2021年04月17日

エアコンをちょいと増設、とはいかない

既存の冷暖房を更新して、
ちょいとエアコンを設置したいんだ。

そういうリクエストは、時々ある。



あるんだけれど、
「ちょいと」というには語弊がある。



結構、場所を食うのだ。



室内機は、天井吊・カセット形にすれば、
ひとまず床面積は取らないのだけれど
室外機はそうもいかない。


それなりの面積の冷暖房をするのであれば
相応の大きさ(そして重さ)の室外機が
たくさん並ぶことになる。



そして更に、結構、電力を食うのだ。



そもそも、電力の引き込みが足りるのか、
というところに始まるのだが
トランス容量も幹線容量も、
いきなり激増するわけだから
ぜんぶ増設しなくてはならなくなる。



トランス増量したキュービクルから
新系統のぶっとい幹線を引いて、
電源盤を丸々増設する。


21041701.JPG


元々並ぶ分電盤の脇に、
「エアコン室外機盤」を並べる。



エコアイスも含めて11台分の電源盤となっている。


21041702.JPG



室外機、室内機と、電源供給の他に、
天井やら壁やら、内装や躯体の改修も伴う。



「ちょいと」というには、ちと大掛かりになるものだ。


コンセント式の200Wの小形電気ヒーターを置くのとは
ワケが違うのだ。
(「エアコンをちょいと増設、とはいかない」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする