その地を流れる、天竜川水系の松川に設けられた
長野県営の多目的ダムである。
堤高84.3mということで、
なかなかの威容を誇っているのである。
松川町という自治体が別にあるのだが、
そちらにあるのは 片桐ダム なので、紛らわしいかも。
大山脈に挟まれた地に流れる川だけあって、
結構な急勾配である。
ダムサイトの標高も高く、
689.403m と表示されていた。
「せつび」を追いかけるワタクシなのであるけれど
時々、こういう土木系の構造物も見に行く。
建築設備とのスケール感の違いが、
なんか、心地よいから。
どっちが良いとか悪いとか、そういう話じゃなくって。
超マクロスケールの宇宙論と、
超マイクロスケールの素粒子論とが関連しているように、
でっかい構造物と、ちっこい「せつび」とも
無関係じゃぁないんだから
どっちも楽しめるのである。
あちこち気になる、
落ち着きがないヤツと言われると、
まあ、否定する材料は全く無いんだけれど。
いいじゃん、それだって。
(「松川ダム」おわり)