2021年10月01日

製作モノの防風板

少し年季が入ってきているけれども
結構洒落た外装にしてある建物の、とある面。



上部が半円状になった窓の形に合わせて
換気口が設けられていた。


21100101.JPG


市販品のフードを取り付けるのではなくて
ダクトを突き出し、その外側に防風板を取り付けてある。



そもそも防風板は既製品ではなくて製作モノなので
本日の記事のタイトルは自己矛盾しているのではあるが
一般的に良く見られる長方形のものではなくて
外装意匠に合わせて細工をしてある、という意味で
「製作モノ」なんていう語を使ってみたのだ。


細かいことはあんまり気にしないでいただきたい。


と言いながら、このブログ自体がケンチクに伴う
細かい「せつび」について大いに気にする存在であるのだから
大いに矛盾した言い方(書き方)である。


そんなこんなも、清濁併せ呑んでご甘受いただきたい。



それでもなかなかこういう細工が見られることは少ないので
嬉しかったのだ。


そう。単に、嬉しかったのだ。そういうことなのだ。



市販品の外壁フードでもなく、
建築的に建具として製作しはめ込んだガラリでもなく、
ダクト+防風板 というこの形状が
新鮮で、魅力的に感じたのである。



もうちょっと直下から撮ってみる。


21100102.JPG


見事に「ダクト突き出し」だっ!


開放端には、防虫網でも貼ってあるかしらん。

……でもちょっとよく見えなかった。


高倍率ズーム機能を有する撮影機器であったなら
そのあたりも確認できたのかもしれないが。

いや、うまくピントが合わせられなくて、
やっぱりわかんなかったかもしれない。


暫し眺めていると、
上空の雲もいつしか風に流されて少なくなってきて
青空に映える防風板を際立たせるのであった。


そしてたいそう清々しい気分になって、
次の目的地へ進むのである。
(「製作モノの防風板」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(2) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする