トイレブースの中に隠されていることもあるし、
剥き出しで設けられていることもある。
陶器自体には、そんなにバリエーションはないが、
水栓の付き方はいろいろだったりする。
水だけを供給する流しもあるけれど、
ここでは湯と水とが使えるようになっていた。
元々は、陶器に水栓が取り付けられていたのを
配管更新に伴って壁付にしたような感じだろうか。
元の水栓接続部には、化粧プラグが取り付けられている。
掃除具置き場としてのブースが無いから、
モップやバケツや雑巾が
そのまま周囲に並べられている。
見た目を気にせず、機能を重視するならば
これはこれで良かろう。
この掃除用流しも、上のやつと同様だ。
掃除用流しは、略してSK(エスケー)と呼ばれる。
って、何を略したらSKとなるのやら、ようわからん。
流しを意味するシンクをSKと表記するのが
いつの間にやら掃除用流し限定で呼ばれるようになったと
書いてあるやつもあるけれど、
ホントかどうだかわからん。
けど、エスケーと呼び慣わされているから仕方がない。
上のやつ、裏がPSなんだろう。点検口の扉がついている。
が、このサイズだと、小型の人間しか出入りできまい。
ちょっと体格の良い方だと、辛い、いや無理だろう。
遠慮せずに大きなの付けとけば良かったのにぃ。
この水栓、湯と水とが出せるんだけど、
湯は60℃、水は15℃くらい?
バケツで混ぜるならともかく、
直接触るには、湯は熱すぎる。
だからなのか、
混合水栓を取り付けてあるところもあった。
シングルレバータイプなので、
ウォーターハンマー防止措置がどこかにあると良い。
ミニサイズの膨張タンクのようなものだ。
そして、スパウト(吐水口)の長さは
部材としてはいろいろあるので、
流しのサイズに適したものを選ぶと良い。
テキトーに発注すると、あとで交換する羽目になるから、
手間もかかるし費用も無駄になる。
流しを建築工事で作る時なんか、
たまにうっかりしちゃうんだけど。
(すいません)
(「元々は陶器に取り付けていたんだろうけど」おわり)