2021年11月10日

壁は室外機のために?

外壁というものは、
室内と屋外とを隔てるものであって、
室内環境と屋外環境とを分離して
人間にとって(場合によっては製品にとって)
適切な環境を構築・維持するためのものなのだ。

そうに決まっているのだ。


なのだが、こういう商売をしていると
ついつい「設備機器を取り付けるため」にこそ
外壁が存在しているのだ、なんていう気に
なってしまいかねなかったりする。


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だって、室外機を取り付けるに
ちょうど良いじゃない?


窓とか扉さえ避ければ、
もうそこは機器たちのためのワンダーランドじゃない?


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下から上まで、
余す所なくスペースを有効利用できるじゃない?



何なら、配管やダクトを通す場所としても
屋内にパイプシャフトを設けずに済むんだから
内装工事との段取りや時間の奪い合いを避けられるんだから、
とっても良いじゃない?


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いやホントはそんな事無いって、
わかってるんだ。

当たり前だ。



でもさ、やっぱりさ、
そう思いたくなる事だって
あるんだよ。


心の内で、密かに思うくらい、いいじゃない。
打合せ時に大声で叫ぼうってんじゃないんだから。



屋上も、設備機器のために。


建物は、機械室のために。


天井内は、機器や配管やケーブルたちのために。


本末転倒なんだけれどね。



プラント建屋なんかだと、遠慮なく堂々と言えるんだけど。
それが本来目的だから。
(「壁は室外機のために?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする