2021年10月21日

人が降りられる排水桝

既設の桝を調べる必要があることもある。


21102101.JPG


排水をつなぐ必要があるとか、

流れが悪いことの原因究明だとか。



最近は塩ビ製の桝がかなり多いけれども
既設の桝にはコンクリート桝もたくさんある。



深いものになると、ある程度の大きさを確保して
メンテナンスできるようにしてある。


21102102.JPG


タラップが取り付けてあって、
人が降りていくことができるようになっている。

これが無いと、中で何かするのはとても大変な作業になる。



あんまり大きな鉄蓋だと重たくて開けるのも大変だから
蓋口径は600mm、内部の桝は900mm、というふうに
なっているものも多い。

「人孔桝」などと呼ばれることもある。



最近の塩ビ桝だと、口径は150mmとか200mmとかだから
絶対に人は入っていけない。

かわりに棒付きの鏡とか、
内視鏡的なカメラとか
そういうもので内部を確認できれば良し、
という発想になっている。

建築では。



公共下水道では、
特に流量が多く太い系統になれば、
やはり人が入っていくことができるのが理想だ。


もっとも、管内探査ロボットなど
いろいろなものが出てきているから
人が入るなんていう「原始的なこと」は
どんどん減っていくのかもしれない。
(「人が降りられる排水桝」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする