裏手には、設備機器類が並んでいる。
裏手が地盤が低い側であるために
機器類の架台が、ずいぶん高さのあるものになっている。
室外機は、こんなに高い架台でなくても
良かったんじゃないかな?
いやでも、車両が通行する面でもあるから
破損防止も兼ねての措置なんだろうか?
接地部分は市販のコンクリート材で、
アジャスタによって高さを調整してあるから
強度としてはたいして無いだろう。
転倒防止に壁つなぎしてあるくらいなら
壁(基礎立ち上がり)から支持した
壁掛け架台でも良かったんじゃないかという気もする。
屋根に上がるための外壁はしごの脇に
スライダーのはしごが立て掛けたままになっている。
しょっちゅう屋根に上る必要性があるんだろうか?
そして、手前の灯油タンク。
これまた、脚が長いのだ。
どう? 4等身くらい?
重心が高いから、束石を埋めて
そこにアンカー止めしてあるようだ。
このくらいしておかないと、
倒れそうだから。
タンクから下部に取り出す灯油配管
(たぶん被覆銅管だ)は
カバーによって覆われている。
立ち下げ長さがかなりあるので
破損対策という側面もあるだろう。
「灯油の盗難防止」という面も、
少なからずあるだろう。
世界的に見れば治安が良いと言われる我が国であるが
だからと言って窃盗や殺人が皆無というわけではなく
一定数の犯罪は起こるのだから
予防の観点も必要なのだろう。
住宅の鍵なんてかける必要もない、なんていう
田舎の集落であっても、
それらを専門に狙い行脚する輩もいるというのだから
ある程度の防犯対策は必要なのだ。
これだけ高さのあるタンクだと
上部から給油するのは大変だろうな。
いやいや、タンクローリー自体が足場代わりになるから
横付けできれば問題ないかな。
中に厨房があるみたい。
換気用のフードがいっぱい並んでいて、
たぶん給湯機用の給排気トップもまた、並んでいる。
よく見ると、一番右のトップだけ形が違うようだ。
これだけ排気口が多いと、
トップから吸われる給気は排気成分が多いものに
なるのだろうなぁ。
ガスか灯油か、燃焼用の空気であって
人間の呼吸用じゃないから
それほど支障は無いのかなぁ。
少々の不完全燃焼気味になることは
ひょっとするとあるのかもしれない。
(「土地が傾いているから架台は」おわり)