2021年05月03日

エアコン室内機サイズの変化

とある、商業施設の天井にて。


更新されたとおぼしき、エアコン室内機が見える。


21050301.JPG


長方形のパネルに、
正方形の室内機パネルが取り付けられている、
そういう状態。



更新前の室内機サイズは、
一回り大きな長方形のサイズだったから
その天井開口部を塞ぐために
こういう造りになったわけだ。



天井カセット4方向吹出形の室内機は、
かつては125形までは正方形、
140形以上は長方形であったことと思う。


熱交換器や送風機のサイズ的に、
能力の大きな室内機は本体サイズを大きくせざるを得なかったのだ。


しかし、たゆまぬ製品開発の結果、
現在ではその能力でも同サイズで実現できるようになった。


能力の小さいものでは、
一層小さなコンパクトタイプのものも出てきた。



以前の室内機は、筐体も金属製で重量があったけれど
現在は樹脂部分の割合がたいそう増えて
かなり軽くなってきている。



世界の多くは「重厚長大」指向であるのに対して
日本では「軽薄短小」である……と言われたものであるが
現在でもそれは続いていて、
設備機器に関しては、やはり良いことであろう。


天吊のモノが軽くなるのは、
安全上も好ましいことだし。


室外機のサイズも、だいぶ小さくなった。



小ささを追求するあまりに能力や効率が減少するのはいただけないが
それらを維持した上での小型化は、今後も期待したい。



あとは、デザインかな。


もちろん年々改善されていているのだけれど
他の分野の製品と比べると
設備機器のデザインって、なんか周回遅れなような気がする。

とても主観的な勝手な感想で申し訳ないけれど。


優秀なデザイナーさんが、どのくらい配置されているものか
どなたか、ご存知ではないですか?
(「エアコン室内機サイズの変化」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする