2021年11月20日

孤高の粉末消火設備

「孤高」は言いすぎなのだけれど。

屋上駐車場に、いくつか並んでいるのだから。



でも、いちばん隅っこにあるから
そう見える。



21112001.JPG



本体はすっかり色あせて
表面に書いてある文字もほぼ消えてしまって見えない。

赤色ランプの下部分だけ文字が残っているのは
ランプが日射を若干遮るからなのか、
雨を僅かにしのぐのに役立っているからなのか。

塗料や仕上材の耐久性に関して
このようなモノを研究している方は
果たしておられるのかどうか。



華奢な本体と比して、
車よけのガードはそうとうガッチリしている。

それに伴って、基礎も頑丈そうだ。



相手が乗用車だと、本体だけなら絶対に負ける。

だからこそのガードなのである。



ほそぼそと設備に関わっているワタクシには
こんなガードがあるのかしらん。


いざ何かが突っ込んできた時に
その衝突の衝撃から守ってくれるものが
有りや無しや。



大手企業の社員さんだったら、
それなりのもんがあったりするので
コロナ禍や業績低迷や業務過多やトラブル発生時などに
周囲で守ってくれる存在があるのかもしれない。



企業の看板や社会的認知度や資本力が無い場合には
「公助」としてのセーフティーネットが機能するといいんだけれども
給付金やら何やらのお話を見るにつけ
なかなか望み薄だなぁと諦念を覚えたりしないでもない。



それでもねぇ、
食っていかにゃならんのですわい。
食わせていかにゃならんのですわい。


いろいろ申請して、数ヶ月後に現金5万円+クーポンって
無いよりマシとは言え、喫緊の必要に何の役に立つというのだろう。

手間と事務経費ばかりかかって、
スピードも遅くって、
投入した資金に対して実際に効果のある割合が低くって、
いくら次の参院選をにらんでとは言っても
何ともお粗末ではあるまいか?



なんて。



文句あるならちゃんと選挙に行くべきだし(ワタクシは行った)
何なら自ら立候補して政策の実現を目指すべきなんだろう。

ワタクシはそんな器じゃないし
器量にも人望にも知恵にも実行力にも欠けるから
どうしようもないんだけれど。


せいぜい、納税の義務を必死で果たすくらいしか
できそうにない。



力強いガードは、
時として「過保護」と捉えられる。
自らが強い者たちにとっては
その必要性について認知できないのであろう。
(「孤高の粉末消火設備」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする