調理か何かのスペース。
流し台、給排水管もすべて
床上の施工により設置されている。
流し台(作業台)からの排水は
グリース阻集器を通して、厨芥や油脂分を除去してから
排水系統へ送られるようになっている。
「グリース阻集器」と書いたが、
「グリーストラップ」と呼ばれることのほうが多い気がする。
このグリース阻集器、やはり既設建物に後付けで設けるため
薄型のものを床上に設置してあった。
何のコンセントか。
凍結防止? わからないけど。
蓋を開けてみようか。
手前に、かご。
ここでゴミを取ってから
排水を右側の槽へ流す。
油脂分は軽いから浮くので
この先は少し水面の下から
排水されるようになっている。
どうせなら、右側の蓋も外した状態で
撮るんだった……。
新築物件であれば、
これはスラブに埋め込まれ、
もしくはスラブを貫通して設置される。
開口補強とか区画貫通処理とか
相応の処置が必要なことは言うまでもない。
既設のスラブにこれだけの開口を開けてしまうのは
なかなか厳しいから、
後付けならば、こういう据え方もよかろう。
(「後付けのグリース阻集器」おわり)