2021年03月11日

瀬戸市のマンホール蓋

愛知県瀬戸市。


「せともの」という言葉があるくらいに、
瀬戸と陶器とのつながりは深い。


だから、瀬戸市の市章も 「土と壺」 となっている。

市章 とか 徽章 とか呼ばれることが多いように思うけれども
瀬戸市では「紋章」と記されているのが興味深い。


昭和5年制定というから、かなりの年代物である。


一瞬、病院関係かとも思われるが、
壺の中は十字ではなくて「土」の字であるようだ。



そういうわけで、
瀬戸市のマンホール蓋の中央には
この紋章が使われている。


21031101.JPG



が、紋章そのものではなくて
下水の「下」が加えられている。



紋章の周囲は、
市の木である「くろがねもち」と、市の花である「つばき」


非常によくあるモチーフである。



親子蓋も、同様。


21031102.JPG


子の部分が、上記画像と同じであって、
親蓋の部分は一般的な市販の亀甲地である。



小口径桝の蓋も、同様。


21031103.JPG


あいにくの雪混じりの天気で
ところどころ濡れており、
ピントがうまく合わなかったのはご愛嬌、
ということにしておいていただきたい。



雨水桝は……というと
「下」のかわりに「雨」が使われている。


21031104.JPG


わかりやすい!



この蓋は……?


21031105.JPG


どうやら、東邦ガス のもののようだ。

瀬戸市も 供給範囲 に入っている。


蓋中央にあるのは、
かつてのマークのようだ。
現在のコーポレートマークは違うものになっている。



消火栓の蓋は……


21031106.JPG


市の紋章そのままで、
「消」とか「火」などの文字は入っていなかった。



いろいろと奥の深い「蓋の道」である。
(「瀬戸市のマンホール蓋」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする