2021年08月31日

札幌芸術の森美術館

北海道の道都、札幌市の南区に
芸術の森 という場所がある。



工芸、陶芸、クラフト、美術、音楽など
いろいろな芸術の拠点として造られた場所である。


隣接地には 札幌市立大学デザイン学部 のキャンパスも立地していて
総合的なアート・エリアとなっている。



当然の如く美術館も存在している。

札幌芸術の森美術館
札幌芸術の森野外美術館
佐藤忠良記念子どもアトリエ

などの展示施設があるのだが、
ゆえあって 美術館 のほうに行ってきた。



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前面に水面を配した造りで、
「森」と呼ぶだけあって豊かな緑と(時々クマも出没するという)
青い空、白い雲、美術館それぞれが水面に映り
透明感を醸し出している。



池に沿って歩くことができるようになっている。


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手は入れているようだが、築年数に応じた古さを感じなくもない。



メインエントランスを入って、展示室に向かう通路は
両側をガラスで覆われた渡り廊下型式になっている。


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冬は、寒いだろう。

だから、ガラス上部の折り上げ天井部分から
温風が吹き出すようにでもしれあるに違いない。



見てみたら、ほら。


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間接照明とともに、ブリーズラインが配してある。

そうじゃないと、ガラスが結露して外が見えにくくなるだろうし。



ガラス越しには、先ほどの池を見ることができる。


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反対側は砂利敷の中庭になっていて
この部分にも展示物を配することがあるようだ。


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撮り忘れたけれども、
展示用の出入り口とか、展示物電源用の分電盤とか
そういうものもしっかり設けられていた。


今どきの展示物は、電源を必要とするものも少なくないだろうから。



エントランスの脇には、小展示室もあるのだけれど、
そこは明るくて、天井面が良く見えた。


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グリッド状に配した天井仕上材に合わせて、
でっかいノズルや照明器具、スピーカーなどが
きれいに配置されていた。



「美術館」は、一級建築士試験の製図課題として
ときどき題材となるものだ。

展示品以外にも見どころがいろいろあって、楽しい。


展示品と建物そのもの、二度美味しい美術館は
ワタクシにとってコスパの良い施設の一つである。



事情がゆるすなら、
外周回りも見てみる。

だって、いろいろ置いてあるから。


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ずいぶんと頑丈そうで背の高い、
コンクリート製の基礎というか架台というか。

その上の鋼製架台や、電源ボックス、スリムダクト、
防雪フードなど、見るべきものが多い。


この製品は「ズバ暖」であった。

三菱電機の寒冷地向けエアコン である。

気温の低い冬期の外気から無理やり熱エネルギーを搾り取って暖房できる
そんなエアコンだ。


各社、寒冷地向けエアコンの開発に力を入れていただいたおかげで
今や北海道でもエアコンだけで冷暖房がまかなえるようになった。

(それでも、氷点下20℃に達するような地域では、ちょっと厳しい)



三菱電機なら「ズバ暖」だけれども、
ダイキンは「スゴ暖」
日立の場合は「メガ暖」
東芝では「暖太郎」
パナソニックだと「フル暖」

各社、よく考えつくものだ。
(「札幌芸術の森美術館」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする