「ロスナイ」は三菱電機の商品名で、
一般名詞で呼べば「全熱交換ユニット」なんだろうけれど、
実際に三菱電機の製品がついているんだから問題なかろう。
天井カセット形の本体には、
給気ダクトと排気ダクトが接続されている。
ダクトの伸びている先が、外壁側だ。
本体には天井面に合わせたパネルが付き、
給気と排気とが全熱交換されて室内の換気が行われる。
木造の建物だから、
機器やダクトは木材から吊られている。
床板から直接吊るには強度的に不足だから
根太間に鋼材を渡し、
そこから吊る格好になっている。
配管やらケーブルやら、
縦横無尽に走っている中、
本体と天井パネルの空間を確保している。
上の機器よりも、
少し小型のやつ。
小型だから、スペースも小さ目で済む。
ケーブル類の支持、
なかなか大変だ。
これらを後日改修するとなると、
どのケーブルが何なのか判別しづらいから
なおのこと大変だろうなぁ。
(「天カセのロスナイ」おわり)