2021年06月25日

ここにも居たのか義経殿

『義経伝説』なんてものがあって。


今から800年以上も昔の出来事なのだけれど、
いろいろな物語の中で息づく、九郎判官源義経。



兄頼朝に追われ、東北から北海道へ、更に大陸に渡って
チンギス・ハーンとしてモンゴル帝国に君臨することとなった、
などの物語が存在している。
史実云々は一切抜きにして。



なんと、北海道東部にも、その足跡というか何というかが
残されているのである。



北海道本別町


町内に 本別公園 が整備されているのだが
公園にひときわ目立つのが 「義経の館」 である。


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この地に、義経と弁慶たちが逗留していたという伝説(?)を元に
建てられているのである。



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義経の家紋である笹竜胆が堂々と掲げられている。



「資料室」と称する部屋には、義経らの像が並べられ、
伝説が記された小冊子などが置かれていた。


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歴史資料的な価値は一切無いはずではあるが
面白いというか何というか。


ここまでやるか、という感も無くはない。



裏側には池が築造されていて
そちら側にも笹竜胆。


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電気の照明器具や、換気用のフードや、非常ベル、
ガラスやサッシや鉄の手すりなどはご愛嬌。

そもそも、鉄筋コンクリート造だし。



それっぽい雰囲気が出ていれば
良いのである。


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考古学的価値だとか、そういうものを求めている施設ではないのだから。



館の裏手にある、池。


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かぶと池、と称する。


兜の形、なんだそうだ。


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ボートなんかに乗ることができて
楽しい公園として遊ぶ場所なのである。



広場、キャンプ場なども整備されていて
広い広い北海道をドライブして回る場合に
宿泊地の候補の一つとして採用可能な場所でもある。



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冬は寒くてダメだろうけれど、
暖かい時期であれば、爽快な北の空気を味わうことができよう。



ただ、北の大地をナメたらダメである。
朝晩は、かなり冷え込む時がある。
それが何月であったとしても。



何月頃は、だいたいこんな気候



旅行ガイドなんかには、そんな情報も載っているものであるが、
北の大地ではあまりあてにしないほうが良い。


統計的に平均すればそうなのは間違いないのだけれど
日によって、年によって、変動がものすごく大きい。


週間予報なんかがあったとしても、
目的の日の気温予想なんかも毎日みるみる変わっていく。


低気圧や前線の動きなどで大まかなことはわかるのだけれど
ほんとうのところは、実際になってみないとわからない。



・夏なのに、すんごく寒くて風邪ひいた

・北海道は涼しいと思ってたのにむちゃくちゃ暑かった

・長袖を持っていくべきだった

・暖かい衣類も持っていったけど、全く不要だった



それらは、たまたま行ったその日がそうだっただけなのだ。

口コミなんかは、話半分に見ておくのが良かろう。


ああ、そういう日もあったんだなぁ。くらいに。



一期一会の体験。


それが、北の大地(に限らず、本来、旅とはそういうものだ)の楽しみ方なのである。



さて、義経伝説の地は、いかがであろうか。



なかなか、行くのは大変なのだけれど。

とにかく、距離があるから。どこから行くにしても。
(「ここにも居たのか義経殿」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする