズがあるから、
どのくらいの熱源機が何台入るかに応じて
選ぶことができるのだ。


身近にある完成品を、別の目的で流用するのも
手法の一つとして採用の可能性がある。

雪国に行くと、意外な発想に出会えるかもしれない。
(「物置のようで物置じゃない」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする