便器が斜めに取り付けられている。
そして、給水管とフラッシュバルブが
特徴的なつながりになっている。
元々和風便器ブースだったところを
なんとか洋式化しようと
苦心した跡なのであろうか。
既設の和風便器の向きによって
給水管取り出し位置が逆パターンになっているところもあった。
給水管を床から350mmほど立ち上げてから横引きしているのには
何か深い理由があるのだろうか。
もうちょっと床ころがしに近い低い位置で横引きすると、
踏む人が出てくるからだろうか。
それとも、保温材の施工しやすさを考慮したものだろうか。
もしくは、設置可能なフラッシュバルブの寸法に合わせてみたのか。
新築のトイレではたいそうキレイに納まっているものだけれども
部分改修されたトイレではさまざまな工夫が、
あるいは苦心が満ちていて
味があるものだ。
そんなに気にすることはないのだ。
誰も気付きゃしないのだ。
一瞬違和感を持ったとしても、
そのうち慣れてしまうものなのだ。
なんていう言い訳も、できなくもないのだ。
壁給水パターンもあった。
便器の前出の少ないコンパクトなものならば
斜めに付けなくてもなんとか納まった感じ?
改修トイレは、見どころ満載なのだ。
(「洋式便器化したのだ」おわり)