2021年09月06日

後付けのグリース阻集器

たぶん既設の建物を改修した、
調理か何かのスペース。


21090601.JPG


流し台、給排水管もすべて
床上の施工により設置されている。



流し台(作業台)からの排水は
グリース阻集器を通して、厨芥や油脂分を除去してから
排水系統へ送られるようになっている。


「グリース阻集器」と書いたが、
「グリーストラップ」と呼ばれることのほうが多い気がする。



このグリース阻集器、やはり既設建物に後付けで設けるため
薄型のものを床上に設置してあった。


21090602.JPG



何のコンセントか。


凍結防止? わからないけど。



蓋を開けてみようか。


21090603.JPG


手前に、かご。

ここでゴミを取ってから
排水を右側の槽へ流す。



油脂分は軽いから浮くので
この先は少し水面の下から
排水されるようになっている。


どうせなら、右側の蓋も外した状態で
撮るんだった……。



新築物件であれば、
これはスラブに埋め込まれ、
もしくはスラブを貫通して設置される。


開口補強とか区画貫通処理とか
相応の処置が必要なことは言うまでもない。



既設のスラブにこれだけの開口を開けてしまうのは
なかなか厳しいから、
後付けならば、こういう据え方もよかろう。
(「後付けのグリース阻集器」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする