2021年05月31日

ピットの中の給排水管

トイレのピットに、潜ってみよう。



そこには、配管たちがたくさん並んでいる。


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ねずみ色のは、塩ビ管。
排水管として使用されている。


黒いのは、給水管。
鉄パイプなんだけれど、
結露して水滴まみれにならないように
保温材が被せてあって、更に防水布で巻いてある。

この黒い保温外装は、最近では使わなくなった。
こうやって、螺旋状に布を巻いていくのは
えらく手間がかかるし、時と共に緩んできたりするし、剥がれてきたりするし。

ピット内の排水管は、ふつうは保温しない。



配管吊金物が、サビサビである。
近年では、ピット内の吊金物はステンレス製とするけれど
これを造ったときは、そうじゃなかったようだ。



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床上についていた衛生器具の位置を思い出しながら、
衛生設備詳細図のコピーを片手に眺めながら、
配管ルートを追っていく。



まあたいてい、図面とは違う位置に通っているんだが。

1m以内くらいの位置ズレは、ご愛嬌。
繋がりや分岐なんかが違っていても、まあよくあること。

図面に描いてある管が全く無かったり、
図面に描いてない管がいっぱいあったり、
それだって驚くほどのことではない。


だから、現地は調査せざるを得ない。


床点検口が歪んじゃって開かないとか、
委託費出せないから調査不要とか、
そんな理由で調査無し・既存図面だけを頼りに設計積算せよとの指令がある場合には
後から文句言わないでね、とあらかじめ念を押しておかなきゃならない。

「図面が間違っている」と怒られても、困るんだから。



ピットの外周貫通部には防水処置がしてある。

あの壁の向こうは土だから、貫通部の隙間から水分が流入してこないように
布を詰めたりモルタルを詰めたり、いろいろする。
水密装置もあるけど、結構高価だ。



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場所によっては、排水管表面にも結露の水滴がついている。

ピット内だもの。湿気は高いよね。

だからこそ、金物類は錆びる、錆びる。

スラブ面まで湿っている感じなのは、なぜ?
上部床の防水がダメになっているかなぁ。



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電線管やプルボックスも一緒に通っているけれど
そっちもところどころ錆びている。

概して湿潤環境であるようだから、やむを得ない面もある。



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排水管は、勾配がなくちゃ流れていかないから
適宜うまく傾きをつけて配管しなくちゃならない。

基本的に45度、90度の曲がりの継手しかないから
それらを上手いこと組み合わせて、勾配を確保する。


系統ごとに水を止められるように
給水管のところどころには、バルブが取り付けてある。

どの系統のバルブか、わかるように札がつけてある。
ただバルブだけついていたってわかりゃしないから
絶対につけておくべき札である。



図面を見れば、わかるじゃんって?

図面が合っていれば、ね。



勾配が必要な排水管と
水が抜けるだけのちょっとした傾きだけあれば良い給水管とは
たまにお互いが邪魔になることがある。


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給水管の保温材に、排水管が食い込んでしまっている。


配管を先にやって、保温はあとから行うから
めり込ませた状態に仕上げるのである。


いろんな職種の方々が入り乱れるから、
調整が難しいところも多々あって。



だから、そういうことなくキレイに納まっている現場があれば
そこに美を感じ、感動を覚えるのだ。
(「ピットの中の給排水管」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月30日

浦河の赤心社記念館

北海道浦河町に、ちょっと洋風の建物が、あった。



赤心社記念館 という。


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中も見てみたかったのだけれど、
常勤職員のいる施設ではないため
役場に連絡してわざわざ開けてもらわなくてはならない。


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なので、今回は内部見学は諦めて。

ここが主要目的だったら、何としても見るのだけれど
飽くまで「ついで」だったから。



明治21年に建てられ、いろいろな用途に使われ、移築され、
現在は資料館的な役割を担っているようである。


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明治初期に、北海道開拓を目的として日本各地から入植してきて
農業、牧畜、林業、商業、教育など、開拓に大いに貢献した、とある。



現代とて、たとえば愛媛から浦河までやってくるとして、
松山空港まで出てから新千歳空港まで飛び、
そこから陸路で2時間走らなければならない。


明治初期とあらば、そう簡単に辿り着くことは出来ず
陸路と海路を乗り継いで、何日かかったことやら。


故郷の地を離れ、(各々の出身地とくらべれば)極寒の蝦夷地に骨を埋める覚悟で出るとは
なんとも思い切ったことである。


北海道各地に「郷土資料館」的な施設が存在しているが、
それらに共通して見られるのは、開拓期の困難さ、苛烈さ。


現代社会に生きる人間が、とうてい耐え得るとは思われない
数々の試練を乗り越えて今の「北海道」を形作ってきたことがわかる。



もちろんそこには、先住民であるアイヌ民族はじめとする諸民族に対する理不尽な行為や
日本各地で食い詰めた者たちがやむにやまれず開拓民として投入された悲惨や
囚人を動員した強制労働による土木工事など
負の側面も多く内包している。



いろいろな過去の経緯があって、現在がある。



それは、一人の人生然り、国の歴史然り。
決して綺麗事だけではないし、といって全てが悪事であるわけもない。

この類の施設は、そんな事どもに思いを馳せる材料の一つである。



さて、側面を見ても、「せつび」的なものは一切見られない。


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ちょろっと寄っただけで、あんまりじっくり見渡さなかったのは
今思えばうっかりであった。


裏側も、見ておくべきであった。


当時のことだ。
石炭か薪のストーブくらいしか、無かったに違いないのだが。

現在であれば、灯油ストーブくらいは
置かれているのかもしれない。



戦時中には、援農活動として学徒動員されていたとか。


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現代は、ほんとうに恵まれた時代である。


今後はどうなるのか、わからないけれども。
(「浦河の赤心社記念館」おわり)
posted by けろ at 13:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月29日

外壁フードのデザイン

とある住宅に目が向いた。


建て売りではなくて、建築家が入った注文住宅かな? という感じの。



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おお、セルフードじゃない換気フードがついてる!



何の指定もなければ、
外壁につく換気用フードには 既製品 を使うのだけれど
デザイン上の要請があって
このような造りにしたんだろう。



室外機、ガスメーター、盤の部分も
外壁を凹ませてあって
そこに設備がつく前提の造りとなっている。

敢えて外壁色にしないで
真っ白にしたのにも、何らかの意図があったんだろう。



設備のことを全く考えていなくて、
いかにも後から取って付けたような造りになっている建物も
少なくない。


そんな中で、建物の機能として「設備」がある前提で
全体の中にうまく取り込もうと思うと
意外に手間がかかるものだ。


最初から意図しておけば何てことはないんだけれど
施工の段階になってからでは
段取り的にも費用的にも手遅れとなりがちだ。



たまにこういう「配慮」(その手法の好き嫌いはあるかもしれない)が見て取れると
設備に関わる者としては、なんか嬉しく感じるものなのである。



いわゆる「設備」に対する一般的な傾向として、
特に気にならない、存在に気づかない方が大多数であることは
重々承知しているのだけれど。
(「外壁フードのデザイン」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月28日

樋にも凍結防止

軒先から、樋に向かって
黒いケーブルが伸びている。



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見ての通り、外は寒そうだ。

屋根からの雪が、徐々に凍っていく、そんな季節。



そのままじゃ、樋が壊れてしまうから
ヒーターで凍結防止を図っている、
そんな様子なのだろう。



樋上部に乗っかっている雪と氷を見ると
力不足? という気もしなくもないけれど
建ってから何年か使っているようだから
まあ大丈夫なんだろう。



向こうの外壁についている換気フード、
氷柱がついているものと、ついていないものと。



湿気を含む排気か、そうでないか、
そんな違いが出ているのかもしれない。
(「樋にも凍結防止」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月27日

すんごく太い柱?

なんか、この柱、
すんごく太くない?


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このフロアに何本も立っている他の柱に比べて
やたらと太い気がするんだけど。



そうそう。柱っぽく見えるけれど
そして実際に柱も立ってはいるんだけれど
柱以外のモノも、収められているのだ。



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よぉく見ると、壁面には排煙の操作部がついている。


天井面には、防煙垂壁があって、
ちょっと暗いけれど、左上には排煙口がついているのがわかる。


となると……?


この部分には、柱とともに
排煙用の太い縦ダクトが収められているのであった。



既存図が無いと、なかなか分かりづらい。ってか、わからない。



そして、得てして、満足な既存図が保存されていなかったりするんだよなぁ。
(「すんごく太い柱?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 排煙設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月26日

フリーアクセスにしたものだから

とある、執務スペースの窓際には
ペリカウンターが設けられていて、
その中に、ファンコイルユニットが納められている。


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床置隠蔽形で、カウンターの下部のスリットから吸い込んで
窓台の面から吹き出す、そういうタイプ。

(前面のパネルは、外してある)



なんだけれども、当初設置されたときには無かったものが
増設されている室なのだ。


フリーアクセスフロア、である。



ほんの少しだけ、床面を上げたのだけれども
そうすると、ペリカウンター下部のスリットが
完全に床下になってしまう。


そうなると、吸込口がなくなってしまう。



それじゃあ困るから、
床面に吸込みパネルを設けて、
そこからファンコイルに空気が流通するようにしてあった。


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パネルを外すと、
もともとのPタイルが見えてくる。



既存の建物でフリーアクセスフロアにする場合、
室の大部分は規定の脚やパネルを並べていくだけで良いのだけれど、
設備機器などが外周に配置されていると
こんな支障が生じてくることも有る。


で、規定のパーツだけじゃ済まなくなるから
平方メートルあたり幾ら、という概算から加算されてくる部材に
意外に費用がかかってくるものだ。


元々ついている「せつび」にもある程度意識を向けておくと
うっかり安めに概算を見積もってしまって
あとから予算追加ができなくて悩む、なんていうことが
減るかもしれない。
(「フリーアクセスにしたものだから」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月25日

足寄町のマンホール蓋

北海道足寄郡足寄町


「あしより」でも「あしき」でもなく、「あしょろ」と読む。


北海道東部にある町である。


平成の大合併で各地に広大な市町村が誕生するまでは、
全国で一番面積の大きな市町村 であった。


現在は岐阜県高山市などに抜かれ、全国6位の面積となっている。

ただし、「町」としては未だ1位の座を確保している。

人口は この40年で半減 し、過疎化と高齢化が進んでいる。



市街地で見かけたマンホール蓋には、その中央に町章があって
全国各所で見られる一般的なデザインであった。


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上のほうに書いている「T-14」から、耐荷重14トンの蓋であることがわかる。



昨今は、マンホールをいろいろとデザインするのが流行りになっているので、
この地にも独特なご当地マンホールが存在する。


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町の公式マスコットキャラクターである アユミちゃん のイラストが描かれている。


足寄だから、足。

とてもとても個性的な、キャラクターなのである。

手(足なのに!?)に持っているのは、ラワンぶき

町内の上螺湾(らわん)地区に自生する、巨大なフキ。

高さ3メートル、茎の直径が10cmにもなるという、樹木のようなフキである。
デカイが、食える、旨い。そんなフキ。



アユミちゃん蓋には、カラー版もあって。


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なんか、町内をよく探せば、
別バージョンや、ポケモン蓋もあるらしい。



現在のアユミちゃんは2代目なのだが、昨年初代が 発見され、今年から再度活躍を始めるのだとか。


いろんなストーリーづくり、誰がやってるんだろうね。
(「足寄町のマンホール蓋」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月24日

ボンベよりバルク

LPガスのボンベが10本も20本もずらずら並んでいる様子も良く見かけるけれど
大きなタンクもだいぶメジャーになってきた。


ガス用のバルクタンクである。



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ボンベ交換の手間がかからないし、
なにせ容量が多いから、場所も取らない。


タンク自体はでっかいから、
目立つっちゃ目立つけれど、
ボンベずらずらだってすごく目立つから
どっちがマシか、どっちが好みか、っていう感じだろう。



ねずみ色の規格のボンベと違って色を塗れるから
それもメリットかもしれない。
(「ボンベよりバルク」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月23日

BOSSと同列? 室外機

大きな室外機と、中くらいの室外機とが
BOSSと並んで置かれている。


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同列、なのか、
BOSSが室外機たちを従えているのか、
でっかいダイキンの室外機がBOSSの更に上司なのか……。



基礎も綺麗だから、
新任のBOSSが後から派遣されてきたんだな。


古参のスタッフは、ちょっとバツが悪いかな。
(「BOSSと同列? 室外機」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月22日

換気フードずらずら

タレントの顔写真は、証明写真のような正面からの真面目無表情なんてことはなくて
たいてい少し上体をひねって撮影されている。


人によって、顔の右側面を見せたいとか、左のほうがいいとか、
そんな注文もあるようだ。



建物には、やっぱり見せる側と見せない側とがあって、
正面はやはり綺麗に見せたくって、
邪魔な「せつび」を極力見せないようにという注文がなされることが多い。



すると、側面とか裏面とか、
あんまり見せない部分に設備モノが集中するのである。



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主として換気用のフード類が
所狭しと並んでいる。


給排気トップも混在しているから、
給気用フードとは近づけないように気をつけなくてはならない。



フードのサイズも、大小さまざま。


色は、敢えて外壁色にしないで、
製品そのまんまになっている。



屋内の空気流通は、
すべてこの面から行われているのか、
他の面も利用されているのか、
ぐるっと回ってみないとわからないな。



換気の要らない建物はないのだから
「どこから」というのは、いつだって考えどころなのだ。
(「換気フードずらずら」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月21日

室外機の集合住宅

冷暖房ともエアコンだけで済ませている建物は多い。



エアコンの数が多くなれば、
それだけ室外機の数も多くなるので
ずらっと並ぶ場所が出てくる。



床置形ならば、屋外のしかるべきスペースだったり、
屋上だったり、バルコニーだったり、
そういうところにズラッと並ぶし

壁掛形だったら、集合住宅よろしく、壁面にこれまたズラッと並ぶことになる。


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EHPと書いてあるから、空気熱源ヒートポンプパッケージということになろう。

GHPと書いてあれば、ガスを燃料としたガスヒートポンプである。



「集合住宅」っぽく、どのように並べるかというのも
なかなか難しいところがあって。


外壁の凹凸に、架台をいろいろ組み合わせて
本体サイズや各機間の離れも考慮しながら
並べていくこととなる。



エアコンメーカーや関連会社が出している架台セットを使うのか、
鋼材で必要な強度が確保できるように作るのか。



上は積雪寒冷地で撮ったものだけれど
防雪フードがついていないところを見ると、
冷房専用のエアコンかもしれない。


暖房にも使うなら、吹雪などの際に雪氷が入り込みにくくなるように
防雪フードを吸込み側・吹出し側それぞれに取り付けるほうが望ましいから。

当然、コストがアップしてしまうけれど。



冷房専用の場合には、
冬季には養生カバーをかけておいたほうが良い。

雪氷が入り込んで、凍結して、機械を壊してしまうから。



また、上のように何段にも積んだ場合、
上段の室外機から垂れた水や雪が下段の機械にかかって
それが氷結してしまい、やはり機械を壊してしまうこともあるから
ほんとうは上下段に積まないほうが望ましい。



設備系って、「望ましい」ことは多いのだけれど
いろんな原因(主にスペースとコストと外観)から
「やむを得ず」望ましくない状況になってしまっていることも
少なくない。



集合住宅は一軒家と比べるとご近所との兼ね合いで
トラブルが生じやすいものだ。
大勢密集していると、どうしても、ね。


室外機の集合も、ちょっと似てるかも。
(「室外機の集合住宅」おわり)
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2021年05月20日

石造りの倉庫を店舗にするなら

古い建物をリノベーションして使うってことは
良くやられていること。



石積みの倉庫なんかを
小洒落た飲食店舗にするのなんか、
雰囲気出ていいじゃん?



もちろんメインエントランスは小綺麗に装うのだけれど、
せつびに関わる者としては、むしろ側面や裏面が気になる。


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調理するから、プロパンを置くんだね。



ガス管を貫通させるくらいの孔だったら
開けても大丈夫そう。



でも、換気用のダクト孔になると、
ちょっと大きすぎて石積みに負担がかかってしまう。



あ、都合の良いことに、上部に窓があるね。


ということで、ダクトが通してある。


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窓の開口部をパネルで塞いで、
そこにダクトを貫通させるという細工。



暖房機か給湯機かは定かではないけれど
FFの給排気トップも同じパネルを貫通している。



なるべくFFの排気と干渉が少なくなるように
ダクトを心持ち(45度)下方に曲げてあるようだ。


元は、鉄格子でもはまってたのかしらん。



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窓という窓がパネルで塞がれ、
内部空間と外界との貴重な接点になっている。



無闇矢鱈と孔を開けたら、崩れちゃうからね。



照明用のケーブルを通す孔くらいは
開けたようだけれど。



朱塗りの鉄扉は、開けっ放しでも画になるから
これで良いよね。



強風でバタンバタン動かないように
何らかの細工はしてあるのだろうけれど。



むか〜しの建物を利用した店があると、
そんなところが気になる、今日この頃。
(「石造りの倉庫を店舗にするなら」おわり)
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2021年05月19日

本別町のマンホール蓋

北海道中川郡本別町


北海道の東のほう、道東(どうとう)と呼ばれる地域にある町である。



通過するだけでは勿体ないので、
ちょいと停車くらいはしてみようか。


ま、時間がちょこっとだけ許すから、いいでしょ。



もちろん、地面にはご当地マンホールが埋まっている。


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町章を中央に配し、上部に「汚水」、下部に「下水道」と記してある
たいへんオーソドックスなもの。



町の花である、エゾムラサキツツジを配したカラー蓋も見つけた。


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こちらは、ひらがな表記。



町独自のものではないのだけれど、
周囲の地盤が下がって浮き上がってしまった
コンクリート桝も、見つけた。


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段差が出来ちゃってあんまり望ましくはないけれど、
カネかけて直すのもなかなか大変だし。


少しずつ、少しずつ周囲が下がっていったから
そして何十年もかけて見慣れてしまうから、
地元の人にとっては気にならないことだろう。


自動車の動線なら放って置けないけれど
人が歩く、しかも細い動線だったら、
まっ、いいか、というのもアリかな。
(「本別町のマンホール蓋」おわり)
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2021年05月18日

窓下の巾木ヒーター

広いガラス面があると、
寒い冬の時期には結露してしまうことがある。


そんなとき、
窓下の部分にヒーターを配置してやると
結露やコールドドラフトを緩和・軽減することができる。



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「巾木ヒーター」などと呼ばれるけれど、
ほんとうに巾木としての役割を果たしているわけではなくて。


巾木くらい背の低い(実際にはもっと高さがある)薄いヒーター
くらいの感じで呼ばれる。



たまーに見かけるのだけれど、
どうです?

見たこと、あります?
(「窓下の巾木ヒーター」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月17日

廃止直前の静内駅の記録

旧JR静内駅。



JR日高線が2021年春、鵡川以南で廃止となったため
現在は「旧」静内駅だ。



その廃止直前の姿を、記録しておく。



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比較的新しい駅舎。

駅舎とその他の施設(案内所など)が一体となった建物。

ぽっぽ を名乗る観光情報センターや
バスターミナルとが一体化している。



2015年以降の台風や高波により線路などが損傷して以降
営業運転が再開されることがないまま、鉄道駅としての役割を終えた。


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もともと「静内町」であったのだが、隣の三石町と合併して
「新ひだか町」となった。


それゆえ、駅前のモニュメントには「SHIZUNAI」との文字があるが
その下の花壇には「新ひだか町」と表示されている。


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廃止後いつまで残されているかわからないから、
ホームも撮っておこう。


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かつては急行列車も運転されていたというのだが
もはやそんな面影はまったくない。


それどころか、もう5年以上も鉄道が走っていなかったから
雑草も生え放題、鉄路はサビサビである。



いくつもの分岐があって、
ここが日高線の主要駅のひとつであったことを窺わせる。


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日本全国の鉄道のうち、
現在も活発に利用されているのは一部に過ぎない。


多くは、閑散と、ひっそりとしているのだ。


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運賃表。


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苫小牧から様似までの長大路線だったのだけれど。



2015年以降、鉄道事業として廃止される以前から
「代行バス」と称して、駅間を結ぶバスが運行されていた。


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事実上バス転換されていたのだけれど、
2021年春に、それが正式決定された、というだけの話である。



バスの運行には、鉄道ほどの経費がかからないから
まあ、それなりに走っていた、と言ってよかろうか。


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正式にバス転換された後、
元々運行されていた都市間バスとともに
新たに路線が再編 された。


いずれにせよ、鉄道で採算を取ることが不可能な地域であった。
新バス路線がうまく機能して、
地域経済とともに観光の利便性も高まれば良いのだけれど。
(「廃止直前の静内駅の記録」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 交通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月16日

大きな灯油タンク、どこに置くか

寒冷地で灯油を使う場合には
どこかに「灯油タンク」を置くことになる。


大きなものになればなるほど、
その置場をどうするかが課題になる。



建物の意匠との兼ね合いで
あんまり目立つ場所には置きたくない。

可能ならば隠したい。



でもあんまり奥の奥、道路のアプローチから遠ざかった場所だと
給油のときに困る。

せめて、タンクローリーのホースが届く範囲でなければ。



傾いたり倒れたりしたら危ないから、
堅牢に固定できる場所のほうがよい。



貯油量が多い場合には
防油堤を巡らせる必要もある。



目立つ危険物看板も取り付けなければならない。
存在をアピールしなくちゃならないから、
目立たせなくちゃならないから、
目立っちゃって、デザイン上いやだ。

(って言うのは、たいてい意匠屋さんで
 ワタクシなんかは「見せれば?」って感じ)



消火器も置かなくちゃならない。



屋根からの落雪で破損したり埋まったりするような
場所でも困る。



「危険物」なので、
各地の火災予防条例なんかで
建物や隣地からの離隔距離や
隣接する外壁仕上げや開口部の制限が
生じたりする。



カネに糸目をつけないのであれば、
地下埋設にしたり、屋内設置にしたり、
やりようはある。

けど、そんなこと(カネが余ってる)は
まず無い。



などなど、ただポンと置いておけば済む、
という感じにはならないのだ。



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通り道でみかけた、灯油タンク。



結構大きなもの。950Lとか、
ギリギリ指定数量以下のやつ。


指定数量を超えるといろいろ面倒なことになるので
可能ならばそれ以下に収めることが多い。



躯体を防油堤と兼ねていて、
手前の開口部には木製フェンスで目隠しできるように
なっているのかな。


危険物看板は、あんな奥でOKが出たのかな。



表面がぼちぼち錆びてきているな。



……とにかく、
いつだって悩ましい、
灯油タンクの置き場所。



寒冷地に行ったら、
見てみて欲しいのだ。


いろいろあって、面白いから。
(「大きな灯油タンク、どこに置くか」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月15日

新ひだか町のマンホール蓋

北海道日高(ひだか)地方にある 新ひだか町


「新」があるからには「旧」もある。
日高町 は、漢字表記だ。



静内(しずない)町と三石(みついし)町との合併によってできた新しい町。

馬と桜と昆布で、観光ガイドなどに紹介されている。



通りがかりに停車したところには、
旧静内町時代のマンホール蓋があった。


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旧町章が中央にある蓋。



別の場所には、桜並木をデザインした蓋もあった。


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おすい SHIZUNAI と表示されている。



町内には、きっと「みついし」という蓋もあるのだろう。
目にする機会は無かったけれど。



たいていのマンホール蓋は、
一期一会だ。


ほんとうに、その日、その時、
たまたま巡り合った蓋。



だから、目にした際には、思わず撮ってしまう。



近くの国道には、国の蓋。


21051503.JPG


国土交通省北海道開発局 と書いてある。



いろんな蓋があって、みんないい。



蓋巡りは、やめられないな。
(「新ひだか町のマンホール蓋」おわり)
posted by けろ at 11:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月14日

えりも町郷土資料館

どこの地に行っても、
事情が許すならば、その地の「郷土資料館」的な施設には
足を運ぶようにしている。


なぜって?


その地の歴史に触れることによって
そこで育まれたさまざまな事象をより深く知り
現在を見据え、未来に思いを馳せるため……なんて高尚な目的は
もちろん「無い」。



単に、面白いから・楽しいからに決まってる。


そういう趣味なのだ。それに尽きる。



さて、えりも町に行ったのだから
そこでも同様なのであって。


21051401.JPG


木造の古めかしい建物であることも多いのだが
ここでは鉄筋コンクリートの比較的新しい(古い木造に比べれば、でしかないが)
建物が、資料館であった。



入口脇に、何の説明も飾りも意味もなく、
鹿の頭部が引っ掛けてあった。


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FF式温風暖房機の給排気トップをガードする金物が
鹿角の据付金物として利用(?)されていた。


まぁ、燃えるもんじゃないから危険ではないのかも知れんけど。



また、横の方の引っ込んだところには、
灯油タンクやら、地上ころがしの灯油配管やら、
特製らしき換気用フードやら、
そんなものたちもひっそりと存在しているのだけれど
おそらく普段誰にも見られることはないだろう。


21051403.JPG


施設の愛称を「ほろいずみ」としているようである。


21051404.JPG


幌泉郡えりも町 だから、その郡名を冠しているようだ。


もっとも、北海道の町村において、「郡」にあまり意味はない。
一郡一町 も多い。


他の都府県では平成の大合併によってそうなった地も多いということだが
北海道では元々そうであった地が多いはずだ。



この建物は、常設展示室と、水産の館展示室とで構成されている。



入口左手の常設展示室には、町の地質や歴史に関するものが置かれているのだが
緑化に関する展示が興味深かった。


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現在も継続して行われている植林活動によって
砂漠化していた地に緑が戻り、土砂の流出が抑えられ
豊かな海産物の育成へと繋がってきているという。



戦後すぐの頃は、「えりも砂漠」と呼んでも差し支えない
茫漠とした荒野であったというのだ。


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一度なくなってしまった植生は、
常に吹き荒ぶ強風のため自然には回復することなく、
人の手によって長い時間をかけて再生されてきたのだ。



雑多な生活用品類が、見ていて飽きない。


どこに行っても同じようなものが、でも若干異なっているものが、
所によっては整理され、
大部分はただ脈絡もなく並べられていることが多いのだけれど、
そこがまた楽しいところでもある。


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昔で言う古道具屋、今ならジャンクショップに足を踏み入れたような
えも言われぬ高揚感を持たざるを得ない。



西北海道と東北海道とがぶつかって、真ん中が盛り上がって、
現在の地形を構成している、らしい。


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両側からの圧力によって褶曲し、
地層は水平ではなく縦方向に積層している。



建物入口右手は水産の館展示室であって、
水産関係のものが多く置かれている。


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ごちゃごちゃ感満載だけれど、
それがまたイイのである。


コンブを縦に伸ばして展示してある部分は
結構な高さがあるのだけれど、
写真ではうまく表現できていない。


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襟裳岬から南東へ、日本海溝に向けて日高山脈の延長が見て取れる。


21051411.JPG


その先、海溝の東側には、
いままさに引きずり込まれて沈まんとしている襟裳海山があるという。



昔の居間は、
やっぱり寒そうだ。


21051412.JPG


風の強い地で、断熱もない板張りの家の中、
このストーブだけで凌がなくてはならなかった人たちについては
現代からは想像もつかない。


当時の人たちにとっては、それが当たり前だから
特殊とは思わなかったのであろうけど、
現代人は、まあ、生きていけないレベルじゃないかな。



ボイラー室や、壁面ガラリがあるけれど、中は見られない。
見られないのが普通だし、
一般に見せるようなところじゃないんだけれど、
どうせなら見られたらいいのに。


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公共の子供向け施設なんかだと、
敢えて機械室内を見せる造りにしてあるところもあるようだけれど。



展示台として流用されている、ファンコンベクター。


21051414.JPG


露出型でも良かったんじゃ?



天井埋込形も設置してあって、
とにかく暖房は強力にしたかったなじゃないかと。


21051415.JPG


ただ、天井点検口が見当たらない。
てことは、ここの天井裏のファンコンは
ノーメンテ、手つかずということになる。


大丈夫? なわけないよね。

フィルターなんざ、ホコリコーティングされて
ほぼ詰まってるんじゃない?



これだけ見られて、入場無料。


「ご自由にお持ち下さい」なんてプレゼントも置いてあって
とってもオトクな、資料館なのです。
(「えりも町郷土資料館」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月13日

えりも町役場とマンホール蓋

北海道の南東端、
先っぽにある えりも町


その役場庁舎。


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なんか、立派な建物があるなぁと思ったら、
それが町役場なのであった。


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国旗と町旗が絶え間ない強風にはためく正面。

周囲にそんなに高層の建物が無い上に
高台に建っているものだから、
なかなかの威容である。



旗に記された町章は
マンホール蓋の中央にも描かれている。


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デザインマンホールも、ところどころに見られる。


21051304.JPG


波線で描かれる強風と、ゼニガタアザラシと、
黄金道路の組み合わせのようだ。



きらびやかで美しいから「黄金道路」なのではなくて
気候も地形も厳しくて、黄金を敷き詰めるくらいカネがかかった道路、
というのが名前の由来だという。


有名な襟裳岬をデザイン化したものでないところが
なかなかおもしろい。



折角なんで、江戸前ならぬ「蝦夷前」を堪能しようか、と。


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ランチのチラシセットが、豪華。

海鮮チラシとうどんのセットになっているのだけれど。


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これで野口さん2人って、
凄くない?



えりもの春うに が豊かな「うにつぶ丼」


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これだって、樋口さんにご登場いただくと
野口さんが戻ってくる。

歯ごたえ豊かで風味豊かなツブ貝のほか、
2種のウニがそれぞれの甘みを醸し出していて
なんとも表現しようがない。

豊かなコンブを食って育った連中なのだから
旨いに決まってるんだろう。


都内でこれを食するとなると
諭吉さんのお出ましを願うことになるのじゃなかろうか。



やはり襟裳には「何もない」なんてことはないのだ。

とっても豊かなのだ。



難点があるとすれば、距離かな。



Google Map さんによると、
新千歳空港から襟裳岬風の館まで、車で 181km、約3時間15分と出るから
北海道内の移動とすれば、まあまあ近めと言えなくもないのかもしれない。

東京都庁から静岡市役所まで、第2東名経由で 176km、約2時間20分と比べて
どうかな?
(「えりも町役場とマンホール蓋」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月12日

風の館が建っている

実のところ、襟裳岬には「何もない」なんていうことはない。


岬の絶景を、強風吹き荒ぶ環境下にあってさえ穏やかに眺められる施設が建っている。


その名も、風の館



他にあるのは岬そのものと、襟裳岬灯台と、漁家と、旅館が何軒か。


だから決して見落としたり、見誤ったり、見失ったりするような施設ではないのだけれど


とても、とても念入りに、その館の存在を表示してあるのだ。


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上の画像の中だけで、
一体何箇所の「風の館」表示があるだろうか?



館のアーチゲートの先にも、延々と表示が続く。


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いや確かに、アプローチは長いんだ。
長いから、「本当にここでいいのかな?」「入り口、こっちでいいんだよね?」
不安になることが無いように、
念には念を入れているに違いない。

そうだ。そうに違いない。


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とにかく、すごい。

これを見るだけでも、
訪れた価値があるというものだ(言い過ぎ)。



さて、シツコイくらいの表示を過ぎても、
施設本体入り口へのアプローチは続く。


でもあれだけ館名が連呼されていたのだ、
絶対にこの通路の先で間違いない、という確信は揺るがない。

揺るぎようがない。



で、安心して上部を見ることができる。

設備屋としての矜持である。



消火の配管と、各ダクトとが
アールを描く躯体に何とか追従しようとして
絶妙な線形を醸し出している。


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既製の45度エルボで処理しきれない局部は
加工管で接続してあった。


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全部これで良かったんじゃ? すっきりするのに。
って茶々を入れるのは、野暮ってもんだ。

設備施工者と監理者とのバトルがあったのかどうか
検査職員の眉間に皺が寄ったのかどうか、
いきさつは伺い知る由もない。



ようやく館内に入ると、
立派なノズルが出迎えてくれる。


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などと感じるのは、設備屋だけである。
誰も、気にしちゃいない。
存在にすら、気付きゃしないのだ。

でもワタクシひとりぐらい、愛でたっていいじゃない。



さて、件の展望スペース。
ガラス越しに、没入山脈がよく見える。


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小銭を投入せずとも観られる双眼鏡がいくつも据えてある。

あの岩塊のそこここに、ゼニガタアザラシが居るという。


写真とともに、「このへんに○頭います!」と表示されていて
どうやら毎時、館職員が状況確認をしているようだ。



そのあたりを探すと、
なるほど確かに居るじゃあないか。

肉眼で見てもさっぱりわからないけれど
双眼鏡越しだと、しっかりと確認できる。



やつらは、遠目だと大きさがわからないのだけれど
じつは結構でかいらしい。


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大谷翔平よりは小さいのかな。

ふふ、人類ナメるな。
って、ワタクシは負けてる。

だいたいもって、
こんな風の中、冷たい海には入ること能わず、だ。



岬の遊歩道から見上げると
断崖の上に建っている様子がよく分かる。


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良く建てたね。

基礎……は、まあ岩盤だから丈夫だよね、たぶん。

あの大きなガラスを据える際に
風に煽られて大変だったんじゃないだろうか。



景色以外のここのウリは、「えりも風体験」。


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でっかい軸流ファン(だよね?)による送風の
直撃を体感できるのだ。


最前列だと、25m/s なのだそうで。



感想は……「とにかく凄い」。



こういうのも「建築設備」という括りに入るんだろうかね。



もちろん、フツーの「せつび」も
そこかしこに存在しているから
しっかり眺めることができる。


21051211.JPG


まだこれが建った当時は
消火栓のランプにLEDは使われなかったであろう。



天井裏部分を隠すために、
ブラインドが使用されていたのが面白かった。


21051212.JPG


こういう使い方は、初めて見たから。


ボードを貼ったり、ルーバーにしたり、というのはよくあるけれど
この発想に至った人、なかなか柔軟な思考の持ち主ではあるまいか。



何もない?


いやいや、館があるじゃん。


そんな、襟裳岬。
(「風の館が建っている」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする