2021年07月11日

発電機回路のトイレ

停電時に、あらゆる電源が止まってしまうと困るので
防災系の機械類を動かし、避難に必要な最低限の照明を維持できるように
非常用発電機を設けるのが一般的だ。



そんな中で「建物としての最低限の機能」も面倒をみてやろう、
という考え方もあったりする。



たとえば、トイレ。


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ここのトイレ(便器洗浄と便座)の電源は、
非常用発電機の回路となっていた。


すべての人が外部に避難してしまえば済む建物であれば
問題は無いのだけれど、
もしもそこに人が残って何らかの活動をする必要がある場合、
トイレが使用できることは、やはり必須と言えよう。


それで、全部のトイレではなかったとしても
一部トイレを稼働させる状態にするのは
重要なことなのだ。


ということで、このトイレでは
使用できる状態を確保することとしたようだ。


給水されること(給水ポンプが稼働すること)も
当然確保されているはず。そうじゃなきゃ、意味無い。



非常に暑い地域や非常に寒い地域では
冷暖房なんかも必須事項のうちに入ってくるだろう。



ついでに、トイレ背中側のライニング。


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この点検口を設けたようである。


これ、開け閉めしやすいものではないのだけれど
頻繁にやるわけでもないから、まあ、十分だろう。
鉄扉なんかつけてしまうと
ライニングも含めてゴッツい物になってしまう。
コストもかかるし。




近年我が国では、地震をはじめ風水害、火山災害などが
頻発している。


だからこそ、
災害時の病人・けが人を受け入れる病院とか、
災害対策本部を置くことになる役場庁舎とか、
避難所として利用されるような公共施設とか、
そういう用途の施設では、
トイレが稼働できるよう発電機回路にすることは
考慮すべき項目の一つになっているということなのだ。
(「発電機回路のトイレ」おわり)
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2021年07月10日

屋根でガッチリ、灯油タンク

建物の暖房機や給湯機に灯油を使う場合には
どこかに灯油タンクが置かれているのだけれど、
地下式で無い限りは、見える所にあるはずだ。


そしてそれは大抵、建物の外壁近くに置かれることだろう。



建物の近くは良いのだけれど、
積雪地の場合には、屋根からの雪庇の落下により
タンク本体が破損する危険性を孕んでいるのである。


そうならないように、あの手この手でガードするのだが
かな〜りガッチリした製品も、存在する。


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かなり丈夫そうに、見えません?



この屋根は、水平になっている。

この状態だと、上に雪が積もっていく。
だから、少し斜めになった製品をつけたもののほうが
よく目にすることだろう。


なして、水平のやつにしたんやろか?



給油口には錠が取り付けてあり、
灯油取出管の部分にも鉄板のカバーが取り付けてあって、

「灯油ドロボーは、許さんぜよ」という作りになっている。



基礎部分には、既製のコンクリート製品を活用しているようだ。

少なくとも凍結深度までは埋めてやらないと、
年々傾いてきてしまうだろうから。



脚の1本にだけ、鋼材が取り付けてあるのがわかるだろうか。



あれは一体、何のため?



給油作業の際に、
あそこに足を乗っけて踏ん張って、
体を少し高い位置に引き上げるためなのである。


いちいち置き台を持ってきて給油するのは大変だから。



寒冷地の灯油タンク、
ホント、いろんなバリエーションがあるから
楽しめるのである。
(「屋根でガッチリ、灯油タンク」おわり)
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2021年07月09日

あの頭の中には何が?

少〜し年代モノとおぼしき、集合住宅の屋根の上に
「頭」がいくつか並んでいる。


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最近の新しいマンションではあんまり見られなくなったモノたちが
いろいろついていて、見応えがある。



2層分の塔屋と、それに抱かされている集合煙突。


まだ、FF暖房機なんていうものが発達する前の時代の
建物であることが推測できよう。



あの頭たち、
中には何が入っているのだろうか?



2層分の塔屋に入っているモノと言ったら、
決まってるじゃないか。



塔屋1階は、エレベーター機械室なのだ。

換気フードがついているじゃないか。
あれが、エレベーター機械室換気用のフードなのだ。

きっと内部に有圧換気扇でもついているに違いないのだ。

そして裏面には、給気か排気かわからないけれど、
対になるもう1個のフードがついているはずなのだ。



そして塔屋2階部分は、
高架水槽室である。


高架水槽、高置水槽、書物によって記事によって
呼び名は違えど、同じものだ。



地下か、1階にある受水槽から
揚水ポンプで水を上げて、
あそこに入っている高架水槽へと貯水するのだ。


それ以降は、落差でもって各住戸に給水されているのだ。



「いるのだ」と、断言することは、実はできない。



この建物が建った当初は、そうであったに違いないのだが
現在に至るまでそのまま保存されているかというと
それは怪しい。



もう、建ってから数十年を経ている。
当時の「せつび」たちが、健在であるはずがないのだ。


となると、外壁塗装や屋根防水とは別に、
設備関係の大規模修繕を実施している可能性が高い。



その際に、現代の製品の性能や上水道環境の整備、
社会環境の変化に合わせて
設備システム自体を変更していることが多いのだ。



給水設備は直結増圧給水システムになっていて
エレベーターもマシンルームレスタイプに更新されて
いるのかもしれない。



そうなると、あの「頭」の中は
空っぽになっている可能性もある。


もしくは、管理組合関係の諸々を置く倉庫として
利用されているかもしれない。


場合によっては、撤去・廃材処理の費用を節約するために
配管だけシステムから離断して
高架水槽などは撤去せずにそのまま残置したことも考えられる。



その辺りは、管理者の味噌汁、
ちがう、管理者のみぞ知る、だ。
(「あの頭の中には何が?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月08日

並ぶ換気フード

大抵の建物は、まあ正面が「見せる」面ではあるのだけれど。

「せつび」に関わる者としては、それじゃあつまらない。


だって、正面には照明器具以外の「せつび」は
あんまり配置されていないから。



だから、側面や裏面こそ、見どころなのである。



すると。


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たくさんの換気フードたちが
仲良く並んでいるではないか。


1つ1つ、サイズが異なっているのが
また愛おしいじゃないか。



引込柱も、監視カメラも、スピーカーも並んでいて
キュービクルもちょっぴり顔を覗かせている。


そんな側面が、いいよね。


外装の鋼板に合わせて、
黒光りしている換気フードの
なんと凛々しいこと!


どうせなら、スピーカーもキュービクルも
こんな色にして上げても良かったんじゃなかろうか。



なんて、ホント、いっつも勝手なことばかり考えてしまう。
病気扱いされても仕方ないかな。
(「並ぶ換気フード」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(2) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月07日

災害対策としてのマンホールトイレ

最近、駐車場や公園などで
こんなモノを見かけないだろうか?


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「災害用トイレ」と書いた、小さなマンホール蓋。



えっ? この蓋開けて、出すの? ハズカシイ。



いえ、そんな事はなくって。


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こんな蓋が、ズラッと並んでいるのだけれど、
皆が尻出して連れトイレ、じゃないのである。



ちゃんと仕切りと出入り口のついた仮設トイレを置いて、
その排水をこの蓋を開けた桝に投下できるように
なっているのだ。



その先は、公共下水が生きていれば、そちらへ。

公共下水にも被害があれば、汲み取り槽へ。



そんな仕組みになっている、はずだ。



「マンホールトイレ」で検索すると、
いろんな 紹介ページ が出てくるはずだ。



災害時、多くの避難者が居るところでは、
水や食料だけではなくて、トイレの需要がものすごくあるのだ。



今まで、いろいろな災害における避難所で
トイレに行けないから、水を飲むのを控えてしまって、
体調を悪化させた事例が多数あったのだ。


学校などに避難しても、汚物の行き先が無いものだから
便器に汚物が溢れ、すぐに使用不能になってしまう。


それじゃ、ものすごく困るのだ。



普段の生活もとても大切なのだけれど、
災害時、避難せざるを得ない場合にも
それなりの生活が送れる、そういう準備が必要なのだ。


だから、こんな施設が、あちこちに設置されている。
今後も、増えていくことだろう。



地震、津波、大雨、洪水、土砂崩れ、大雪、突風などなど
日本列島は毎年多くの災害に見舞われる。

その中で、生存していかなくてはならないのだ。


たといコロナ禍が完全に収束したとしても、
災害は残念ながら無くなることはない。


より起こりにくくする地道な対策と、
起こってしまった際に対処する術とを
備えておくべきなのだ。

建築という「ハコ」も大切なのだけれど、
「せつび」も整っていないと、
人間が生きていく環境としてはキビシイものになってしまうから。
(「災害対策としてのマンホールトイレ」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月06日

天塩町のマンホール蓋ふたたび

天塩町


「あまじお」でも「てんしお」でもなくて「てしお」。

「手塩」ではなくて「天塩」


北海道の、北の方に存在する町である。


北の方と言っても、稚内(わっかない)からは
距離にして70kmほど、時間にして1時間ほど南に位置する。



そこのマンホール蓋を、また見る機会があった。


以前 にも見ているのだけれど。



町章の入った、蓋。


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これは、ある程度古い時代の蓋のようである。



ところどころ、小口径桝の蓋も見られる。


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中央に町章という部分は同じだけれど
地の文様が異なるやつ。

もちろん、サイズは全然違う。



町花、町木、町鳥デザインのものも
あちこちで見られる。


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以前は気づかなかったのか、見かけなかっただけなのか、
新しく設けられたのか、
別のデザインの蓋があった。


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西側に広がる日本海に沈む太陽、
てしお温泉夕映
しじみ貝、
エゾヤマザクラ、
利尻富士、
地元の「売り」が目白押しのデザインだ。



近年全国に設置拡大中の「ポケふた」も、あった。


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かなりあちこちにあるけれど、
そこだけの限定版なので、発見難易度が高いかも。

まあ、ちゃんと調べてから行けば大丈夫なんだろうけど
「たまたま」見かける率は相当低そうである。



デザインの説明が貼ってある場所もあった。


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なんか、上の写真の実物と違う。

こういうのも別に、あるのかな。



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これも、見かけなかった。

ああ、建物はあったなぁ。



カラー蓋の展示。


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路面に設置されたら、
ここまで鮮やかには保たれないだろう。

仕方のないことではあるが。



天塩町役場に行くと、
マンホールカードをもらうことができる。


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新千歳空港からだと、かなり距離があるから
空路を使うなら、稚内空港 からのほうが近いだろう。



ただし、便数が少ない し、
強風、視界不良(霧や吹雪)での欠航が結構あるから
確実性を求めると厳しいかも。



と言って、新千歳空港から行くとなると
高速道路などを駆使しても陸路で約300km、4時間を要するから
相応の覚悟を持って行く必要がある。



簡単に行けない地のマンホール蓋だからこそ、
実際に見ることができたら、なお楽しいのである。


全国のマンホーラーの方々にも、
ぜひ目指していただきたいものである。



なお、てしお温泉はその泉質が 独特 である。

好き嫌いはあるかも知れないけれど、
一度くらい、これを体験してみてはいかがであろうか。


比較的近くにある、油を含む豊富温泉 とともに。
(「天塩町のマンホール蓋ふたたび」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月05日

隠された、室外機

建物の一角が凹んでいて、
その窪みに室外機が2台。


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頑丈な鉄格子扉によって
厳重に監禁されている、かのような。



室外機って、見た目あんまり良くないし、
こういう感じのキレイなレンガ調の外装には
そぐわないと感じられるのも、致し方ない。


ではあるんだけれども。


これはこれで、ちょっと可哀想。



あんまり厳重に囲ってしまうと、
本来の「冷媒と大気との熱交換」が阻害されてしまって
期待していた冷暖房能力が発揮できない可能性は高まる。



見た目と、機能。



いつだって相反する価値観なんだと思うのだけれど、
そこのことろをうまく折り合いをつけてこその「設計」なんだと思う。



見た目だけ重視したり、
機能だけ重視したりしていたのでは
全体として調和の取れたモノにはなるまいて。



どっちも良い状態を目指し、
全世界の意匠屋さん、設備屋さんが
日夜励んでおられるはずなのである。



得てして、どちらかが超優秀で、
圧倒的に立場や発言力が強い場合に
ちぐはぐな結果が待っているような気がするのだけれど
どんなもんだろうか?




「どちらかが」なんてことは、無いか。

設備側が「強い」なんて、あり得ないからね。



「設備」を、どこに置くか。どう隠すか。どう魅せるか。


実のところ、業界関係者ではない一般の利用者にとっては
あんまり気になっていない、意識されていない部分だったりするんだろうから、
じつは「自己満足」の域を出ないものなのかもしれない。
(「隠された、室外機」おわり)
posted by けろ at 14:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月04日

洗面コーナーは、その下こそ

トイレの洗面コーナー。



カウンターはめ込み式の洗面器が並んでいて、
前面に大形鏡を配した、
比較的ゆったりしたスペースとなっている。


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手をかざすとセンサーで電磁弁が開かれて適温の湯が出てくる
自動水栓が設けられている。


コロナ禍以降、自動水栓の採用率が格段に上がった。
「非接触」の需要が、ここまで高まるとはね。

手動操作のものにくらべると、
値段も格段に高いのだけれどね。



水石鹸のボトルは、
あんまり見られなくなった。

カウンター下に大きなボトルがついていて
上には吐出口だけ出ているやつも見かけるけれど
この洗面コーナーには無かった。

ソープボトルディスペンサーに入った市販品が
ポンと置かれている。


これも、相当に消費量が増えたことだろう。



空間寸法や照明など見どころはいろいろとあるのだけれど、
やはりこのカウンターの下部も見てみるべきところである。


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洗面器やカウンターを支持するためのブラケット、
給排水管の接続状況、
自動水栓の操作部、
電気温水器など、さまざまな作りを見ることができるのだから。



満水重量が15kgを超える電気温水器には
耐震固定などの措置が義務化されたので、
新しめの施設ではガッチリ固定してあるはずだ。

そうでない所は、改正基準法施行以前の設置ということになる。



電気温水器の電源を100Vにするか、200Vにするか。

ウィークリータイマーをつけるかどうか。

膨張水処理の排水管をどこにつなげるか。
(上の写真では、右側の洗面器Sトラップにつないである)

いろいろと、細かな部分も見て取れる。



こういうのは、首都圏のいつだって混雑しているトイレじゃ
撮ることができない。


地方の、あまり利用者がやってこない、
いつだってほぼ貸切状態のトイレじゃないと
皆さんに不快感を与えてしまうからね。


見るだけの場合でも、
人の居ない時を見計らって、ということにしておこう。
(「洗面コーナーは、その下こそ」おわり)
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2021年07月03日

よっぽど結露が酷いんだろう

便器に供給される給水管は
TOTOやLIXILの製品としてのメッキ管が
そのままついていることが多い。


そのメッキ管に、結露の水滴がついている場面も
たまに見ないこともない。


なんだけれど、
ここではそれが、相当酷かったということなんだろうか。


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フツーは、床上部分は保温(防露)しないものなんだけど
止水栓も分岐継手も含めて
ロータンク接続部までシッカリと保温してあった。



相当に、よっぽど、結露しやすい環境下にあるのだろう。



床がべちょべちょになって困るから、
そうならないように後から保温したんだろう。



なかなか事前には想定できないだろうなぁ。
(「よっぽど結露が酷いんだろう」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月02日

橋を渡る配管たち

橋を、歩いて渡ることはあるだろうか。


無いわけじゃないけれども、
車で通過してしまうことが多い気がする。



でもたまに歩いて渡る場合には
ちょいと橋桁の脇を見てみてはいかがであろうか。


そこに、何か配管は無いだろうか。


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この橋の脇には、2本の配管が敷設されていた。

上の配管には、水道事業者名が記してあったから
水道管(配水管)に違いない。



下の管には何も表示がなかったのだけれども、
圧送の排水管か何かだろうか?


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橋と地面との接続部分には、
長いカバーがかけてあって、
恐らくはフレキシブルジョイント的なものが
設けられているに違いない。


普段「建築設備」でお目にかかっているものとは
少々違うモノなんだろうけれども。



給排水以外に通るものと言ったら、
ガス管、電力ケーブル、電話線、光回線、CATVくらいであろうか。



いろんなモノ・信号の供給網が河川を渡る必要性がある場合には
このように通すか、鉄塔などにより上を渡すか、
河川の下に潜らせるかするしかない。

「無線」という方法も無いではないけれど。



さて、その橋には人や車や動物以外に、
一体何が渡っているだろうか。
(「橋を渡る配管たち」おわり)
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2021年07月01日

灯油焚きのFF暖房機だ

ホールに、縦型のでっかいFF暖房機。


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とても目立つ位置だけれども、
強力に暖房してくれる代物である。



灯油コックを、施設利用者が勝手に触ることがないように
特製のコックボックス付の台に載せた状態で
据え付けられている。



給排気トップは真後にも抜くことができるはずだけれども
敢えて上の方にまで伸ばしてから、屋外に出している。


立派なカバーまでつけて、給排気管やトップ本体を隠してある。


結構な積雪が見込まれるゆえ、
雪に埋まって不完全燃焼になることがないよう
ここまで立ち上げておくのだろう。

ってことは、隣にある窓は雪没する前提?



裏側を撮ってみる。



21070102.JPG



縦長の暖房機なので、転倒防止措置として
頂部を金物で壁支持してある。


給排気管用のカバーには
内部に熱が籠もるのを防止するために
通気穴がたくさんあいている。



屋外には、灯油タンクが据えてあった。



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コンクリート管4本を束石代わりに埋めて基礎にしてあるようだ。


もちろん内部にもコンクリートを詰めて、
アンカーボルトを埋め込んである。


床の高さや、暖房機本体の高さなどを考慮して
落差で給油可能になるように、タンク本体の高さを調節してある感じ。



タンク下部には、塩ビ管が伸びている。


給油用には、径8mmの被覆銅管が使われているはずなのだけれども
それを保護する意味で、塩ビ管が使ってある。

どこかにコック開閉用の点検口が作ってあるはずだ。



ひと冬に何件か、
灯油ドロボーの小さな記事が載る。


この手の灯油タンクから出ている被覆銅管なんて
すぐに切断できてしまうから、
灯油を盗んでいく輩が多くはないとは言え存在しているのである。



寒い朝、ストーブにエラー表示が出ていて
何ごとかと思ったら「油切れ」。

そんなはずないのに、先日給油したばかりなのにと思って外に出てみたら
灯油管が切られてタンク内の灯油がすっかり盗まれていた……
なんていうことになると、ショック極まりない。


だから防犯対策は、無いよりはあったほうが良い。



玄関の鍵も、閉めなくったって必ず空き巣が入るわけじゃないけれど
閉めておくに越したことはないように
灯油もね、っていうことだ。



盗んでいく人が悪いんだけれども、
一定数そういう人が存在するのだから
自衛できる部分は、しておいたほうが無難。


ま、そういうことだ。


こういう細工をするにはカネが余計にかかるから、
あとはそれぞれの考え方次第かな。




「暑い季節でも、露出の多い服装で出歩きなさんな」


若い女性に対して、こういう「忠告」をする人がいると

「女性は何も悪くない。自分の好きな、キレイに見える服装で出歩く権利がある。
 悪いのは痴漢など性犯罪をする輩なのだから、女性に対して服装云々を言うなんて
 とんでもない」

そんな批判が、必ず出てくる。



そう。その通り。間違っちゃいないと、ワタクシも思う。


けれども、そういう「悪い輩」は、居ないのが理想なんだろうけど、
やっぱり居るわけ。

日本には「大量に」「そこかしこに」居るわけじゃないから、
露出の多いセクシーな格好をしていたからといって
絶対に性犯罪の被害に遭うということはない。
遭わないことのほうがフツーだろう。

けど、ほんのちょっとだけだろけど、
リスクが上がるんじゃないかな。

だから、それを予防できるものなら、しておくほうが
よりリスクを下げることになるんじゃないかな。



灯油ドロボー対策も、そのくらいの感じじゃないかな。

だいたい、盗まれはしないんだ。
でもごくたまに、盗まれてしまうことも無いわけじゃない。



あとは、自分がそのリスクをどう判断するか、
どう対策する(しない)かを選ぶ、ということに尽きるのだ。


あまりにも過剰な反応もどうかとは思うけれど、
まったくの無防備ってのも、考えものなんじゃないだろうか。



FF暖房機の横に、木で作られた、楽団。

21070104.JPG

ほのぼのとした、良い感じである。


世の中、性善説で成り立つんだったら、
どんなに良いことだろう。
(「灯油焚きのFF暖房機だ」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(2) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする