2021年08月16日

倉庫の有圧扇はペアで

倉庫のシャッターを、ガラガラっと開ける。


仄暗い庫内だが、上部の窓からの明かりがある程度差し込んでくる。

時間的に、方角的に、直射日光が差し込むでもなく
照明器具はやはり点灯せずにはおれない、そんな感じ。



と、窓と窓との間に
有圧換気扇がはめ込んである。


21081601.JPG


電動シャッターがついていて、外壁面には防雪フードが生えている。

下から見上げると小さく見えるけれども、
それなりの大きさの有圧換気扇であるはずだ。

3,000m3/h とか 4,000m3/h とか、
フツーの換気扇じゃ出せないような排気を担っているに違いない。


あんなに高い位置にあるのだから、
ガードは不要じゃないかって思うのだけれど、
じつは必要だった理由があるのかもしれない。


何の予備知識も無い初見では、理由がわからず困惑してしまう。



同じ有圧換気扇が何台もつけられている。
だから、排気だけであるはずはない。

シャッターが内外の気圧差でひん曲がってしまうかもしれないし。



じゃあ、広い倉庫なんだけれども対面を探してみようか。

いろんな物資がうず高く積み上げられているから、
見つかるかな?



あった!


21081602.JPG


奥のほうで暗いんだけれど、
確かにあったね。


ボックスにフィルターが入っているようだから、
給気用の有圧換気扇のはずだ。


片流れ屋根だから、こちら側は天井が少し低めになっているみたい。


物資が天井面近くまで積み上げられているから
やっぱりガードは必要なんだろう。


ん? でも人は上がらないよね。

フォークリフトで持ち上げるだけだよね。


フォークリフトから有圧換気扇を守るには、
あのガードじゃ足りない。


人は上がらないから、あのガードで防ぐ必要はない。



やっぱり、わかんないや。ガードの設置理由。


じつは、深い意味なんて、無いのかもしれない。

結構あるんだ、そういうコトも。
(「倉庫の有圧扇はペアで」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする