2021年10月02日

外壁の色に合わせて

平屋の事務所として使われていると思しき建物。

歩道を歩いていると、そんな建物が視界に入ってきた。


そして、「おお」と感嘆の声を心のうちで密かにあげる。
飽くまで、密かに。



21100201.JPG



換気扇用だろうか、フードの色がちゃんと塗ってある。

外壁の色に合わせて(正確には、屋根鋼板の色だろうが)あるではないか。



それに留まらない。


なんと、ガスメーターも、ガス管も、
支持金物さえも、
同じく着色されている。


メーター、塗っちゃっていいのか?
ガス供給者が良いって言ったら、いいんだろうか?



でも、仕方ないね、ボンベと固定鎖までは
塗るわけにはいかないよね。

ボンベは借り物だし。(って、メーターもそのはずなのだが)



歩みを進めると、別の面も見える。

すごい!


21100202.JPG


露出の雨水管も、
冷媒管用の樹脂カバーも、
被覆された冷媒管も、
ドレン管も、
室外機用の壁掛架台も、
室外機本体さえも!

皆、同じ色に塗り尽くされている。


室外機は仕様が書かれた部分だけ
塗り残されている。



スゲー!



結構デザインに凝った注文住宅なんかでも
せっかくこだわったであろう外観に
無遠慮に標準色の機器類配管類計器類が取り付けられているのを
頻繁に見かけるものである。


それなのに、それほど意匠的には凝ってはいない一般の建物で
ここまで徹底されているなんて!



まあ、機能上とか、メーカー保証の関係とかで
塗ることがあまり適切ではないものもあるから
何でもかんでも塗れば良いとは言わないが、
フードとか配管とか架台のように
塗って差し支えないものについては
このように仕上げるのも気持ちがいいんじゃないかな。


まあ好き好きだし、
若干なりともコストが上がるわけだから
無理してでもやるものじゃないかもしれないけれど。



あと、経年劣化がどの程度生じてくるか、
その結果どのくらい見目が悪くなってくるものか
それらを回復するのにどのくらい費用を要するものなのか、
そういう要素もあるから
キレイな状態だけ見て云々するものでもないんだろうけど。



でも、どうです?

たまにゃ、塗っちゃいかが?
(「外壁の色に合わせて」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする