まあ味気ないといえば味気ないけれど、
エアコンだっていいんだけれど。
機械室で温水を作って、
ポンプで循環させて、
パネルヒーターで放熱するっていう、
温水暖房も、結構魅力的。
たとえば、カウンターの下に納めると
いい感じになる。
外壁・外窓側に放熱器を置けば
外皮負荷の処理には都合が良いのである。
椅子が置いてあるけれど
パネルがある分、脚を入れるにはちょっと邪魔かもしれない。
もうちょっと、パネルを外壁側に寄せて取り付けても
良かったのかもしれない。
でも、こういう納まりも、結構あったりする。
パネルの裏側の空間、
ただの空間に見えるけれども
床スラブの下には「梁」が存在していて
梁を縦に貫通させて配管を通すわけにはいかないから
こうなっちゃう。
パネルを壁付にするために、
柱脇にPSを設けたり、
温水の接続管をスラブ埋設にしたり、
床仕上げ面を1段上げて、床下空間に配管を通したり、
まあいろいろやれば出来るけれども
なにぶんコストも要することだから。
ここでは、こういう納まりで良しとした、
そういうことだったんだね。
(「温水パネルヒーターの納まり方」おわり)