2021年05月20日

石造りの倉庫を店舗にするなら

古い建物をリノベーションして使うってことは
良くやられていること。



石積みの倉庫なんかを
小洒落た飲食店舗にするのなんか、
雰囲気出ていいじゃん?



もちろんメインエントランスは小綺麗に装うのだけれど、
せつびに関わる者としては、むしろ側面や裏面が気になる。


21052001.JPG


調理するから、プロパンを置くんだね。



ガス管を貫通させるくらいの孔だったら
開けても大丈夫そう。



でも、換気用のダクト孔になると、
ちょっと大きすぎて石積みに負担がかかってしまう。



あ、都合の良いことに、上部に窓があるね。


ということで、ダクトが通してある。


21052002.JPG


窓の開口部をパネルで塞いで、
そこにダクトを貫通させるという細工。



暖房機か給湯機かは定かではないけれど
FFの給排気トップも同じパネルを貫通している。



なるべくFFの排気と干渉が少なくなるように
ダクトを心持ち(45度)下方に曲げてあるようだ。


元は、鉄格子でもはまってたのかしらん。



21052003.JPG

窓という窓がパネルで塞がれ、
内部空間と外界との貴重な接点になっている。



無闇矢鱈と孔を開けたら、崩れちゃうからね。



照明用のケーブルを通す孔くらいは
開けたようだけれど。



朱塗りの鉄扉は、開けっ放しでも画になるから
これで良いよね。



強風でバタンバタン動かないように
何らかの細工はしてあるのだろうけれど。



むか〜しの建物を利用した店があると、
そんなところが気になる、今日この頃。
(「石造りの倉庫を店舗にするなら」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする